訪日客のおもてなし スタッフが英会話で対応すべき?→実はこんなすごい翻訳ツールがあるので活用しましょう:英語に苦手意識を持つ日本人は8割を超えの結果に 改めて考えるこれからのインバウンド業界の外国語対応策

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訪日外国人観光客を誘致・集客するうえで欠かせないのが「外国語対応」です。2017年2月7日に観光庁により発表された「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関するアンケート結果」によると、2016年に訪日した外国人観光客が困ったこととして上位にランクインしたのは、 「コミュニケーションの取りずらさ(32.9%)」。「多言語表示の少なさ・わかりにくさ(23.6%)」 など外国語対応に関するものでした。2020年に向けてさらに多くの訪日外国人観光客を誘致・集客していくうえで、「外国語対応」という課題の解決は必須 でしょう。

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【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

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訪日客のおもてなし 50%は「英会話が必要」と回答も… 苦手意識を持つ人は8割を超える

インバウンド受け入れのために外国語対応を実施するにあたって、「英会話の習得」 は多くの自治体・企業・観光施設で取り組まれているものです。一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション教会が行った「訪日外国人へのおもてなしと英語学習に関する実態調査」によると、多くの日本人は、訪日外国人と接するうえで、「英語・英会話の習得」が必要と考えています。約半数が訪日外国人をおもてなしする上で「英語・英会話の習得」が必要と考えている結果に なりました。

一方で、インバウンドを受け入れるために「英会話の習得が必要」と考えている人が多いにもかかわらず、実際には 80%が英語に対して苦手意識 を持っています。理由としては、単語・文法・発音に自信がないなどの要因が挙げられます。

訪日外国人観光客数は、ここ数年過去最高を記録し続けており、あらゆる業界で外国語対応が必要となっています。しかし、現実問題、 英語・英会話を習得するには時間とコストがかかり、 訪日外国人を誘致・集客するためだけに「英語・英会話を習得しなければならない」という考えは少し無謀かもしれません。近年では、こういった課題を解決するために多種多様なサービスが開発されています。

近年では訪日客との言葉の壁を解消するサービスがたくさん開発されている

①Google翻訳:知名度・機能性ともに申し分ない翻訳サービス:低コスト&手軽にインバウンド対策が可能に

翻訳・外国語対応アプリとしてもっとも知名度かつ人気は高いものはやはり Google翻訳 ではないでしょうか。Google翻訳(グーグル翻訳)とは、Googleが提供する 機械学習翻訳サービス です。アプリ内の入力欄に入力した言語を他の言語に翻訳してくれたり、マイクに吹き込んだ音声を認識し翻訳してくれたりとさまざまな場面で簡単に外国語への翻訳が可能になる夢のようなアプリです。

最近では、スマホのカメラで写した文字列をオフライン、かつリアルタイムで翻訳してくれる「Word Lens」 という機能も搭載しており、Google翻訳は、2017年11月時点で 103か国語 に対応しています。無料で利用でき、なおかつ海外でも圧倒的に知名度の高いGoogleが提供するサービス ということで訪日外国人観光客にとっても使い勝手が良いことから、インバウンド受け入れ時にも活躍してくれる外国語対応サービスであるといえるでしょう。

【通訳料、無料】Googleが40ヶ国語の同時通訳が出来るイヤホン「Pixel

Googleから10月4日に登場したワイヤレスイヤホンの 「Pixel Buds」 がIT業界を中心として大きな話題となっています。最も注目を集めているのが 40カ国語を翻訳する事が出来るという機能 で、この「Pixel Buds」装着していれば、まさに通訳が耳元にいるかのような体験が可能 です。インバウンド業界でも注目必須のGoogle「Pixel Buds」について詳しくご紹介しましょう。インバウンド対策の第一歩 多言語対応についてより詳しい資料のダウンロードはこちら「翻訳・多言語化」...

②ili(イリー):マイク型のデバイスに話しかけることで外国語に変換して音声出力してくれるサービス ハワイではすでに導入済み

また、インバウンド業界で近年大きな注目を集めているデバイスが ili(イリー) です。ili(イリー)とは、日本のIT企業・ログバーが開発した自動翻訳デバイス。上記の動画でもご紹介しているように、マイク型のデバイスであるili(イリー)に日本語で話しかけると瞬時に英語に変換して音声出力 してくれます。

毎年800万人以上が訪れるハワイでは、すでにili(イリー)導入の実証実験が完了 しており、ハワイ州観光局局長は「旅行者の満足度をとても高めてくれると考えています」「ハワイに訪れる旅行者の体験をとても素晴らしいものにすると感じています」と絶賛するコメントを発表。ハワイの各所で本格的に導入が始まっている模様です。

訪日外国人観光客の接客にも使えそう! 日本の自動翻訳デバイス「ili(イリー)」、ハワイ州観光局「公認商品」に

コンピューターを使って、一瞬にしてある言語の文章は、別の言語に変えてしまう自動翻訳。Google翻訳やエキサイト翻訳など無料で使えるサービスが以前から存在し、誰もが一度は使ったことがあるでしょう。対応言語数や精度の面で徐々に向上していると言われていますが、残念ながら、訪日外国人観光客を接客し、口頭でコミュニケーションする際には使うことができません。もっとテクノロジーが進化して、アニメ「ドラえもん」に登場する「翻訳こんにゃく」のようなものがあれば……と思ったことがある人も多いのではないでしょ...

英会話で接客はベストも、新たに開発されたデバイスを通じた外国語対応の方が効率的かも

訪日外国人観光客をおもてなしするうえで、「生きた会話・接客」はもちろん重要であり、ベストな選択肢かもしれません。しかし、外国語は習得に時間とお金がかかることから、手軽に低コストで最低限のコミュニケーションがとれるこれらのツールは、これからより多くの訪日外国人観光客を誘致していくうえで、より合理的なツールに なってくるでしょう。

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接客時の外国語対応サービス、どれを使用すればいい?:これまで紹介してきたサービスをおさらい

観光庁の資料によると、訪日外国人観光客が旅行中に困ったこととして、「施設等のスタッフとコミュニケーションがとれない(英語が通じない等)」との回答が2番目に多い数値となっており、訪日外国人観光客は日本の外国語対応に不満を持っていることが把握できます。こうした問題を解決するべく、国内では多くのインバウンド向け外国語対応サービスが存在しています。今回は、これまで訪日ラボの記事で紹介してきた接客時に役立つ外国語対応サービスをおさらい。インバウンド誘致を検討している店舗や観光施設・自治体に役立つかも...

<参照>

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
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  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

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宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

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「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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