こんにちはトレンドExpress編集部です。
最近の仕事の合間や食事の後に一服…、というのが愛煙家たちの至福の時間でした。しかし近年は禁煙、分煙の波が押し寄せ、タバコを加えている姿だけで白い目で見られてしまうケースも少なくありません。
そんな愛煙家たちに「アイコス」や「プルーム・テック」といった、新たなタバコ。実は今、訪日中国人の日本で「買いたい」お目当て商品の中で、最も“アツい“のは、「電子タバコ」と言っても過言ではないのです。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
訪日中国人が、いま最も日本で「買いたい」度が急上昇している「電子タバコ」
中国国内でも「電子タバコ」愛用者が急増しており、トレンドExpress社の「買った」日本製品ランキングでも急上昇、トップ10にランクインされている注目のアイテムとなっています。
ちなみに、人気の「アイコス」や「プルーム・テック」は、「電子タバコ」ではなく「加熱式タバコ」に分類される商品です。「電子タバコ」はタバコ葉を使用しておらず、ニコチンとタールを含まないのに対して、「加熱式タバコ」はタバコ葉を使用し、ニコチンとタールを含むという大きな違いがあります。
そのため、「アイコス」や「プルーム・テック」を「電子タバコ」として分類するのは、厳密にいうと“正解“ではありませんが、訪日外国人の中ではこれらも含めて「電子タバコ」と言われることが多い為、今回は「加熱式タバコ」も含めて「電子タバコ」として、中国における喫煙事情、そして訪日外国人の購入動向を探ってみたいと思います。
欲しい!でもどこで売ってるの?
日本国内でも長らく欠品が続いた大ヒット商品「アイコス」は、早いタイミングで免税店において取り扱われていたこともあり、喫煙する訪日外国人の中でもすぐに話題となりました。
最近では「プルーム・テック」も免税店での販売を開始し、こちらも徐々に愛用者が広がっています。
しかしながら、喫煙するためには両アイテムともに、本体にセットするカートリッジ(中国国内未発売)が必要となります。カートリッジもまた免税店で販売しており、継続的に喫煙するためにまとめ買いをしている訪日外国人の姿を度々みかけます。
日本では一時期の品切れ状態が解消され、比較的気軽に手に入れることができるようになってきました。
しかし、訪日中国人にとっては「どこで買えるか」という情報に乏しいらしく、入手にも一苦労といった様子。Weibo上のクチコミを見てみても…
- ようやく買えた!
- どこでも売り切れ~
- ゲット!
- いいよ、これ
- 今年最大のヒット
といった、苦労の末に手に入れられた消費者、買えなかった消費者の声がアップされています。
またWeiboを見てみると、電子タバコをアップしているユーザー(バイヤーではなく使用者として)には、若い女性も少なくありません。
中国にも押し寄せる「禁煙」の波
この人気の背景には、世界一のタバコ生産国であり、世界一のタバコ消費国である中国でも禁煙の波が確実に訪れているということがあります。
地域差はありますが、2017年に上海や北京などの都市部を中心に「公共場所控制吸烟条例」が施行され、高級なカフェやレストランだけでなく、ローカルの食堂を含む飲食店、オフィス、ホテルなど、ほとんどの屋内で禁煙となりました。
違反すると喫煙者だけでなく店側も罰金や営業停止などの罰則を受けるため、喫煙に関しては店側も厳しく目を光らせています。
また、近年健康志向の高い中国では、タバコによる健康被害を気にする人々が増え、若い層を中心に喫煙しない人が多くなっています。
こうした環境下で、喫煙者の切り替えが進んでいるのがタールやニコチンを含まない電子タバコだったのです。
世界的な健康ブームと禁煙の波。中国もその流れからは逃れられない模様。とはいうものの、「煙酒不分家(タバコと酒があれば、他人も身内)」という言葉があるほどタバコ好きな国民性は変え難い。
「電子タバコ(加熱式タバコ)」は、そんな中国の救世主となりそうです。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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