日本のパ・リーグはアジア各国にファンを持つことでも知られていますが、今後高まるインバウンド需要に合わせてパ・リーグのマーケティングを担当するパシフィックリーグマーケティング株式会社と、パ・リーグ6球団では様々な取り組みを進めています。
スポーツツーリズムなどで訪日客の地方誘致に重要なのは、まず「知ってもらうこと」。効果的なインバウンドプロモーションについてより詳しい資料のダウンロードはこちら
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2014年より、パ・リーグ6球団主催試合のニュース映像を台湾、韓国に提供
日本国内ではプロ野球のファン人口が減少傾向にあり、これを受けて日本のプロ野球と親和性の高い台湾、韓国 におけるパ・リーグの認知度を高め、新たなファンを獲得するため、パシフィックリーグマーケティング株式会社とパ・リーグ6球団はパ・リーグ6球団主催試合のニュース映像を、メディアパートナーの台湾のテレビ局3社、韓国の現地代理店1社に提供 しています。
また、2016年1月には、FOXスポーツ台湾と3年間の放映権契約を結ぶ、年間260試合以上の公式戦を放送しています。なお、今後は中南米地域で放映権契約の拡大を目指す方針とのこと。
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2017台北國際觀光博覽會への出展
台北国際観光博覧会は台湾で開催される国際旅行展示会で、アジアでも最大規模の旅行展示会の1つとして知られています。
【2016年度版】アジア主要インバウンド市場5カ国編!国際観光見本市スケジュールまとめ
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パシフィックリーグマーケティング株式会社は、2015年よりブースを出典し、パ・リーグの観戦チケット付き旅行商品の販売、球団グッズのプレゼントなどをしています。パ・リーグには今年も5名の台湾人選手が在籍しており、台湾でも日本のプロ野球は認知されています。
訪日台湾人観光客に人気の観光地、札幌ドーム:陽岱鋼選手が人気の後押し
2013年度の来道外国人観光客数:国土交通省北海道運輸局企画観光部より引用国土交通省北海道運輸局企画観光部の資料によると、2013年度の統計では北海道を訪れた訪日外国人観光客は115万人でしたが、そのうち36%を占める41万人が訪日台湾人観光客でした。訪日台湾人観光客の人気観光地として組み込まれているのが、札幌ドームでの北海道日本ハムファイターズ(以下、日ハム)戦です。では、何故日ハム戦が人気なのかというと、台湾出身のスーパースターである陽岱鋼(ヤン・ダイガン)選手が日ハムの中心選手として...
※陽岱鋼選手は2017年からセ・リーグ巨人に移籍
今年5月の出典では日本の球場の雰囲気を実感してもらうため、VR(バーチャルリアリティー)でメットライフドームの雰囲気を味わってもらうイベントも実施しています。また、北海道日本ハムのマスコットキャラクターのB・B、オリックスのマスコットキャラクターのバファローベル、そしてパ・リーグのチアガールであるPacific League Girlsもステージでパフォーマンスを行い、会場を盛り上げました。
日本政府観光局(JNTO)が実施する「ビジット・ジャパン官民連携事業」を実施
これはパシフィック・リーグ6球団とパシフィックリーグマーケティング株式会社が、日本政府観光局(JNTO)が実施する「ビジット・ジャパン官民連携事業」において、プロ野球コンテンツを活用した訪日プロモーションを実施し、訪日旅行需要の喚起を図る連携事業で、具体的には下記の3点を実施しています。
- パ・リーグ選手が自身の本拠地のお勧め観光地や食事を紹介した動画・パンフレットの制作
- 台湾野球場での「Visit Japan Day」の開催
- 野球を見に行こう!をテーマにしたツアー造成
このJTBコミュニケーションデザインが制作した動画はCMとして台湾現地において80回以上放映。「Visit Japan Day」には、12,000名以上の来場があり、2,000万円以上の広告効果、訪日ツアーにおいて1,000名以上の訪日を達成 しています。
まとめ:スポーツ業界でもインバウンド需要を上手に取り組んで、さらなるファン獲得に動いている
インバウンドというと、その恩恵を受けるのは観光業界、宿泊業界、飲食業界、旅行業界だと思いがちですが、台湾人選手が多く在籍するパ・リーグにおいても、こうしたインバウンドによる新たなファン獲得、球場への動員へ上手に結びつけているというのは興味深いですね。
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<参考>
【2023年インバウンド最新動向を予測】国・地域別デジタルマーケティング戦略
2022年10月からついに入国者数の上限撤廃、短期滞在者のビザ免除等が実施され、訪日観光が本格的に再開されました。
未だ"完全回復"には至っていないものの、観光地によってはすでに多くの訪日外国人観光客が訪れているところもあり、「インバウンド対策」への関心が急速に高まっています。
では、今やるべきインバウンド対策とはなんでしょうか。そしてそれを国・地域別に見ると、どういった違いがあるのでしょうか。
インバウンド対策を何から始めたら良いか悩んでいる方や、インバウンドの最新動向を知りたい方向けに
- 最新の訪日観光の状況や今後の予想
- 国・地域別のデジタルマーケティング
- 外国人向け情報発信の際に意識すべきこと
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