来場者5万人超 フィンランド開催の「Matka Nordic Travel Fair 2018」出展者が注目する体験型プロモーションとは?【現地レポ】

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Matka Nordic Travel Fair 2018は旅行と世界の食をテーマとする北欧最大規模の旅行博覧会です。毎年1月にフィンランドのヘルシンキで開催され、世界中から80カ国、1,000人以上の出展者が集います。イベントは期間を区切り、一般と業界関係者用の2部構成になっており、毎年50,000人を超える来場者と20,000人以上の旅行関係者が足を運びます。

会場となったMessukeskus Helsinkiはヘルシンキ中心部からバスやトラムで15分ほどのアクセスの良い場所にあります。

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五感で感じる旅のワクワク感

イベント会場は出展ブース、フードコーナー、イベントスペースの3つに区分けされています。映像や体験型、味覚などの五感を刺激するプロモーションが豊富で、フォトブースやバーチャルビュー、プライズ抽選会、民族衣装の試着などブース内でのやり取りだけでは伝わりづらい部分を効果的に伝えていました。

▲広い会場内にはスピーチ用のステージが設けられている

▲広い会場内にはスピーチ用のステージが設けられている

▲カリブ海ブースに設置してあるドームの中では360度のパノラマ風景を体験できる

▲カリブ海ブースに設置してあるドームの中では360度のパノラマ風景を体験できる

▲VRゴーグルを使って絶景スポットからの眺めを体験

▲VRゴーグルを使って絶景スポットからの眺めを体験

頭をむけた方向と同じ方向の景色が立体的に映し出されます。アメリカ・フロリダ州の映像はとても美しく、実際に訪れたいと思いました。

▲誰でも参加可能、ホテル宿泊とスパ体験などが当たる抽選会も

▲誰でも参加可能、ホテル宿泊とスパ体験などが当たる抽選会も

食と娯楽に関連付けられたプロモーション

Matka Nordic Travel Fair 2018の来場者は各国の趣向を凝らしたエンターテインメントと食べものを目当てにしている人が多い印象を受けました。

会場の3分の1はフードコーナーになっており、その場で調理された各国の料理が食べられます。また、現地に行かないと手に入れづらい食材を購入することができます。

会場内にはヨーロッパの国々が多く集まっていることからヨーロッパ、特に地中海のフードコーナーは常に賑わっていました。価格帯も10ユーロほどで1人前の料理が提供され、街で食べるより安いことも人気の理由でしょう。

珍しいチーズの試食には順番待ちの列ができていました。量り売りなので購入しやすい

珍しいチーズの試食には順番待ちの列ができていました。量り売りなので購入しやすい

イタリアンピザとチーズを試食できるブースは常に賑わっていました。待ち時間を尋ねたところ、1時間待ちとのこと。

▲本場のイタリアンを求める人で満席

▲本場のイタリアンを求める人で満席

中には子どもが楽しめるブースも。無料で体験できるアトラクションもあり、たくさんの子どもたちが順番待ちをしていました。クライミング体験は高い天井の空間を縦に活かしており、他者と被らない発想に感心しました。

▲高い天井を活かしたクライミング体験

▲高い天井を活かしたクライミング体験

1番の人気を見せたのがSAS(航空会社)による抽選会でした。スタッフから番号が書いてあるステッカーを受け取り、その日のうちに同じ番号を持つ人を見つけるとヘルシンキーロサンゼルス間の航空券を無料で手に入れる抽選会に参加できます。

▲配られたSASのステッカー。同じ番号の人が見つかれば抽選のチャンス

▲配られたSASのステッカー。同じ番号の人が見つかれば抽選のチャンス

「国」ではなく「街」単位でのプロモーション

Matka Nordic Travel Fair 2018には日本の旅行代理店も出店し、ブースはたくさんの来場者に囲まれていました。 4面すべてが日本専用のブースになっていて他のブースより広い面積を占めていました。位置も会場の中央と、フィンランドの日本に対する興味関心の強さが感じられます。

▲大きなのれんが目を引く日本のブース

▲大きなのれんが目を引く日本のブース

特徴的なのが、日本という国を主張するのではなく1つの県や街をアピールする出展者やパンフレットが多いことです。細かい部分にフォーカスしていることから、海外の人にとって興味、人気がある街を知ることができます。

出展者のJNTO(日本政府観光局, Japan National Tourism Organization)によると、このイベントに出展する1年前から映像やビジュアルを用いたプロモーションやリサーチを豊富に重ね、今回プロモーションする街を厳選したそうです。近年は京都や奈良といった有名な観光地以外を選ぶ人が増えているそうで、その中でも福岡市や、忍者のイメージの強い伊賀市の問い合わせが多いそうです。

▲映像によるプロモーションで具体的なイメージを抱ける

▲映像によるプロモーションで具体的なイメージを抱ける

▲福岡県のプロモーションブース

▲福岡県のプロモーションブース

ブース内では着物の着付け体験や赤い鳥居が並んだ日本らしい背景のフォトブースでの写真撮影も可能。現在の旅行業界はテーブルの上だけではない、体験プロモーションに力を注いでいると感じました。

▲人気が高かった着付け体験

▲人気が高かった着付け体験

専用のアプリを用いたデジタルパンフレットが画期的

各団体のブースだけでなく、テクノロジーを利用したシステムも印象に残りました。広い会場を歩いているとブースの場所が分からなくなってしまいがちですが、そのような問題を解決する工夫のひとつが専用アプリです。

事前にイベントホームページからダウンロードし、ブースの上空または地面に表示されているQRコードを読み取ると、現在位置やブースの情報・本イベントのデジタルパンフレットが表示されます。

この続きから読める内容

  • まとめ:テクノロジーを駆使した旅行博覧会
  • 「Matka Nordic Travel Fair 2018」イベント情報
  • 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
  • 【インバウンド情報まとめ 2026年2月後編】訪日中国人数6割減でも「インバウンド全体としては好調」、観光庁 / 1月の訪日外客数359.8万人、韓国が史上初の110万人超え ほか
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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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