既に訪日外国人にとってのトレンドとなった間のある「コト消費」ですが、海外から見ると日本文化の面白さ、奥ゆかしさなどへの興味は尽きることがないようです。こうした「コト消費」を観光資源として打ち出している観光地、地方自治体もありますが、もともと訪日外国人向けに日本文化の体験教室、スクールなどを開催しているスクール運営者にとっても、こうした「コト消費」の盛り上がりは歓迎すべき状態 だと言えるでしょう。
このような 体験教室、スクールなどと訪日外国人のマッチングサイト はいくつか存在しますが、今回はその中から 「学習」に特化し、今年2月末にローンチを予定しているインバウント向けスクールとワークショップの予約プラットフォームである「oody (ウーディ)」 をご紹介しましょう。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
oody (ウーディ)のターゲット層
異国の文化を知りたい、その国ならではの技術を追い求めたいと思っている訪日外国人は多いもの。最近日本にも多くの観光客が訪れるタイでは、観光客向けのタイ料理教室やマッサージ・レクチャーなどが日本人女性の間でも人気があります。こうした視点で日本を見ていくと、多種多様なジャンルで世界をリードしている日本は、外国人にとってはとても魅力的で、学びたいと思える選択筋が豊富なのです。
そんな中、oody (ウーディ)がターゲットにしているのは 親日感情を持つアジア圏の訪日外国人 で、その中でも旅慣れしている人、4泊から3か月位まで短期滞在するインバウント客がメインターゲット層 です。このターゲット層の中でも 自分磨き、勉強意欲を持つ20代半ば〜40代後半の社会人女性は、スクールやワークショップへの参加意欲が高い といいます。
oody (ウーディ)の仕組み
レッスン提供者側から見ると、レッスンの宣伝から予約の手続き、スケジュールの確認やサポートまで、oody (ウーディ)が対応する ため、一旦掲載された後は、基本的にはお客さんがその日にやってくるのを待つだけです。こうして訪日外国人の利用が増えるほどに口コミによる拡散、Instagram(インスタグラム)などをはじめとするSNSによる集客も期待出来ます。
また、その他大手サイトと比較すると、掲載内容を「学習」に特化しているため、サービスを利用する客層は「学習」を求めている方に限定されます。そのため、よりレッスン提供者側で集客したいと思っている層のお客さんを囲い込むことが可能です。またこうしたレッスンを提供する際に避けて通れない、教材や説明資料の翻訳ですが、英語、中国語への翻訳に関しては無料で対応 しています。
またこうした予約系サイトではどうしても発生しがちな 直前のキャンセルに関しても、oody (ウーディ)独自の仕組みでドタキャンの際は、レッスン代金の80%をoody (ウーディ)が保証。
さらに台湾や中国、韓国においては、人気の旅行ブロガーとのコネクションなどを保有、さらに台湾ではアウトドアツアー会社、留学サポート会社などとのコネクションもあるため、こうした独自のコネクション経由で、スクールについてマーケティングを行う事が可能です。国内においては人気のゲストハウスなどにフライヤー、チラシを置いてもらうことにより、訪日外国人に直接スクールの情報を知ってもらうことが可能です。
oody (ウーディ)では現在、スクール、ワークショップの登録を受付中
今までご紹介してきたoody (ウーディ)ですが、現在は 2月末のサービスローンチに向けて、訪日外国人向けの様々なスクール、ワークショップの登録を受け付け中 です。利用料は実際に予約が成立した時のみ発生する成果報酬型で、レッスン代金の20% となっています。新規登録費用、掲載料は一切かからないとのことですので、訪日外国人の集客に苦戦しているが、スクール、ワークショップ内容には自信ありというスクール、ワークショップの運営者にとっては朗報ではないでしょうか。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
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- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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