シンガポールの観光メディアを利用してインバウンド獲得する方法 | 市場の特徴・プロモーション事例とは

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

近年急激に市場を広げつつある訪日シンガポール観光客市場。それらの市場から効果的に集客を行うためにはどのようにすればよいのでしょうか。

この記事では訪日シンガポール観光客の特徴や情報収集の方法、シンガポール人がどのような観光メディアを利用しているのかということを紹介しながらインバウンド対策を考えていきます。



【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

訪日シンガポール人市場の特徴・インターネット利用状況

国別で訪日客を見ると訪日シンガポール観光客は10番目に多いです。訪日客のなかでも大きな市場である訪日シンガポール観光客にはどのような特徴があるのでしょうか。

1. 訪日シンガポール人は約40万人

2017年は訪日シンガポール客が40.4万人訪れました。2013年の訪日シンガポール人は18.9万人だったので、5年で約2倍以上という計算になります。このことから、近年急激に市場が拡大していることがうかがえます。

2. リピーターが7割近い

2017年の観光庁の消費動向調査「2017年年間値の推計 集計結果(確報値)」によると訪日シンガポール観光客のうち、2回目以上のリピーターが67.7%でした。

これは全国籍の平均である61%よりも高く訪日シンガポール観光客はリピーターが多い傾向があることがわかります。

シンガポールのインターネット利用状況

プロモーションを行う上でターゲットとする訪日観光客の国籍でどの程度インターネットが利用されているかというのは重要なポイントです。

シンガポールでのインターネット利用状況はどのようになっているのでしょうか。

訪日中は「スマホが役に立った」72%

観光庁消費動向調査の2017年「2017年年間値の推計 集計結果(確報値)」によると、シンガポール人の「訪日中役に立った情報源」としては「インターネット(スマートフォン)」が72.3%でトップという結果になりました。

2位の「観光案内所(24.3%)」を大きく引き離しており、インターネットが訪日シンガポール人にとって非常に重要な情報源だということがわかります。

シンガポール人の84%がインターネットを利用

Digital 2018:DIGITAL IN SINGAPORE
Digital 2018:DIGITAL IN SINGAPORE

また「Digital2018」によると、シンガポール人の84%がインターネットを利用しており、そのうち93%がインターネットを毎日利用しているということです。

多くのシンガポール人がインターネットを日常的に利用していることから、WEBメディアSNSを利用したプロモーションは効果的だと考えられます。

観光メディアは集客に効果ある?

観光メディアプロモーションを行うことで実際に集客に効果はあるのでしょうか。きちんとプロモーションを行うターゲットを明確にし観光メディアを選ぶことができれば集客をすることは可能です。

観光メディアに広告を出したりタイアップ記事を出すことができれば認知度は次第に上がっていきます。認知している人が増えれば増えるほどその場所を訪れたいと思う人も増えるので集客につなげることが可能です。

そこで次に広告を出向したりタイアップ記事を掲載するメディアを選ぶ際の3つのポイントを解説します。

観光メディアを選ぶ際の3つのポイント

観光メディアを選ぶ際の3つのポイントは以下の通りです。

  1. メディアの認知度
  2. メディアの内容
  3. PV

この3つをおさえることができれば集客を効果的に行うことができるでしょう。それぞれ解説します。

1. メディアの認知度

まず最初はメディアの認知度です。そのメディアターゲットとしている国や年代層でどれだけ知られているかということは重要なポイントです。

認知度が高ければ高いほど読者からの信頼度も上がり実際に訪れてもらいやすくなります。

そのためできるだけ認知度の高いメディアを選ぶようにしましょう。

2. メディアの内容

次のポイントはメディアの内容です。

観光メディアはそれぞれ自然体験・グルメ・文化などフォーカスを当てるポイントが異なります。そのためメディアの読者の興味特性もそのメディアの内容によって大きく変わってきます。

集客を行いたい商品やサービスによって最適なメディアは違うので、自社・自店のジャンルにあうメディアを選ぶようにしましょう。

3. PV

最後のポイントはPVです。PVとはそのメディアが実際にどれだけ見られているかという指標です。

どれだけプロモーションしたいサービスや商品がメディアとマッチしていても、あまり見られていないメディアだと集客には繋がりにくいです。

そのためPV数は必要不可欠なポイントの1つです。

シンガポール向け観光メディア・支持される情報源

1. JNTO

JNTO日本政府観光局のことでWEBサイトではインバウンドに関する様々な情報や資料を発信してます。

また情報は英語中国語、韓国語フランス語などを含めた全15言語に翻訳されており世界中の訪日観光客が情報収集にりようしています。

実際に観光庁消費動向調査の2017年「2017年年間値の推計 集計結果(確報値)」によると「訪日前に役に立った情報源」として「日本政府観光局ホームページ」をあげたシンガポール人が21.1%もいるほど信頼されている情報源となっています。

2. トリップアドバイザーなどの口コミサイト

観光庁消費動向調査の2017年「2017年年間値の推計 集計結果(確報値)」によるとシンガポール人の28.7%が「口コミサイトトリップアドバイザー等)」で訪日前に情報収集をおこなっています。

訪日前の情報源では口コミサイトからの情報源が1位と、シンガポール人は口コミサイトを利用する傾向があります。


3. 公用語は4つ、英語メディアもプロモーション利用可

インバウンド対策で重要となってくるのがその国の国民がどの言語を使用しているのかということです。それによって発信する内容が変わってくるので、とても重要なポイントです。

シンガポールの公用語は英語、マレー語、中国語、タミル語の4言語です。

アジア圏ではもっとも英語力が高いとされており、英語の他にも複数の言語を話す人はめずらしくありません。

英語中国語に対応した観光メディアは非常に多いですが、それらのコンテンツを利用してシンガポールプロモーションに活かすことが可能です。

まとめ:シンガポールへのプロモーションには口コミサイト利用が効果的か

シンガポールのインターネット利用状況や観光事情、よく使われている情報源について解説しました。

シンガポール人は口コミサイトを利用する傾向が高いため、口コミサイトを利用したプロモーションが有効でしょう。

また主要訪日年代層とFacebookのユーザー年代層の分布がかなり似ているので、Facebookでのプロモーションも効果的だと考えられます。


<参照>

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに