日本のパ・リーグはアジア各国にファンを持つことでも知られていますが、今後高まるインバウンド需要に合わせてパ・リーグのマーケティングを担当するパシフィックリーグマーケティング株式会社と、パ・リーグ6球団では様々な取り組みを進めています。
スポーツツーリズムなどで訪日客の地方誘致に重要なのは、まず「知ってもらうこと」。効果的なインバウンドプロモーションについてより詳しい資料のダウンロードはこちら
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【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
2014年より、パ・リーグ6球団主催試合のニュース映像を台湾、韓国に提供
日本国内ではプロ野球のファン人口が減少傾向にあり、これを受けて日本のプロ野球と親和性の高い台湾、韓国 におけるパ・リーグの認知度を高め、新たなファンを獲得するため、パシフィックリーグマーケティング株式会社とパ・リーグ6球団はパ・リーグ6球団主催試合のニュース映像を、メディアパートナーの台湾のテレビ局3社、韓国の現地代理店1社に提供 しています。
また、2016年1月には、FOXスポーツ台湾と3年間の放映権契約を結ぶ、年間260試合以上の公式戦を放送しています。なお、今後は中南米地域で放映権契約の拡大を目指す方針とのこと。
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テレビ東京関連会社ら、アジア圏の訪日外国人観光客向けの映像コンテンツ配信:スポーツ×地方観光で需要創出
テレビ東京コミュニケーションズ、GAORA、ネクストベースの3社は、平成28年(2016年)8月23日、インバウンド需要の創出を目的とした映像コンテンツの制作、配信および放送を共同事業として開始することを発表しました。この事業で制作、配信および放送される映像コンテンツは、アジア圏の訪日外国人観光客に向けて、日本国内でのスポーツ観戦と地域観光を組み合わせてPRする内容になっています。野球などの日本のスポーツの魅力を通じて、訪日外国人観光客を誘致することを目指しています。今回は、この共同事業プ...
2017台北國際觀光博覽會への出展
台北国際観光博覧会は台湾で開催される国際旅行展示会で、アジアでも最大規模の旅行展示会の1つとして知られています。
【2016年度版】アジア主要インバウンド市場5カ国編!国際観光見本市スケジュールまとめ
観光に関する情報や旅行関連用品を集めた展示・博覧イベントである国際観光見本市。インバウンドビジネスに従事する方にとっては、非常に重要な情報源となります。今回はアジアの中でも、インバウンド市場主要5カ国である中国、台湾、香港、韓国、タイの国際観光見本市をまとめました。2016年度のスケジュールでは、すでに終わってしまっている国際観光見本市もありますが、来年度のスケジュールの目安にご活用下さい。その他の地域の国際観光見本市のスケジュールについては以下の記事でご紹介しています。【2016年度版】...
パシフィックリーグマーケティング株式会社は、2015年よりブースを出典し、パ・リーグの観戦チケット付き旅行商品の販売、球団グッズのプレゼントなどをしています。パ・リーグには今年も5名の台湾人選手が在籍しており、台湾でも日本のプロ野球は認知されています。
訪日台湾人観光客に人気の観光地、札幌ドーム:陽岱鋼選手が人気の後押し
2013年度の来道外国人観光客数:国土交通省北海道運輸局企画観光部より引用国土交通省北海道運輸局企画観光部の資料によると、2013年度の統計では北海道を訪れた訪日外国人観光客は115万人でしたが、そのうち36%を占める41万人が訪日台湾人観光客でした。訪日台湾人観光客の人気観光地として組み込まれているのが、札幌ドームでの北海道日本ハムファイターズ(以下、日ハム)戦です。では、何故日ハム戦が人気なのかというと、台湾出身のスーパースターである陽岱鋼(ヤン・ダイガン)選手が日ハムの中心選手として...
※陽岱鋼選手は2017年からセ・リーグ巨人に移籍
今年5月の出典では日本の球場の雰囲気を実感してもらうため、VR(バーチャルリアリティー)でメットライフドームの雰囲気を味わってもらうイベントも実施しています。また、北海道日本ハムのマスコットキャラクターのB・B、オリックスのマスコットキャラクターのバファローベル、そしてパ・リーグのチアガールであるPacific League Girlsもステージでパフォーマンスを行い、会場を盛り上げました。
日本政府観光局(JNTO)が実施する「ビジット・ジャパン官民連携事業」を実施
これはパシフィック・リーグ6球団とパシフィックリーグマーケティング株式会社が、日本政府観光局(JNTO)が実施する「ビジット・ジャパン官民連携事業」において、プロ野球コンテンツを活用した訪日プロモーションを実施し、訪日旅行需要の喚起を図る連携事業で、具体的には下記の3点を実施しています。
- パ・リーグ選手が自身の本拠地のお勧め観光地や食事を紹介した動画・パンフレットの制作
- 台湾野球場での「Visit Japan Day」の開催
- 野球を見に行こう!をテーマにしたツアー造成
このJTBコミュニケーションデザインが制作した動画はCMとして台湾現地において80回以上放映。「Visit Japan Day」には、12,000名以上の来場があり、2,000万円以上の広告効果、訪日ツアーにおいて1,000名以上の訪日を達成 しています。
まとめ:スポーツ業界でもインバウンド需要を上手に取り組んで、さらなるファン獲得に動いている
インバウンドというと、その恩恵を受けるのは観光業界、宿泊業界、飲食業界、旅行業界だと思いがちですが、台湾人選手が多く在籍するパ・リーグにおいても、こうしたインバウンドによる新たなファン獲得、球場への動員へ上手に結びつけているというのは興味深いですね。
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<参考>
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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