台湾向け観光メディア3選 | 選ぶポイント・インバウンド集客・樂吃購(ラーチーゴー)!活用事例

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2019年の訪日台湾人数は480万人を超え、中国韓国に次いで3番目に多い人数となるなど、近年訪日台湾人が増加しています。 

そのような中、台湾向けの観光メディアを利用した訪日プロモーションに注目が集まっています。今回は、「樂吃購(ラーチーゴー)!」をはじめとした台湾向け観光メディアインバウンド集客に活用する方法や、メディアを選ぶポイントについて紹介します。



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台湾向け観光メディアを選ぶ際の3つのポイント

台湾の観光メディアを検討するにあたり、まず「集客に効果があるのか?」ということに焦点をあてて説明します。

まず訪日外国人向けメディアの仕組みとして、一般的な観光メディアに広告を出すか、あるいは観光メディアバナー広告や記事広告、タイアップ記事などを出すという方法があります。それにより、台湾で認知度を高めて集客につなげます。

「観光メディアの選定」は非常に重要なポイントであり、選定基準においてポイントをおさえれば、効果的な集客が見込めます。ここでは、とりわけ重要となる3つのポイントメディアの認知度・テーマ内容・PV数」に絞って紹介します。

1. メディアの認知度

台湾の観光メディアを選ぶポイントは、台湾でのメディアの認知度にあるといえます。

というのも、台湾はブログ文化が強く、訪日旅行の情報もネット上から収集するケースが高いです。親日傾向が強い台湾では、日本特集したWEBサイトやメディアが数多くあるので、なかでも認知度のある観光メディアを選びましょう。

2. メディアの内容

台湾の観光メディアで広告を出すさいのポイントは、そのメディアがどのようなジャンルであるかを意識しましょう。

たとえば、オタクカルチャーのコンテンツを中心に展開するメディアに対して、プロモーションしたい商品が「匠の技が光る包丁」の記事を出しても効果は見込めません。しっかりとメディアのコンテンツ等「色」を見極めることが必要です。

3. メディアのPV

台湾の観光メディアを選ぶポイントとして指標となるのが、メディアのPV・伸び率」です。

単純にPVが多ければ多いほどリーチする対象が増えますインバウンド市場の盛り上がりによって、多数メディアがあるなかで知名度もさまざまです。訪日台湾人向けに広告出稿を考えているメディアのPVや伸び率を把握することが重要といえます。

<参考>

訪日台湾人・香港人向けメディア

こうしたメディアに露出を増やすことで、まずは認知してもらうことが可能となりますが、そこから集客に実際につなげるには、どういう形で露出をするのか?というノウハウが必要になります。こうした点を色々と聞くことが出来るという意味でも、こうしたインバウンドメディア専業のサービスの話を聞いてみることが重要です。

台湾の観光メディア3選

台湾で人気の観光メディアを厳選して紹介します。それぞれの概要や特徴をみながら、実際に自社の商品と照らし合わせて考えてみましょう。

1. 樂吃購!日本(ラーチーゴー!日本)

「樂吃購!日本(ラーチーゴー!日本)」は、台湾香港向けインバウンドに特化した最大規模を誇る観光情報メディアです。

月間ユーザー数は150万人Facebookページファン数は69万人(2018年4月時点)を誇り、なかでも台湾人ユーザーの比率が高く台湾人から絶大な人気があります。

ラーチーゴーの特徴は、メディアで紹介しているコンテンツのアクセス分析から、実際に台湾人に刺さるコンテンツを把握するほか、ネット上での拡散力だけにとどまらない点です。台湾にもリアル店舗を設けることで、ネット上だけでなくリアルでもユーザーの囲い込みに成功していることが強みとなっています。

2. LIVE JAPAN PERFECT GUIDE TOKYO

LIVE JAPAN PERFECT GUIDE TOKYO」は、月間ユーザー数250万人公式Facebookアカウントのフォロワー数120万人掲載施設数5,900施設を超える、No.1規模の訪日外国人向け観光情報サービスです。

なかでも、台湾韓国からのアクセスが多く、旅前の旅行準備段階から旅中シーンまで、日本の「いま」の情報をリサーチしているユーザーにリーチすることが可能です。

LIVE JAPANの特徴は、施設掲載にとどまらないソリューションを提供しており、外国人編集者によるクオリティ高いコンテンツ制作力や公式Facebookアカウントによる120万フォロワーへの拡散力を活かしたプロモーションにあります。

