日本のインバウンド市場にとって中国や台湾、韓国など東アジアの国々は最大のターゲットでした。しかし、近年では経済成長が著しい東南アジアの国々や、消費単価が高く日本文化の体験に関心が高い欧米豪圏の国々もインバウンドビジネスで魅力的なターゲットとなっています。一方、上記で挙げた地域以外にも、マイナー市場とは言われますが、ターゲットとすべき地域は存在しています。今回は訪日メキシコ人観光客に関して、知っておくべき情報、数字などをピックアップしてご紹介します。
インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?
インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)
メキシコの基礎情報
まずは、メキシコという国に関して簡単に振り返ってみましょう。メキシコとは、メキシコはアメリカ合衆国と中央アメリカの中間に位置する国です。首都はメキシコシティで人口は約1億2,701万人となっています。人口構成は欧州系(スペイン系等)と先住民の混血(60%),先住民(30%),欧州系(スペイン系等)(9%),その他(1%)となっています。主要言語はスペイン語。人口の約90%がカトリックを信仰しています。
メキシコの経済レベルはどれくらい?
2016年のINEGIの調査によるとメキシコの名目GDPは、10,460億米ドル。一人当たりのGDPで見てみると8,554米ドルとなっています。OECDの統計によると、メキシコの平均年収は1,030,260円です(日本の場合4,127,666円)。メキシコでの大まかな物価を把握するためにThe economistのThe Big Mac indexを見てみると、メキシコではビッグマックの値段は285円です。日本の場合は380円。
過去5年間の訪日メキシコ人観光客数はどれくらい増加した?
訪日メキシコ人観光客の数は、2013年から2017年の過去5年間連続で増加し続けています。2013年には2.3万人であった訪日メキシコ人観光客数は、2017年にその倍以上にあたる約6.3万人まで増加しました。
訪日メキシコ人観光客数の訪日旅行のピークはいつ?
JNTO(日本政府観光局)のデータをもとに、過去5年間の月別訪日メキシコ人観光客数を見てみると、メキシコ人の訪日旅行のピークは4月・7月となっているようです。上記のグラフでもご紹介しているように、4月と7月はは訪日外客数がもっとも増加する時期です。花見でにぎわう4月の訪日客数が多いことから、「お花見」を楽しみに訪日するメキシコ人も一定数いると予測できるでしょう。また、メキシコの教育機関は7月上旬から8月末まで長期休暇に入るため、この時期の訪日が多い模様。一方、年末から年始にかけては訪日メキシコ人市場は閑散期となります。
なぜ今”欧米豪”なのかがよく分かる5つポイント:訪日旅行トレンドから読み解く欧米豪インバウンドの集客・誘致のポイントとは?
訪日中国人観光客を中心として東アジア出身の訪日外国人観光客が最も大きなターゲットでしたが、最近ではLCC増便やビザの要件緩和の影響で客数の伸びが急激であり、ミレニアル世代が多いことで知られる
人口の30%がミレニアル世代の東南アジア市場 集客するならどんな方法が効果的?ポイントは「モバイルオンリー」と「SNS利用率の高さ」
近年、日本のインバウンド市場のターゲットは多様化 しています。以前であれば「爆買い」で名高い訪日中国人観光客が最大のターゲットでしたが、近年ではよりディープな日本文化の体験を求める欧米圏の訪日外国人観光客も注目度の高いターゲット層になっています。特に訪日客数の伸びが著しい東南アジア圏の訪日外国人観光客は、2018年以降注視していくべきターゲット なのかもしれません。インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?「調査・リサーチ」の資料を無料でダウン...
インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?
<参照>
- 外務省:メキシコ基礎データ
- OECD. stat
- JNTO(日本政府観光局):訪日外客数
2025年最新版!インバウンド×デジタルマーケティング戦略【訪日ラボトレンドLIVE スペシャルver.】
2024年も残りわずかとなりました。来年2025年は大阪・関西万博が開催されるほか、中国市場の回復などもあり、今年以上の盛り上がりが予想されています。2025年に向けて、訪日旅行者へ向けたマーケティング戦略を強化していきたいと考えている事業者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、株式会社movが毎月開催している「訪日ラボトレンドLIVE」をスペシャルver.としてお届け。今こそ知っておきたい「インバウンド×デジタルマーケティング戦略」を徹底解説します!
<本セミナーのポイント>
- 観光・インバウンドに詳しい専門家3名が登壇!
- 2025年に向けた「インバウンド×デジタルマーケティング」の戦略や施策について、「深掘り」した情報を「いち早く」「無料で」学べる!
-
質疑応答の時間もご用意。インバウンドに関する疑問・お悩みについて、専門家から直接「ヒント」を得られる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→2025年最新版!インバウンド×デジタルマーケティング戦略【訪日ラボトレンドLIVE スペシャルver.】
【インバウンド情報まとめ 2024年11月前編】UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に11月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で:インバウンド情報まとめ【2024年11月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!