いま 中国人観光客の間で「アイコス・プルームテック」が大ブーム そのワケとは?:電子タバコは、最近の中国の喫煙(禁煙)事情の救世主なのか

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こんにちはトレンドExpress編集部です。

最近の仕事の合間や食事の後に一服…、というのが愛煙家たちの至福の時間でした。しかし近年は禁煙、分煙の波が押し寄せ、タバコを加えている姿だけで白い目で見られてしまうケースも少なくありません。

そんな愛煙家たちに「アイコス」や「プルーム・テック」といった、新たなタバコ。実は今、訪日中国人の日本で「買いたい」お目当て商品の中で、最も“アツい“のは、「電子タバコ」と言っても過言ではないのです。

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訪日中国人が、いま最も日本で「買いたい」度が急上昇している「電子タバコ」

中国国内でも「電子タバコ」愛用者が急増しており、トレンドExpress社の「買った」日本製品ランキングでも急上昇、トップ10にランクインされている注目のアイテムとなっています。

電子タバコの「買った」「買いたい」トレンド:トレンドExpressより

電子タバコの「買った」「買いたい」トレンド:トレンドExpressより

ちなみに、人気の「アイコス」や「プルーム・テック」は、「電子タバコ」ではなく「加熱式タバコ」に分類される商品です。「電子タバコ」はタバコ葉を使用しておらず、ニコチンとタールを含まないのに対して、「加熱式タバコ」はタバコ葉を使用し、ニコチンとタールを含むという大きな違いがあります。

そのため、「アイコス」や「プルーム・テック」を「電子タバコ」として分類するのは、厳密にいうと“正解“ではありませんが、訪日外国人の中ではこれらも含めて「電子タバコ」と言われることが多い為、今回は「加熱式タバコ」も含めて「電子タバコ」として、中国における喫煙事情、そして訪日外国人の購入動向を探ってみたいと思います。

欲しい!でもどこで売ってるの?

日本国内でも長らく欠品が続いた大ヒット商品「アイコス」は、早いタイミングで免税店において取り扱われていたこともあり、喫煙する訪日外国人の中でもすぐに話題となりました。

最近では「プルーム・テック」免税店での販売を開始し、こちらも徐々に愛用者が広がっています。

しかしながら、喫煙するためには両アイテムともに、本体にセットするカートリッジ(中国国内未発売)が必要となります。カートリッジもまた免税店で販売しており、継続的に喫煙するためにまとめ買いをしている訪日外国人の姿を度々みかけます。

日本では一時期の品切れ状態が解消され、比較的気軽に手に入れることができるようになってきました。

しかし、訪日中国人にとっては「どこで買えるか」という情報に乏しいらしく、入手にも一苦労といった様子。Weibo上のクチコミを見てみても…

  • ようやく買えた!
  • どこでも売り切れ~
  • ゲット!
  • いいよ、これ
  • 今年最大のヒット

といった、苦労の末に手に入れられた消費者、買えなかった消費者の声がアップされています。

またWeiboを見てみると、電子タバコをアップしているユーザー(バイヤーではなく使用者として)には、若い女性も少なくありません。

中国にも押し寄せる「禁煙」の波

この人気の背景には、世界一のタバコ生産国であり、世界一のタバコ消費国である中国でも禁煙の波が確実に訪れているということがあります。

地域差はありますが、2017年に上海や北京などの都市部を中心に「公共場所控制吸烟条例」が施行され、高級なカフェやレストランだけでなく、ローカルの食堂を含む飲食店、オフィス、ホテルなど、ほとんどの屋内で禁煙となりました。

違反すると喫煙者だけでなく店側も罰金や営業停止などの罰則を受けるため、喫煙に関しては店側も厳しく目を光らせています。

また、近年健康志向の高い中国では、タバコによる健康被害を気にする人々が増え、若い層を中心に喫煙しない人が多くなっています。

こうした環境下で、喫煙者の切り替えが進んでいるのがタールやニコチンを含まない電子タバコだったのです。

世界的な健康ブームと禁煙の波。中国もその流れからは逃れられない模様。とはいうものの、「煙酒不分家(タバコと酒があれば、他人も身内)」という言葉があるほどタバコ好きな国民性は変え難い。

「電子タバコ(加熱式タバコ)」は、そんな中国の救世主となりそうです。

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中国トレンドExpress編集部。Webメディア中国トレンドExpressでは中国向けマーケティングに役立つ様々な情報を発信中。サイトコンセプトは「あなたの中国マーケティングコンシェルジュ」。本コーナーでは主に中国Twitterの「新浪微博」の日本関連の書き込み件数ランキングについてとりあげ、実際の書き込みを紹介しながら訪日中国人の消費者心理にせまります。

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