初めまして。Vpon Japanの江と申します。Vpon Japan初の台湾人のスタッフとして、台湾人目線で台湾人が日本を旅行する際のスマートフォンの利用方法 についてご紹介します。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)スマホ所有率世界一位の国 台湾
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、台湾はアジアにおいて、インターネットの使用率の高い国であり、特にスマートフォンの所有率は高く世界一位 と言われております。スマートフォンへの依存度は日本以上に高く、生活必需品となっております。

台湾人はスマホでSNSやブログにアクセス:口コミを重視する傾向が
では、台湾人はスマートフォンを通じてどういったウェブサイトを見ているでしょうか?
下記の表は台湾における2017年11月のウェブサイト閲覧ランキングです。毎月ランキングは多少変わりますが、「台湾人は口コミ重視し、Facebook KOLや掲示板、ブログサイトへのアクセスが多い」ことが読み取れます。実際、筆者は日本在住前から現在に至るまで、Facebookとブログを閲覧することは毎日欠かすことの出来ない日課になっています。

こちらのランキングからピックアップしてご紹介したいのは、日本旅行する際に台湾人が必ず確認する「痞客邦(PIXNET)」、という台湾最大のブログサイト です。

台湾の有名のブロガーの大半が活用しており、旅行情報を始め、あらゆるジャンルの情報がこのブログに集約 されております。
日本旅行前(旅マエ)、旅行中(旅ナカ)問わず、こういった旅行に役立つ情報をまとめたブログサイトは台湾人旅行客にとって重要な味方です。お得な買い物情報や交通手段の説明を確認しながら日本旅行を楽しんでいる台湾人は多いでしょう。
ブランド認知や施設利用促進などのプロモーションには、こういった旅行情報を多く含んだブログや特化したサイトは非常に効果的といえます。
旅ナカの訪日台湾人の97%がアプリを活用!
また、台湾人の97%は日本旅行中にアプリを使っていると言われております。よく使われるアプリのカテゴリは 地図関連、通訳関連、乗換案内関連、ホテル予約関連、レート換算関連 です。一人に同時に2〜3個のアプリを併用していると言われております。日本も一緒かもしれませんが、地図関連ではGoogleMapの利用率は圧倒的に高い状況です。

漢字だけで旅行できる日本:訪日旅行ブームの背景には文字文化があった
台湾人の日本旅行好きの一つの理由として上げられるのが、日本の漢字がなんとなく通じる ことです。筆者の周りに理解できる漢字だけで何回も日本旅行をした友人たちが沢山います。この漢字を活かして、台湾現地のアプリだけでなく、日本のアプリも存分に活用しております。このあたりは日本人からすると意外に思われるかも知れませんね。


日本の電車の乗り換えは非常に複雑で、リピーターの多い台湾人にとっても一番の課題 といえます。上記の乗換アプリは日本人向けですが、行き先の漢字を入力すれば支障なく使え、詳しい情報が載っているため、多くの台湾人は日本旅行の強い味方として使っております。
また、リピーターの多い訪日台湾人は個人旅行で日本に訪れる人が増えており、じゃらんのような宿泊先を予約できるアプリも人気です。現地アプリに比べ情報量が多いため、多くの日本旅行玄人達は予約に関してもそのまま日本アプリを活用している と言われています。

口コミ重視の台湾人はレストランの評価についても気にする人が多く、旅行サイトやガイドブックに載っている旅行者向けのお店より、現地の日本人が評価した人気のあるお店で食事をしたいというユーザーも多く存在 しており、スコアで評価のわかりやすい「食べログ」も台湾人に人気のアプリ(サイトも)です。

まとめ
いかがでしたでしょうか。もちろん、利用するアプリは人それぞれですが、訪日中の台湾人にとって旅行関連アプリは必須アイテムと言っても過言ではありません。訪日台湾人向けプロモーションの一つの手段として”アプリ”を活用する事は非常に重要な手法となります。
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