Airbnb(エアビーアンドビー)が発表した「2016年に訪れるべき16の地域」でダントツ1位を獲得し、世界的にも高く評価されている観光地・大阪。今度は、ニューヨーク・タイムズ紙が「今年行くべき世界の都市 2017(「52 Places to Go in 2017)」に選定しました。この記事は、ニューヨーク・タイムズの「最も読まれている記事の年間ランキング」トップ10にも入っており、2016年にはすべての記事の中で3位を記録。欧米の多くの人が、「Osaka」の名を目にするのではないでしょうか。
なぜ大阪は、これほどまでに海外から注目を集めているのでしょうか。ニューヨーク・タイムズの記事から、その魅力に迫ってみましょう。
訪日客の地方誘致に重要なのは、まず「知ってもらうこと」。効果的なインバウンドプロモーションの資料を無料でダウンロードする
「インバウンド動画プロモーション」の資料を無料でダウンロードする
「インフルエンサープロモーション」の資料を無料でダウンロードする
「訪日ラボ」の最新インバウンドノウハウが配信されるメルマガに登録する
大阪が「今年行くべき世界の都市 2017」にランクイン!
「今年行くべき世界の都市 2017」で大阪のキャッチコピーに使われているのは「The ultimate Japanese feast awaits.(究極の日本のごちそうが待っている)」という1文。以下、解説文の日本語訳を掲載します。
もし京都が日本のスピリットを表すなら、東京はそのハート。そして、大阪は同国の尽きることのない欲求である。この都市の食文化は今なお根付いており、鶴橋、福島の近隣で目にすることができる。そして、この都市中には、味吉兆、太庵のようなミシュラン星レストランが91店舗ある。これらは4月28日から10日間にわたって開催される「’17 食博覧会」に集合する。
ニューヨーク・タイムズが考える大阪の魅力は、なんといっても食文化。ミシュランで星を獲得したレストランが多数存在することや、それらのグルメが楽しめるイベントがあることが足を運ぶべき理由として掲げられています。
ミシュラン星レストランに加え、気軽に楽しめるたこ焼き、串焼きも魅力
次は関連記事として掲載されている「Enjoying Osaka’s Famous Food, Without Breaking the Bank(破産せずに大阪の有名グルメを楽しむ)」を見てみましょう。ちょっと変わったタイトルなのは、執筆者が「Frugal Traveler(倹約旅行家)」を名乗るLucas Peterson氏であるためでしょう。お金をあまり使わずに世界中を旅行する方法を紹介している人物のようです。
記事は友人と一緒に行った旅行記の体裁。最初に紹介されているのは東京と大阪の比較です。
- エスカレーターでは左右別のほうに乗る
- 方言があり、話し方が違う
- インスタント麺の製造企業が、うどんの味を作り分けている
これらの点が、東京と大阪で異なると紹介されています。欧米では東京のほうが有名で、それとは違う雰囲気があることを伝えよう意図があるのかもしれません。
次に両都市の共通点として紹介されているのが、お金がかかること。大阪市に店舗を構える「Fujiya1935」(ミシュラン三つ星レストランで、スペイン料理を提供)の名前を出しつつ、特に大阪では食にお金がかかるとのこと。そして、「しかしながら、カジュアルで楽な食事やストリートフードもある。これらは費用がかからない」と続きます。
大きく取り上げられているのは、串焼きとたこ焼き。「大阪の人々はソース、とりわけブラウンソースが好きだ。たこ焼きのソースと串焼きのそれは同じではない」。単に味や値段だけでなく、大阪特有の食文化にまで踏み込んでいます。
また、宿泊施設としてラブホテル「Public Jam(パブリックジャム」)を利用しています。時間制で料金が支払えることやベッドが大きいことに加え、寝たまま空調設備、照明を操作できる大きなパネルやカラオケ設備の存在に触れています。日本人からするとさほど珍しいとは思えませんが、海外からは、温泉施設が整った旅館のように日本特有の文化が感じられるものに見えるのかもしれません。
まとめ:世界的に評価されるグルメの街
大阪はAirbnb(エアビーアンドビー)が発表した「2016年に訪れるべき16の地域」でダントツ1位を獲得していますが、今度はニューヨーク・タイムズが選ぶ「今年行くべき世界の都市 2017」で取り上げられました。
その魅力としてあげられているのは、なんといってもグルメ。ミシュラン星レストランがいくつもあるだけでなく、串焼き、たこ焼きといった庶民的で手軽に味わえる料理もあることが紹介されています。さすがは、かつて「天下の台所」と称されていた地といったところでしょうか。
ちなみに、「2016年に訪れるべき16の地域」で選ばれていたのは、大阪府中央区。この際にはグルメだけでなく、16世紀後半に建てられた大阪城があること、心斎橋でショッピングが楽しめることなどが紹介されており、グルメ、買い物、観光と一通り楽しめることがその魅力とされていました。
インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?
【2023年インバウンド最新動向を予測】国・地域別デジタルマーケティング戦略
2022年10月からついに入国者数の上限撤廃、短期滞在者のビザ免除等が実施され、訪日観光が本格的に再開されました。
未だ"完全回復"には至っていないものの、観光地によってはすでに多くの訪日外国人観光客が訪れているところもあり、「インバウンド対策」への関心が急速に高まっています。
では、今やるべきインバウンド対策とはなんでしょうか。そしてそれを国・地域別に見ると、どういった違いがあるのでしょうか。
インバウンド対策を何から始めたら良いか悩んでいる方や、インバウンドの最新動向を知りたい方向けに
- 最新の訪日観光の状況や今後の予想
- 国・地域別のデジタルマーケティング
- 外国人向け情報発信の際に意識すべきこと
などがわかる資料を公開しています。
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!
【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる