平昌五輪も現地Airbnbホストが大活躍 Airbnbが期間中のインバウンドデータを発表!

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[Airbnb]

平昌五輪開幕まで残すところ1週間を切り、開催地の江原道には世界中から続々と観戦客が集まっています。期間中、江原道のAirbnb物件に泊まる旅行者の数は国内外合わせて合計9,000人以上となる予定です。

Airbnbは2008年の創業以来、世界最大手のコミュニティ主導型ホスピタリティカンパニーとして世界各地の大型イベントのたびに宿泊施設の確保に協力し、ホテル不足に悩む開催地を応援してきました。最近では、2016年のリオ五輪、そしてつい昨日開かれた第52回スーパーボウルも例外ではありません。

Airbnbは本日ソウル市内で記者会見を開き、江原道への観光客の流入に備え十分な宿泊施設を確保するにあたり、Airbnbホストが果たした役目の重要性がわかる最新データを公開しました。

  • 宿泊者数: 本日の集計では、冬季五輪開催期間中にAirbnbを利用して江原道を訪れる宿泊予定者は合計9,000人以上です。これは昨年同期に比べ260%(約3.6倍)の増加となります。ホテルなどの既存宿泊施設の多くが満室となる中、これによって中規模のホテル28棟分にあたる客室4,500室分が補充されたことになります。
  • ホスト収入: 宿泊料金の97%がホストの収入ですので、新人とベテランのホストともにかなりの収入が見込まれます。オリンピック開催期間中の宿泊で現地ホストが手にする収入は合計23億ウォン(210万米ドル/約2.3億円)で、1人平均28万ウォン(260米ドル/約28,000円)となる計算です。
  • 手頃な宿泊料金: Airbnbは手頃な価格で現地の生活が体験できることで国内外問わず旅行者に人気です。江原道で予約確定済みの物件の料金は1室1泊平均185,000ウォン(170米ドル/約18,600円)。

Airbnb韓国公共政策本部長イ・サンヒョン(Sanghyun Lee)は次のように話しています。「平昌五輪では、国内外の大型イベントでAirbnbがいかに迅速に開催地の宿泊施設拡充に貢献できるのかを示すとともに、それを支える住民パワーのすばらしさを強く印象付けることになりました。人が主役ということを実感します。Airbnbはメンバーコミュニティにホームシェアを呼び掛けることで、世界のあらゆる地域の一時的かつ大規模な宿泊ニーズへの対応に貢献しています。新たな建物を建設する必要がないため、非常に柔軟で持続可能、かつ経済的と言えるでしょう」

Airbnbはまた、地域のスタートアップと提携し、予約管理のサポートを促進し、主要な冬季オリンピック会場から、わずかに離れている場所にあるリスティングのホストには交通機関の提供もしています。また、大会に先立ち江陵市内のYWCA女性キャリア開発センターの協力を得ながらホスト指導セミナーも開講しました。

「数千人規模のゲストが現地を訪れますので、この時期にホストになるには、まさに最適な時と言えるでしょう。Airbnbでは世界中のゲストが現地ホストの家に泊まって、冬季五輪を楽しみながら土地独自の文化と魅力を味わうことができるでしょう。同時に、現地ホストも泊めることでオリンピックに参加し、小さな外交官役を楽しみながら、特需からの利益も得ることができます」(イ・サンヒョン韓国公共政策本部長)

Airbnbは昨年、江原道の観光誘致のためポケットサイズのローカル旅ガイドブック「Hello Tour Gangwon」を発行しました。このガイドブックでは韓国訪問委員会(Visit Korea Committee)、グローバルICTフォーラム、旅マガジン「Travie」からもサポートをいただきました。さらに韓国訪問委員会と緊密に協力しながら古都江陵市のMyungju-dongのPRキャンペーンを展開したのをはじめ、つい先日もソウル市内のオリンピック公園でG-50のイベントに参加するなど現地の活動に力を入れています。

数字で見るAirbnbの2018平昌冬季五輪ハイライト:

  • 宿泊人数のべ9,000人超(国内40%、海外60%)
  • ゲストの出発国トップ5は韓国、米国、 中国、カナダ、日本
  • ホスト収入は合計23億ウォン(210万米ドル/約2.3億円)
  • 標準的なホストの収入額は28万ウォン(260米ドル/約28,000円)
  • 江原道内の登録物件4,000件
  • 予約料金は1泊平均185,000ウォン(170米ドル/約18,600円)
  • 宿泊日数は予約あたり平均3泊


暖炉のあるリスティングでくつろぐゲスト。(韓国、江原道 平昌)


韓国、江原道 旌善郡(チョンソン)のリスティング

江原道内のAirbnbホストを一部ご紹介します:

Jongkyung Choiさん (江陵市チョダン)

シンガポールに旅したときには、ホストが空港まで迎えにきてくれて、街を案内したり、近くのおすすめなレストランやスポットを紹介してくれました。自分もホームシェアするときには、これと同じようにしたいと思ったものです!」

Gwangho Leeさん(江陵市連谷面)

「過去ゲストに好評だった韓国料理のお店を特製リストにまとめて、英語で解説もつけようと張り切っているところです。ちなみにうちのリスティングはリピート率が高いんです。20~30回泊まりにきてくれているゲストさんも50人は下りません。」

Myungsub Kimさん(平昌郡大和面)

「この2階建ての家は別荘にするつもりで3年前に建てたのですが、脚をけがしてしまって、ずっと下の階しか使っていないんです。それを見た息子が2階をAirbnbに掲載すればいいよってすすめてくれて。今は、ゲストとシェアできるのがすごく楽しみです。」

Gon-Seob Shinさん(横城郡屯内面)

オリンピックで訪れるゲストから5件予約が入りました。予約のたびに、家の周りには何もないけどいいですか、と念押ししました。市内からも遠いし、レストランも1軒もないし。こんなところで本当に大丈夫かなと心配だったんですけど、本物の田舎暮らしと聞いてワクワクしていますとゲストが言ってくださるので、びっくりするやら恐縮するやらです。」

Jungshin Kimさん(原州市Neulpum-ro)

Airbnbが国内のカーシェアのスタートアップとコラボしてくれたおかげで、ゲストにずっといいサービスが提供できると自信が持てました。カーシェアサービスをゲストに紹介すると、料金がとても安いね、滞在中は絶対使う、と言って喜んでくれるので助かっています。」

Airbnbについて

2008年創業のAirbnbは、ローカルの文化に触れるユニークな体験、暮らすような旅で世界をつなぐ企業です。コミュニティ主導のマーケットプレイスを通して、世界191ヶ国65,000以上の都市でアパート、ヴィラ、城、ツリーハウスなど個性豊かな宿泊施設数百万件と、ホストの案内で現地の活動やコミュニティに参加できる「体験」の予約サービスを提供し、現地ホストおすすめの穴場情報を発掘できる「スポット」などのコンテンツを紹介しています。いま世界中のホストがAirbnbプラットフォームで空き部屋、大好きな趣味や街をシェアし、小さな夢を叶えています。

URL: www.airbnb.jp

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【6/11開催】欧米豪インバウンドに刺さる!“地域にどっぷり浸かる”ローカルイマーシブ観光とは?


本ウェビナーでは、株式会社movと株式会社大阪メトロ アドエラの共催により、欧米豪向けインバウンドをターゲットとした「ローカルイマーシブ “地域にどっぷり浸かる没入体験”の提供」をテーマに最新情報をお届けします。

2025年大阪・関西万博の開催を契機に、欧米豪を中心とした訪日外国人観光客が関西を中心に日本全国に訪れる機会が急増しています。

一方で、地域の受け入れ側には「英語対応が難しい」「どう関わればいいかわからない」「コンテンツや訴求方法がわからない」「対応できる人材がいない」といった課題も多く、せっかく外国人観光客が訪れても、地元に経済的な波及効果が十分届いていないのが現状です。

本セミナーでは、大阪メトロ アドエラが展開する欧米豪向けインバウンド事業「Osaka JOINER」をもとに“まち全体でインバウンド受け入れるスキーム”を通じた、インバウンドに関わる人と経済のパイを増やすための可能性を紹介します。

観光施策、まちづくりに携わる方にとって、明日から活かせるヒントが満載です。

<本セミナーのポイント>

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詳しくはこちらをご覧ください。

欧米豪インバウンドに刺さる!“地域にどっぷり浸かる”ローカルイマーシブ観光とは?【6/11開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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