2017年の中国人は、訪日旅行に関して何を知りたがっていたのでしょうか。中国で83%のシェアを誇る検索エンジン「百度(バイドゥ)」の日本法人バイドゥ株式会社は、訪日中国人を中心としたユーザーの間で検索数が多かった訪日旅行に関するキーワードをランキング化しています。
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[都道府県ランキング] 大阪府がトップにランクイン:関西勢の躍進が目立つ結果に
順位 | 都道府県名 |
---|---|
1位 | 大阪府 |
2位 | 東京都 |
3位 | 京都府 |
4位 | 沖縄県 |
5位 | 奈良県 |
トップにランクインしたのは大阪府 でした。京都府、奈良県もランクインしており訪日中国人観光客の間でも関西地方は人気の旅行先になっていることが把握できます。大阪がニューヨーク・タイムズ紙が発表した「今年行くべき世界の都市 2017(「52 Places to Go in 2017)」に選定されたように、関西地方は世界でも注目 されています。「平成27年度 京都観光総合調査」によると 京都観光に満足した訪日外国人観光客は全体の98.1%を記録。 インバウンド観光においては近年、関西の躍進が目立っています。
NYT紙「今年行くべき世界の都市 2017」に大阪がランクイン! 海外で高く評価されるその魅力とは?
Airbnb(エアビーアンドビー)が発表した「2016年に訪れるべき16の地域」でダントツ1位を獲得し、世界的にも高く評価されている観光地・大阪。今度は、ニューヨーク・タイムズ紙が「今年行くべき世界の都市 2017(「52 Places to Go in 2017)」に選定しました。この記事は、ニューヨーク・タイムズの「最も読まれている記事の年間ランキング」トップ10にも入っており、2016年にはすべての記事の中で3位を記録。欧米の多くの人が、「Osaka」の名を目にするのではないでしょう...
【その額なんと1兆円】京都市
2017年12月15日、京都市産業観光局は「観光消費額に係る京都市域への経済波及効果等について」を発表しました。これは、2016年に観光産業によって産み出された消費額の京都市域への経済波及効果などをまとめたもの です。多くの世界遺産や四季折々の豊かな自然など多くの観光資材をもつ京都には2016年、観光産業によってどれほどの経済効果がもたらされたのでしょうか。キーとなる数値をいくつかご紹介します。インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?「調査・...
[温泉ランキング]トップ3を北海道の温泉が独占 中国人は温泉への関心も高い
順位 | 温泉の名前 |
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1位 | 定山渓温泉 |
2位 | 洞爺湖温泉 |
3位 | 登別温泉 |
4位 | 白浜温泉 |
5位 | 川湯温泉 |
温泉ランキングでは、1位から3位を北海道の温泉が独占する形になりました。 以前であれば北海道は都道府県ランキング上位にランクインしていましたが、近年では北海道の温泉名など具体的なキーワードで検索をしているために、都道府県ランキングからは外れているようです。中国人のあいっだで北海道に関する知識が充実してきたことが把握できます。白浜温泉と川湯温泉はともに和歌山県に位置する温泉。
訪日中国人観光客の訪日旅行での温泉入浴の実施率は52.0% となっており、全国籍平均の37.9%に対し、高い数値になっているため、中国人の間での温泉への関心の高さも併せて把握できます。
そろそろ本気で考えなければならない「インバウンドと温泉と入れ墨(タトゥー)問題」
訪日外国人観光客が感じる日本観光の魅力はいくつもありますが、その中でも特に 「温泉」 の人気が高まっているのをご存知でしょうか?「DBJ・JTBFアジア8地域・訪日外国人旅行者の意向調査(平成27年版)」によると、「日本旅行を選んだ理由」として 「温泉に興味があった」という回答が全体で40%を超え、日本旅行=温泉というイメージを持っている方が多い ということが伺えます。そうなってくると気になるのは日本の温泉と入れ墨(タトゥー)の関係です。海外では入れ墨(タトゥー)はファッションという性格が...
北海道がインバウンドでアツい!訪日中国人観光客が北海道に行く理由は「狙った恋の落とし方。」という映画?
主に訪日中国人観光客に人気の訪日観光ルート「ゴールデンルート」。最近では訪日中国人観光客のなかでも初訪日割合が減ってきており、2順目には団体旅行ではなく、個人旅行(FIT)での計画を考えている訪日中国人観光客が増えてきています。ゴールデンルートは、東京、箱根、富士山、名古屋、京都、大阪といった日本観光の王道をくまなく回るルートであり、その工程は基本的に団体旅行で組まれています。団体旅行の減少、そして現在のFIT人気も相まって、次期インバウンド主要地域として注目を浴びているのが北海道です。今...
[観光名所ランキング]人気漫画スラムダンクの聖地巡礼の地として「江の島」がランクイン
順位 | 観光地・名所の名前 |
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1位 | 富士山 |
2位 | 江の島 |
3位 | 浅草寺 |
4位 | お台場 |
5位 | 海遊館 |
観光地・名所ランキングのトップは「富士山」でした。2位にランクインした「江の島」はマンガ「スラムダンク」の舞台となった場所 です。江の島は訪日中国人観光客にとって 「聖地巡礼」 の場所として注目を集めていることが把握できます。
100万人の訪日客が「聖地巡礼」を実施…「クール・ジャパン」はインバウンド地方誘致・地方創生の切り札となるか?全国の地方自治体が取り組む漫画
より多くの訪日外国人観光客を誘致するために、地域の観光資源を発掘し海外に発信している日本国内の自治体が数多く存在 しています。観光資源といってもさまざまですが、最近では漫画やアニメの舞台となった地域の自治体が、そのマンガやアニメのファンの「聖地巡礼」を促すなど、日本が世界に誇ることができるソフトパワーである「漫画・アニメ」を活用したインバウンド地方誘致・地方活性化が注目を集めています。 埼玉県秩父郡横瀬町でも同様の取り組みを行っています。インバウンド対策にお困りですか?「訪日ラボ」のインバ...
訪日外国人の聖地巡礼を促進!「アニメツーリズム協会」が発足 アニメの聖地88カ所を選定へ
ドラマや映画、アニメ・漫画のロケ地やモデルとなった土地を訪問する「
[日本食ランキング]1位はやはり日本酒:2位にはまさかのサーモンがランクイン
順位 | 日本食の名前 |
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1位 | 日本酒 |
2位 | サーモン |
3位 | 味噌汁 |
4位 | おでん |
5位 | お好み焼き |
日本食ランキングのトップにランクインしたのは 「日本酒」 という結果になりました。2位にランクインした 「サーモン」は中国国内で寿司のネタとして人気の食材 であり、中国人は訪日旅行時にもサーモンを楽しみたいと考えているようです。
海外の日本酒ブームの背景:約40年にわたる和食ブーム、クールジャパン戦略などが下支え
ヘルシーさと味の良さ、美しい見た目から、和食が海外で注目されるようになったのは1970年代のこと。2013年末には、日本文化を体現するものとしてユネスコ無形文化遺産が登録され、和食ブームはさらに加熱しています。これとともに、海外に市場を拡大しているのが日本酒。米国を中心に欧州、アジア諸国で人気を集め、2013年には輸出額が100億円を越えました。10年前の2003年と比較すると、約2.7倍にまで増加しています。今回は、欧米を中心に起きている日本酒ブームについてご紹介します。 目次日本酒ブー...
訪日外国人観光客の人気「日本食」は「ラーメン」「肉料理」、なぜ満足度が高いのか?
訪日外国人観光客の約7割が「日本食」を楽しみに、日本に旅行で来日します。日本を代表する日本食といえば「寿司」を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし観光庁「訪日外国人消費動向調査」によると、意外にも「肉料理」と「ラーメン」の人気が高いことがわかりました。この記事では、訪日外国人観光客に人気の日本食と、なぜ人気となったのかをご紹介します。インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?訪日ラボがまとめた「インバウンドデータレポート」を詳しく見てみる「調査...
まとめ:2017年に中国人が知りたがっていることがまるわかり!
今回は、バイドゥ株式会社が訪日中国人を中心としたユーザーの間で検索数が多かった訪日旅行に関するキーワードをランキング化したものを利用して、2017年の中国人が訪日旅行の「何を知りたがっていたのか」を解説してきました。
「百度(バイドゥ)」は中国で83%のシェアを誇る検索エンジンであり、ランキングの信憑性は高いものであることが予測できるので、2018年に訪日中国人観光客の誘致・集客を検討する場合には参考にするとよいかもしれません。
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<参照>
- 日本法人バイドゥ株式会社:バイドゥ、2017年訪日中国人の検索動向ランキング発表 今年の検索傾向は「コンテンツ志向」
- DIAMOND ONLINE:中国人はなぜ回転寿司屋でサーモンばかりを頼むのか
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短時間でインバウンドが学べる「訪日ラボ トレンドLIVE!」シリーズの第6弾を今月も開催します!訪日ラボとして取材や情報収集を行う中で、「これだけは把握しておきたい」という情報をまとめてお伝えするセミナーとなっています。
今年も残りわずかとなりましたが、インバウンド需要はまだまだ好調をキープしている状況です。来年の春節や桜シーズンなど、訪日客が集まる時期に向けて対策を練っていきたいという方も多いでしょう。
今回もインバウンド業界最大級メディア「訪日ラボ」副編集長が、10〜11月のインバウンドトレンド情報についてお話ししていきますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
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