観光庁は19日に訪日外国人消費動向調査の結果を発表しました。韓国、香港からの外国人旅行者の旅行消費額が上昇したことなどを受けて、訪日外国人観光客全体の旅行消費額は四半期で過去最高の1兆776億円、上半期の累計で初めて2兆円を突破 しました。それでは内容を詳しく見ていきましょう。
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平成29年4-6月期の訪日外国人全体の旅行消費額は1兆776億円
平成29年4-6月期の訪日外国人全体の旅行消費額(速報)は 1兆776億円と推計され、前年同期(9,534億円)に比べて13.0%増加。 1月~6月の上半期の累計では、2兆456億円と推計され、昨年の上半期(1兆8,839億円)に比べ8.6%増加。 上半期の累計として 初めて2兆円を突破 しました。
訪日外国人1人当たり旅行支出は14万9,248円
訪日外国人1人当たり旅行支出は 14万9,248円で、前年同期(15万9,933円)に比べ6.7%減少。 今年1−3月期では14万8千円、昨年10−12月期では14万7千円という結果ですので、訪日外国人1人当たり旅行支出は14万円台のまま回復していない と言えるでしょう。
国籍・地域別の訪日外国人1人当たり旅行支出トップはイギリス
訪日外国人1人当たりの旅行支出でトップとなったのは イギリスで251,171円。2位が233,110円となったイタリア。3位は225,485円で中国 となりました。また、主要国の中で旅行支出が100,000円を切っていたのは95,810円のフィリピンと69,929円の韓国の2カ国 だけで、韓国に関しては日本を訪れる旅行者が多いながら、財布の紐は固い ことが伺えます。
国籍・地域別の訪日外国人旅行消費額では中国が3,682億円とトップ。
訪日外国人旅行消費額を国籍・地域別で見ていくと、中国が3,682億円(構成比34.2%)と最も大きく、次いで、台湾1,536億円(同14.3%)、韓国1,177億円(同10.9%)、香港852億円(同7.9%)、米国767億円(同7.1%) の順となっています。この5カ国・地域だけで、全体の74.4%を占める結果となっています。
28年の4月-6月期と比較した場合、この5カ国は変わりませんが、今年は香港が米国を抜いて4位となっています。
訪日外国人の旅行消費額で最も大きな割合を占めるのは買物代
費目別に訪日外国人旅行消費額の構成比をみると、買物代が38.5%と最も多く、次いで宿泊料金(27.5%)、飲食費(19.4%) の順で多くなっています。前年同期と比べ、各費目の構成比に大きな変化は見られません。
訪日外国人1人当たり旅行支出では買物台が最も高く、宿泊料金、飲食費が続く
訪日外国人1人当たり旅行支出を費目別にみると、買物代が5万7千円と最も高く、次いで宿泊料金(4万1千円)、飲食費(2万9千円) の順で高くなっています。宿泊料金は欧米豪で高い傾向 がみられ、特に英国(11万5千円)やイタリア(10万円)で高くなります。飲食費に関しては英国(5万5千円)が突出して高く、買物代は中国(13万1千円)が最も高い 結果となりました。
まとめ:訪日外国人全体の旅行消費額は増加、1-6月期(上半期)は累計で初めて2兆円を突破するも、1人あたりの旅行支出は前年同期比で減少傾向が続く
主に韓国、香港からの外国人旅行者の旅行消費額が上昇したことなどを受けて、訪日外国人全体の旅行消費額は、上半期の累計で初めて2兆円を突破しました。訪日外国人旅行者数は引き続き増加傾向にありますので、より良いおもてなしを心がけることで、各費目ごとの消費金額をアップし、さらに訪日旅行でお金を使っていただくことが出来るでしょう。
<参考> - 【訪日外国人消費動向調査】平成29年4-6月期の調査結果(速報)
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