5年間で倍以上の客足の伸びを記録!注目の穴場インバウンドターゲット「訪日メキシコ人」を知るための4つのポイント

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

日本のインバウンド市場にとって中国台湾韓国など東アジアの国々は最大のターゲットでした。しかし、近年では経済成長が著しい東南アジアの国々や、消費単価が高く日本文化体験に関心が高い欧米豪圏の国々もインバウンドビジネスで魅力的なターゲットとなっています。一方、上記で挙げた地域以外にも、マイナー市場とは言われますが、ターゲットとすべき地域は存在しています。今回は訪日メキシコ人観光客に関して、知っておくべき情報、数字などをピックアップしてご紹介します。

インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

メキシコの基礎情報

まずは、メキシコという国に関して簡単に振り返ってみましょう。メキシコとは、メキシコアメリカ合衆国と中央アメリカの中間に位置する国です。首都はメキシコシティで人口は約1億2,701万人となっています。人口構成は欧州系(スペイン系等)と先住民の混血(60%),先住民(30%),欧州系(スペイン系等)(9%),その他(1%)となっています。主要言語はスペイン語。人口の約90%がカトリックを信仰しています。

メキシコの経済レベルはどれくらい?

2016年のINEGIの調査によるとメキシコの名目GDPは、10,460億米ドル。一人当たりのGDPで見てみると8,554米ドルとなっています。OECDの統計によると、メキシコの平均年収は1,030,260円です(日本の場合4,127,666円)。メキシコでの大まかな物価を把握するためにThe economistのThe Big Mac indexを見てみると、メキシコではビッグマックの値段は285円です。日本の場合は380円。

過去5年間の訪日メキシコ人観光客数はどれくらい増加した?

過去5年間の訪日メキシコ人観光客数の推移:JNTO(日本政府観光局)の資料をもとに作成

過去5年間の訪日メキシコ人観光客数の推移:JNTO(日本政府観光局)の資料をもとに作成

訪日メキシコ人観光客の数は、2013年から2017年の過去5年間連続で増加し続けています。2013年には2.3万人であった訪日メキシコ人観光客数は、2017年にその倍以上にあたる約6.3万人まで増加しました。

訪日メキシコ人観光客数の訪日旅行のピークはいつ?

過去5年間の訪日メキシコ人観光客数の推移:JNTO(日本政府観光局)の資料をもとに作成

過去5年間の訪日メキシコ人観光客数の推移:JNTO(日本政府観光局)の資料をもとに作成

JNTO(日本政府観光局)のデータをもとに、過去5年間の月別訪日メキシコ人観光客数を見てみると、メキシコ人の訪日旅行のピークは4月・7月となっているようです。上記のグラフでもご紹介しているように、4月と7月はは訪日外客数がもっとも増加する時期です。花見でにぎわう4月の訪日客数が多いことから、「お花見」を楽しみに訪日するメキシコ人も一定数いると予測できるでしょう。また、メキシコの教育機関は7月上旬から8月末まで長期休暇に入るため、この時期の訪日が多い模様。一方、年末から年始にかけては訪日メキシコ人市場は閑散期となります。

なぜ今”欧米豪”なのかがよく分かる5つポイント:訪日旅行トレンドから読み解く欧米豪インバウンドの集客・誘致のポイントとは?

訪日中国人観光客を中心として東アジア出身の訪日外国人観光客が最も大きなターゲットでしたが、最近ではLCC増便やビザの要件緩和の影響で客数の伸びが急激であり、ミレニアル世代が多いことで知られる

人口の30%がミレニアル世代の東南アジア市場 集客するならどんな方法が効果的?ポイントは「モバイルオンリー」と「SNS利用率の高さ」

近年、日本のインバウンド市場のターゲットは多様化 しています。以前であれば「爆買い」で名高い訪日中国人観光客が最大のターゲットでしたが、近年ではよりディープな日本文化の体験を求める欧米圏の訪日外国人観光客も注目度の高いターゲット層になっています。特に訪日客数の伸びが著しい東南アジア圏の訪日外国人観光客は、2018年以降注視していくべきターゲット なのかもしれません。インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?「調査・リサーチ」の資料を無料でダウン...

インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?

「調査・リサーチ」の資料を無料でダウンロードする

「インバウンドデータ」の資料を無料でダウンロードする

<参照>

【9/11開催】実例から学ぶ!店舗とECの露出最大化に向けた小売のためのOMO戦略

デジタルとリアルの垣根がなくなりつつある今、小売企業にとって「店舗とECのつながり方」は売上や顧客体験に直結する重要なテーマとなっています。

本セミナーでは、「Googleサービス × 在庫情報」によって来店とオンライン購入を両立させるmovのOMO戦略と、EC上でもリアルな接客を実現するvisumoのビジュアルマーケティング手法を、実例とともに徹底解説。

OMOの取り組みを“戦略で終わらせない”ために、今すぐ使える具体施策・成功パターンをお届けします。

<セミナーのポイント>

  • Googleサービスと在庫情報を連携させた“店舗&EC”への送客手法がわかる!
  • ECサイトから店舗への送客を生むコンテンツ設計が学べる!
  • 店舗とECをスムーズにつなぐ“OMOの成功パターン”が学べる!

詳しくはこちらをご覧ください。

【9/11開催】実例から学ぶ!店舗とECの露出最大化に向けた小売のためのOMO戦略

訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!

訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。

アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。

参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。

視聴はこちら(無料)

【インバウンド情報まとめ 2025年8月後編】訪日客、一部で前年割れも「成長軌道」 / ドンキ運営のPPIH、2035年までに免税売上4,000億円を目指す ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に8月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

訪日客、一部で前年割れも「成長軌道」 / ドンキ運営のPPIH、2035年までに免税売上4,000億円を目指す ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年8月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに