その経済効果なんと100億円 イニエスタ効果に見る「地方創生×スポーツ×インバウンド」の方程式とは?神戸は今こそ海外に認知を広めるチャンス!

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今年2018年5月24日に、スペインの元代表選手であるアンドレス・イニエスタ選手が日本のJリーグのヴィッセル神戸公式WEBサイトよりに3年契約での加入を発表しました。その契約金は3年間で年俸32億5000万円と言われており、スペイン代表の主力選手が日本のJリーグに加入するとあって大きな話題となりました。

先日7月22日の湘南ベルマーレ戦では、後半14分から出場、会場を大いに沸かせました。今回イニエスタの加入が大きな話題となっているのはそれだけではなく、彼が神戸に持たらす約100億円とも言われる経済効果、そしてそのSNS上での影響もあります。イニエスタ効果にみる、地方創生スポーツツーリズム、そしてインバウンドの可能性について見ていきましょう。

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「アンドレス・イニエスタ誰それ?」という方のために

アンドレス・イニエスタはスペインのアルバセーテ県フエンテアルビージャ出身の34歳のプロサッカー選手です。2006年5月27日のロシア戦でスペイン代表デビュー。通算136試合に出場し13ゴールを記録。UEFA EURO 2008、2010年に開催されたサッカーワールドカップ南アフリカ大会、UEFA EURO 2012といった主要な国際大会において、スペインの優勝に大きく貢献したスタープレイヤーです。

2015年からはリーガ・エスパニョーラの強豪チームであるFCバルセロナでキャプテンを務め、2017年にはFCバルセロナで史上初となる生涯契約を結んでいます。彼はFCバルセロナの下部組織であるカンテラで12歳からプレーしてきた、FCバルセロナを象徴するとも言える選手で、スペインではまさに英雄。そんな選手がJリーグのヴィッセル神戸に移籍を決めたことが大きな話題となっているのです。

アンドレス・イニエスタ:ヴィッセル神戸公式WEBサイトより

アンドレス・イニエスタ:ヴィッセル神戸公式WEBサイトより

その加入効果は、なんと日本全体で100億円

さて、このスペインそして世界のスタープレイヤーであるイニエスタがヴィッセル神戸に加入したわけですが、彼によってもたらされる経済効果は、関西大の宮本教授の試算によると「神戸を中心とした関西地域で79億円、日本全体では約100億円になる」とされています。早くもその効果が見られるのは観戦チケットで、7月、8月のホームの指定席はすでにほぼ完売しているとのこと。

1席あたり1万円と非常に高額な最前列の席から売れており、問い合わせも止まらないといいます。神戸市内にあるヴィッセル神戸の公式ショップではイニエスタが来日した7月18日に合わせて、Tシャツ、タオルマフラーなどを販売。サイズによっては他の選手のユニホームの制作を止めるなどの手段を取っていたにも関わらず、彼の背番号である「8」と名前が入ったユニホームは生産が追いつかない状況で、現時点での納期は9月上旬以降とされています。

スポーツによる地方創生とインバウンド

今回スペインのアンドレス・イニエスタ選手が日本のJリーグにチームに加入したということが大きな話題となり、経済効果も期待されています。

しかし、こうしたスポーツによる地方の盛り上がりは、単純な国内の経済効果だけにはとどまらず、地方創生インバウンド消費に繋がる可能性もあります。なぜそう言えるかというと、イニエスタほどのスター選手ともなると、そのSNS上の影響力が絶大で、それまで日本、神戸に全く関心がなかった、知らなかった外国人フォロワーにもイニエスタのプレーを見るために神戸に来てもらえる可能性が、もしくは少なくとも「KOBE」という名前を認知してもらえる可能性があるためです。

アンドレス・イニエスタのSNS上での影響力

アンドレス・イニエスタのSNS上での影響力

イニエスタのSNSのフォロワー数は、Facebookでは2600万人、Twitterでは2300万人、Instagramで2400万人となっています。これがどれほど凄い数字であるかを見るために、同じくプロサッカー選手である日本代表選手の香川真司選手と比較してみると、香川選手の場合はFacebookで286万人、Twitterで158万人、Instagramで144万人のフォロワーとなっており、全てのSNSで1桁フォロワー数が異なっています。

イニエスタ選手は向こう3年間は神戸でプレーするわけですが、神戸市にとっては、この間にイニエスタ選手を通して世界にどのように神戸を発信・認知してもらうのか?という事は非常に重要です。

イニエスタ効果を上手く観光客増加につなげることが出来るかが課題

神戸市は訪日外国人にはスルーされてしまうと以前から言われてきており、1年間に神戸を訪れる訪日外国人の数を比較しても、2016年度では神戸市単体で124万人、兵庫県全体でも149万人となっており、大阪府の941万人、京都府の661万人と大きな差があります。

神戸、大阪、京都を比べると、市、都道府県単位で見た時に観光スポットがあるかどうかという点が一番の大きな違いですが、神戸の場合は、現在のイニエスタ効果からサッカーを入り口として、神戸の魅力や特色に紐づけた観光プラン、観光ルートを新たに生み出し、それを上手に世界に発信して行くことが求められます。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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