その「おもてなし」訪日客を不快にさせていませんか?…気をつけたい日本の常識と海外の常識の違いポイントを解説

日本政府は「観光立国基本計画」において、2020年に訪日外国人旅行者数4000万人、訪日外国人旅行消費額8兆円という目標 を掲げています。2016年の訪日外客数は過去最高の2,403万9千人を達成し、2017年もさらにこの記録を更新する事が見込まれています。

インバウンド担当者なら知らなきゃマズイ!観光立国推進基本計画が閣議決定 その改定内容を解説

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これを受けて観光業界も様々な形で訪日外国人観光客を「おもてなし」するべく工夫をこらしています。しかし日本人が外国人に対して無意識にしてしまっている行動の中で、外国人観光客が不快に感じてしまう事があることをご存知でしょうか?今回は 日本人が無意識にしてしまっている行為で外国人を不快にさせてしまう事柄 についてご紹介します。

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訪日客が不快に感じる日本人の行動その1:ジロジロ見る

近年は首都圏で働く外国人を見かける事も増えており、ゴールデンルートを中心に、日本各地で観光する訪日外国人旅行者も増えてきました。

日本観光の王道?ゴールデンルートとは

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そのため一昔前に比べると、日本人が外国人を日常生活で見かける機会は格段に増えているわけですが、それでも街中で、電車の中で、バスの中で外国人を見かけると、ついつい目で追ってしまっていないでしょうか?想像すればわかることですが、誰しも色々な人からジロジロ見られるのは心地よいものではありません。

また、欧米圏などでは自然とアイコンタクトが合った場合は軽く笑顔を返す、軽く声をかけるといった事が一般的 でありますが、日本人の場合は目があった後に気まずそうに目をそらすという事も、外国人からすると不快に感じるポイント です。目が合ったなと思った場合は軽く微笑む、もしくは「日本旅行はいかがですか?」などと声をかけてあげると喜ばれます。

訪日客が不快に感じる日本人の行動その2:箸が上手だと褒める

目の前で外国人が上手に箸を使ったとしたら、どのように感じるでしょうか?恐らく大抵の日本人は「外国人なのに上手なんだな」という感想を持つでしょう。しかし、「お箸を使うのが上手ですね。」と褒められるのを嫌がる外国人は意外にも多い ものです。

固定概念として「外国人は箸が苦手」という考えを持っている日本人は多いですが、日本食を食べる際には箸をしっかりと使いたいと考えて練習している人、10年来の日本通といった外国人も多数存在します。そういう方が箸を使う際に、毎回行く先々で「お箸が上手ですね。」と言われると、「なぜ毎回箸の使い方を褒められるのか?馬鹿にされているのか?」と感じる わけです。

お箸の使い方が上手な外国人は、既に他の日本人から「お箸を使うのが上手ですね」と言われていると考えて間違いありません。日本人が海外でナイフとフォークを使っても、誰からも「ナイフとフォークを使うのがお上手ですね。」と褒められる事が無いように、お箸の使い方に関する褒め言葉は不要 と覚えておいても問題はありません。

訪日客が不快に感じる日本人の行動その3:何かを褒める際、子供を褒めるように褒める

前述の箸の使い方、日本語に関してなど、何かしら外国人を褒める機会があった場合、どのように褒めているでしょうか?日本人にありがちな外国人の褒め方は「わー凄い!」であるとか「凄い!」と言いながら拍手をするというものです。しかし、こうした褒め方は、外国人からすると、まるで大人が子供を褒める時と同じに見えています。

少し考えればわかることですが、海外旅行をした際に英語を話したり、食器をその国のマナーに従って使っただけで「凄い!」と驚かれて拍手されるような場面があるでしょうか?こうした行為は、外国人の目線では馬鹿にされているように感じてしまいます。

訪日客が不快に感じる日本人の行動その4:年齢や家族構成を聞く

外国人の中にはおしゃべりが大好きな方も多いですが、「自分から話さない限りは相手に聞くのは失礼」と一般的に考えられているのが、家族構成や年齢に関する話題 です。日本人の感覚では、雑談の中で家族構成や年齢を聞くのはそこまで失礼とは思われていませんが、海外は日本と比較して離婚率が高い事、同性愛者の方が多いことなどもあり、家族構成や年齢を何の気無しに聞くという事は、ある意味タブー と考えられています。ましてや観光先でそうした話をしたいと思う人は少数です。

訪日客が不快に感じる日本人の行動その5:ぶつかっても何も言わない

日本では満員電車の中で誰かにぶつかったり、スーパーなどの狭い通路ですれ違う際に何も言わずに通ろうとするという人も存在しますが、これは外国人の感覚からすると信じられない行為です。誰かに体がぶつかった、バッグがぶつかった際には一言謝罪をする。狭い通路をすれ違う、相手の背後を通り過ぎる場合には「すいません通ります」と一言声をかけるのが一般常識とされています。

まとめ:1つ1つは小さな物事だが、日本の常識と海外の非常識を意識した「おもてなし」を

今回ご説明した内容は、いずれも1つ1つは大きな問題とはなりませんが、こうした小さな不満が積み重なると、せっかく観光先で楽しんだ景色、料理、体験なども色あせてしまいます。 そうして、訪日中や帰国後にSNSなどで「こういうところが嫌だった、訪日旅行は楽しくなかった」と投稿されては、将来の訪日旅行客を失いかねません。

外国人向けに接客の仕方、「おもてなし」の仕方を変える必要がある部分もありますが、日本人観光客と接し方を変える必要がない部分もあるという意識を持つことが重要でしょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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