3. tsunagu Japan

「tsunagu Japan」は、月間ユーザー数150万人400万PV以上を誇る訪日旅行メディアです。英語繁体字簡体字タイ語の4言語で発信していますが、特に台湾繁体字)圏からの圧倒的な認知と強さを誇っており、アクセス全体の6割を超えるほどの人気ぶりです。

「tsunagu Japan」の強みは、一過性ではない継続的な集客です。実際の事例として、17年1月から開始した宿泊予約では、月に750件以上の予約獲得や、記事をきっかけに飲食店の外国人約3割がtsunagu Japan経由で来店するなど、集客効果の実績を持っています。訪日台湾向け観光メディアとして非常に影響力の高いメディアです。

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樂吃購!(ラーチーゴー!)を利用したインバウンド集客

インバウンド市場の加速によって、訪日台湾向けの観光メディアへの需要が高まるなか、前述した「樂吃購!(ラーチーゴー!)」を利用したインバウンド集客について、更に深堀して事例を紹介します。具体的な掲載の流れやプロモーション事例をみながら、自社プロモーションに照らし合わせてみましょう。

樂吃購!日本(ラーチーゴー!日本)とは?

樂吃購!は、台湾人・香港人(中国繁体字圏)に特化し、台湾香港人向けNO.1のユーザー(月間ユニークユーザー150万)を誇る観光メディアです。

「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」の「ラーチーゴー」という言葉は、中国語(繁体字)の「樂=遊ぶ」「吃=食べる」「購=買う」をカタカナ表記したもので、メディア名には「日本を遊び、食を楽しみ、ショッピングを楽しむためのトラベルガイド」という想いが込められています。

編集は台湾人・香港人にて構成されており、台湾人・香港人目線でのコンテンツ制作を行っているのが特徴です。「日本のトレンド」と「旅行者のニーズ」の両方を熟知したネイティブライター陣が取材・執筆することで、多くのユーザーから共感を得ています。

[ 樂吃購!日本サイトトップページ]:樂吃購!日本 HPより引用

樂吃購!に掲載するには?

樂吃購!は、日本を各都道府県や地域毎に紹介しており、 現在(2018年1月時点)では北海道から沖縄まで、12の都道府県・地域に分類して潜在的な訪日外国人旅行者に日本の観光情報などを紹介しています。

樂吃購!に掲載する流れとしては、まずは取材を依頼した後、日本語ができる台湾人(もしくは香港人)ライターが店舗を取材する形となります。樂吃購!の強みでもある、日本側の「伝えたい情報」台湾人・香港人が「欲しい情報」に変換して記事を執筆します。その後、クーポンをつけて樂吃購!にて投稿されます

樂吃購!を利用したプロモーション事例

樂吃購!のプロモーションの特徴として、月間ユニークユーザー111万人を誇るサイトでの情報拡散やリサーチだけにとどまらず、台北市内のアンテナショップ「MiCHi cafe」との連動によって、ファンの囲い込みを行っています。

例えば、台湾でのプロモーションを希望する小売店の認知度を「MiCHi cafe」でリサーチした結果、7割の認知度があるうち、店舗での購買割合は2割にとどまるという現状を把握しました。その後顧客の購買動向から人気のあるカテゴリーの商品を「ラーチーゴー!」でプロモーションをかけ、1ヶ月で1000枚以上のクーポン購入につながったという事例があります。

その他事例として、ある水族館のプロモーション施策において「MiCHi cafe」でプレス発表会を行いました。数多くの台湾メディアが取材し、結果として現地メディアに掲載され、台湾での認知度向上に繋がりました。WEBだけでなく、リアル店舗があるからこその施策といえます。

まとめ:台湾の観光メディアを利用して効果的なマーケティングを

今回は、台湾の観光メディアの特性についてご紹介しました。インバウンド戦略で共通する点として、「プロモーションしたい商品と広告出稿対象のメディアのイメージが合致しているか」が重要となります。また、台湾で知名度のあるメディアを選ぶこともポイントのひとつです。自社の特性に見合った観光メディアを利用して、より効果的なインバウンドプロモーションにつなげましょう。


<参照>

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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

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  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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