「無料テンプレアプリでインバウンド対策!」←それ本当に大丈夫? App Storeがテンプレ型アプリを一斉排除へ:日本でもインバウンドマーケティングに大ダメージを与える可能性

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

2017年の訪日外国人観光客数は過去最高を更新すると予測されており、インバウンド対策は業界や業種を問わずますます必須となってくるでしょう。各種店舗や観光施設の中には、手軽で低コストで訪日外国人観光客の来客に対応できることから、無料アプリを通じてインバウンド対策を行っているケースもあるでしょう。 しかし、この先もこうしたインバウンド対策が可能になるかどうかは 微妙になってくる かもしれません。

インバウンド受け入れ環境整備の資料を無料でダウンロードする


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

App Store テンプレを使用した大量生産型アプリを排除する方向へ:WWDC2017にて発表

apple.comより

apple.comより

アップルが毎年開催しているデベロッパー向けイベントであるWorldwide Developers Conference(WWDC)2017年大会において、App Storeのガイドラインを改定し、テンプレートを利用して制作・配信がされているアプリケーションをApp Storeから除外する方針を明らかに しました。今回の方針の変更の背景にはいったい何があるのでしょうか。もう少し詳しくみてみましょう。

今回の方針変更はApp Storeの浄化が目的?テンプレ型アプリはスパム認定されるケースが多いことが背景に?

App Storeで配信されているアプリケーションは、テンプレートをもとに制作されているものが多く存在 しています。プログラミングをもとにすべてのアプリケーションは制作されていると思われがちですが、最近ではYappliやMonaca、アプリビルダーなど簡単な操作のみでアプリが開発できるプラットフォームが多く開発 されています。「アプリ開発が多くの人にとって身近なものになった」といえば聞こえは良いですが、実際にはApp Storeから スパム認定をされてしまうようなクオリティが低いアプリケーションも散見される状態 です。例えば、広告が何度も表示されるもの、同様のコンセプトのアプリが多数存在するものなどがその例です。App Storeではユーザー体験の向上を目指し、こうしたアプリケーションを規制する動きにでていることが予測できます。

一見、何の問題もないような今回の施策ですが、米メディアTechCrunchでは「Apple’s widened ban on templated apps is wiping small businesses from the App Store (Appleのテンプレアプリへの規制強化は中小企業をApp Storeから締め出す) 」と題して今回のApp Storeの施策に警鐘を鳴らしています。

TechCrunchは「中小企業のビジネスを締め出す」と警鐘を鳴らす:小さな飲食店や小売店のマーケティング戦略にも影響?

メディアによるとこうしたテンプレ型アプリケーションを開発できるプラットフォームは、小さな飲食店小売店のウェブマーケティング業務を支援しているという側面もある とのこと。中小企業の中には自社の中に開発者がいないことから、ウェブ上で顧客を集客する際にこうしたテンプレ型アプリケーションを利用するケースが多い傾向にあります。テンプレ型アプリケーションを開発できるプラットフォームを提供する企業はこうした中小企業を助けることができます。

また、アプリのユーザーにとってわかりやすく使いやすいテンプレートも多く存在 しているため、こうしたアプリケーションをApp Storeから排除することは、中小企業のウェブ経由の集客を妨げるのではないか としています。加えて、App Storeのテンプレ型アプリの締め出し方針は、日本のインバウンド業界にも大きくかかわってくるかもしれません。

日本でもこれまでインバウンド対策として利用していたアプリが使えなくなる可能性も

日本国内の各種店舗・観光施設おいても、こうしたテンプレ型のアプリケーションを利用してインバウンド対策を行っているケースが多くあることが予測できます。 例えば、インバウンド対策として外国語対応をする際、iTunes Storeで「翻訳」と検索すると有名どころから少し怪しいものまで多くヒットします。この中にはクオリティーが低いためApp Storeから排除されることが予測できるものも混ざっています。また、飲食店などにおいてインバウンド集客を目的にテンプレ型の専用のアプリケーションを制作している場合には、こうしたものも規制対象になるでしょう。今回のApp Storeの規制の動きは、アプリケーションを利用してインバウンドを対策している日本国内の飲食店小売店観光施設マーケティング戦略にまで影響を及ぼしうる ことが把握できます。

まとめ:インバウンド対策として使用しているアプリをもう一度見直そう

WWDC 2017においてApp Storeのガイドラインが改定され、テンプレ型アプリケーションをApp Storeから排除する方針が明らかに なりました。テンプレ型アプリケーションといっても現状ピンキリであり、スパム認定されるほどクオリティーの低いものもあれば、小さな飲食店小売店のウェブマーケティングを支援している優良なものまで存在しています。今回のApp Storeのガイドライン改定は 訪日外国人観光客を集客・誘致するためにアプリケーションを利用している日本国内の店舗や観光施設インバウンド集客法にも影響する可能性があります。 日本のインバウンド業界にとって今一度、利用しているツールを見直すべき段階にきているといえるでしょう。

"スマホ・アプリ"に関するインバウンドニュース ページ1

スマホ・アプリ に関する、インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向け訪日外国人ニュース ページ1

インバウンド受け入れ環境整備の資料を無料でダウンロードする

「翻訳・多言語化」の資料を無料でダウンロードする

「多言語サイト制作」の資料を無料でダウンロードする

「多言語化表示サービス」の資料を無料でダウンロードする

「テレビ電話型通訳サービス」の資料を無料でダウンロードする

「訪日外国人向け道案内」の資料を無料でダウンロードする

<参照>

【7/16開催】【Next Food Vision 2025】食の最新トレンドを発信〜大型オンラインイベント〜※好評につき再放送※


外食店舗、支援サービス、業界のトップ企業が集結!

さらに、有名飲食店や外食産業を牽引する企業による特別基調講演も開催。

成功企業のリアルな戦略や、これからの外食業界を生き抜くヒントがここに詰まっています!

最新のトレンドを知り、トップ企業の成功ノウハウを学びたい方

業界の最前線で活躍する企業とつながり、新たなビジネスチャンスを掴みたい方にぴったりのイベントです。

今こそ、業界の未来を共に創る一歩を踏み出しませんか?

皆さまのご参加をお待ちしております!

<応募者特典>

  • イベント登壇企業の各種お役立ち資料
    ※口コミアカデミー内でのアーカイブ配信は予定しておりません
  • 本イベントのアーカイブ動画(1週間)

<本セミナーのポイント>

  • 有名飲食店&業界をけん引する企業の基調講演
  • - 成功企業の戦略や実例を直接学べる貴重な機会!
    - トップ経営者や専門家が語る「成長の秘訣」と「業界の未来」
  • 外食業界の最新トレンド&成功ノウハウが手に入る
  • - 変化の激しい市場で勝ち残るための最前線情報をキャッチ!
    - 業界をリードする企業が実践するプロモーション戦略やDX事例を公開!
  • 外食業界を支える最新サービス&ソリューションの紹介
  • - 飲食業界の課題解決につながるアイデアが満載!
    - 効率化や売上向上につながる最新ツール・サービスを知るチャンス

詳しくはこちらをご覧ください。

【Next Food Vision 2025】食の最新トレンドを発信〜大型オンラインイベント〜※好評につき再放送※【7/16開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに