東京2020マスコット、ミライトワ・ソメイティとは | 東京五輪公式キャラの名前の由来・役割・象徴・グッズ

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

※新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックは1年延期され、開会式は2021年7月23日(金)、閉会式は2021年8月8日(日)となりました。

2018年7月22日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会がマスコットキャラクターの名前を発表しました。その名は「ミライトワ」「ソメイティ」です。

先日5月9日、東京五輪の観戦チケット抽選が開始されたものの、サイトにつながりにくいことが話題となりました。

東京五輪チケット抽選開始も「10万人・1時間以上待ち、サイトつながらない」と不満・怒りの声

5月9日午前10時より、2020年東京オリンピック・パラリンピック観戦チケットの抽選申し込み受付がスタートしました。10時に公式サイトが公開されると、サイトはかなり繋がりにくい状態になりました。本日13時頃でも7万人弱のユーザーがアクセスしており、1時間以上待ちの表示になっています。なお、抽選チケットは先着順ではなく、5月28日まで受け付けているため、焦る必要はなさそうです。目次2020年東京オリンピック・パラリンピック観戦チケットの抽選申し込み受付開始外国人は抽選に参加できないオリンピッ...

開催まで440日を切り、着々と準備が進む東京五輪ですが、今回はこの公式マスコットキャラクターのネーミングとキャラクターデザインに隠された、名前の由来などの深い意味や、役割、グッズについて情報をまとめます。

<オススメ記事>
中国インバウンド 今後の動向は?【訪日ラボが徹底予測】

ミライトワとソメイティの名前の由来とデザイン

ミライトワという名前は 、 「未来」と「永遠(とわ)」の2文字が結びつけられています。希望のある未来が永遠に続くように願いが込められていて、東京オリンピック・パラリンピックを通じ、その願いを世界中の人々に伝える役目を担っています。

また、ソメイティは桜の品種である「ソメイヨシノ」と英語の「so mighty」を組み合わせた名前。特徴的な桜の触覚はテレパシーを受信でき、物静かですがパワフルな一面を持っていて、パラリンピックアスリートの力強さを体現しています。

東京オリンピック・パラリンピックのマスコットの役割とは

昨年開催された東京2020マスコットハウスでは、東京オリンピック・パラリンピックのマスコットミライトワとソメイティが一般のお客さんと触れ合うイベントを行っています。こうしたイベントは、人々の東京オリンピック・パラリンピックへの関心を高めています。

現在東京オリンピック・パラリンピックのマスコットミライトワとソメイティは、日本中を巡りながら、小学生と触れ合ってオリンピック種目であるフェンシンングやトラック競技に挑戦しています。こうした活動を通じ、未来を担う子供たちにスポーツの面白さやルールを伝えながら、東京オリンピック・パラリンピックのPR活動を行っています。

ミライトワとソメイティは「東日本大震災復興支援 JOC『がんばれ!ニッポン!』プロジェクト」にも参加するなど、東京五輪に向けての盛り上げを後押しするほか、選手や観客を迎えるオリンピック・パラリンピック大使としての活動を行っていく予定です。

ミライトワとソメイティの各マスコットが象徴するもの

実はミライトワとソメイティは現実に存在するだけではなく、デジタルの世界の住人という設定です。インターネットを通じて現実とデジタル世界を行き来することができます。

大会エンブレムと同じ藍色の市松模様が、頭と体にあしらわれているのがミライトワです。コンセプトは「温故知新」なので、伝統を重んじていると同時に最新の情報にも明るいという設定で、特技は瞬間移動です。

もう一方のソメイティも市松模様のマントを羽織っています。これを使って空を飛ぶことと、超能力で物を動かすことができ、石・風と会話することができるという設定です。

マスコットキャラクターがミライトワとソメイティに決定するまで

東京オリンピックのマスコットを決めるに当たり、2017年8月にプロアマ問わず、デザインが集められました。

東京オリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクターはどのようにして選ばれたか?

マスコットキャラクターのデザイン案は、全国から合計2042作品の応募がありました。審査会にて最終候補3案に絞られたのち、この3つから1つ最終決定する過程では、日本全国の小学生と、海外の日本人学校の小学生の投票を行いました。

この選出方式が採用された背景には「未来を決めていくのは子供達」という思いがあります。

計1万6,769校、20万5,755クラスが投票した結果、福岡在住のイラストレーター谷口亮さんの作品が最多投票の10万9041票を獲得し、見事オリンピック・パラリンピックマスコットに選ばれました。

東京オリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクターの名前はどのようにして決められたか?

ミライトワとソメイティは初めから名前が決められていたわけではありません。投票時の名前は「ア案」(他の2つはイ案とウ案)。

キャラクターの投票が行われたのが2018年の2月28日で、ネーミングの選考が行われたのは6月になります。委託されたのは「ZYXYZ(ジザイズ)」というブランドネーム会社。

なぜこの会社が選ばれたかというと、1998年の長野冬季オリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクターの名前を決めた経緯があるからです。

約30の案から「ミライトワ」と「ソメイティ」に決まりましたが、決定の際には日本語だけではなく、他国語でも差別的・中傷的な意味を含んでいないか議論されました。

2018年7月22日のデビューイベント

小池百合子東京都知事が出席し、マスコットのデビューイベントが行われました。実際に2人のマスコットが登場し、ネーミングの発表を行った後、隅田川から東京湾をめぐる水上パレードが行われています。

イベントでは森喜朗大会委員長他、競泳の瀬戸大地選手、パラカヌーの瀬立モニカ選手が、子供達とともに記念撮影を行いました。

マスコットがデジタル世界の住人という設定を生かし、水上パレードの模様は公式SNSでライブ中継。その模様は現在もYouTubeで確認することができます。

ミライトワとソメイティのオフィシャルグッズ

デビューイベントから公式グッズが販売され、現在でも続々と新商品が登場しています。

商品ごとにポーズが決まっており、挨拶や喜ぶといったものからガッツポーズや勉強まで、幅広い世代に受け入れられるように工夫がされています。組織委員会は今後も新しい商品を作り出し、さらにオリンピック・パラリンピックの機運を上げていく狙いです。

ミライトワとソメイティのオフィシャルグッズにはどんなものがあるか

限定商品として注目を集めているのが、特大のぬいぐるみや3Dクリスタルです。中でもぬいぐるみは1つ1つ手作業で製作を行っており、商品によって表情が異なります。

カテゴリーはアパレル、ファッション小物、ぬいぐるみ、ピンバッチ・缶バッチ、キーホルダー、雑貨、ホーム・キッチン、文具の8種類に分かれています。

オフィシャルグッズにはマスコットキャラクターであるミライトワとソメイティがプリントされたもののほか、公式エンブレム(紋章)をあしらったものもあります。世界的に人気がある南部鉄器の急須や白河だるまも五輪デザインで販売されており、在庫切れになるなど人気のようです。

こいのぼりやかぶとをモチーフにしたものや水泳用のアイテムなど、季節性の高いアイテムも順次追加されています。

ミライトワとソメイティのオフィシャルグッズはどこで買えるか

東京オリンピック・パラリンピックのオフィシャルグッズを販売するオフィシャルショップは北海道から関西まで全国に20店舗あります(2019年5月10日確認)。東京オリンピックが閉会する2020年9月30日までの期間で営業が予定されています。

オフィシャルオンラインショップもあり、店舗に出向かなくともオフィシャルグッズが入手できるようになっています。

ミライトワとソメイティのシーン別ポーズ16種

東京オリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクターには16種類のシーン別ポーズがあります。

ミライトワとソメイティそれぞれに、挨拶する、喜ぶ、感謝する、歓迎する、禁止する、ガッツポーズする、自信を持つ、感動する、気合を入れる、リラックスする、祝う、ボードをもつ、応援する、駆け抜ける、勉強する、はっぴとうちわの16のデザインがあります。

上記以外にも競技に関連したデザインもあり、ミライトワは49種類、ソメイティには23種類のポーズが存在します。

こうしたデザインはオフィシャルグッズに印刷されるだけでなく、パートナー企業や会場自治体などでも活用され、様々な場面で存在感を示すことになるでしょう。 

まとめ:東京オリンピック・パラリンピックマスコットは小学生が選び、設定も考え抜かれた存在

見る人にかわいらしい印象を与える東京オリンピック・パラリンピックのマスコット「ミライトワ」「ソメイティ」には、様々な意味が込められており、設定も練られていることがわかりました。

マスコットの名称「ミライトワ」「ソメイティ」はどちらも、日本語でなくても発音がしやすいと言われており、海外での評判も上々です。ネーミングの考案者は音にまで配慮したことがうかがえます。

今後東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日本国内だけでなく、海外でも大会への関心を高めることに一役も二役も買っていくことでしょう。

<参照>

訪日ラボセミナーレポートのご紹介&最新版インバウンド情報まとめ

訪日ラボでは、インバウンド対策に課題を抱えるご担当者様向けに、お悩み・課題解決を支援すべく、最新レポートの公開や無料のオンラインセミナーを実施しています。

【セミナーレポート】「桜シーズン」に向けたインバウンド施策のポイント


2023年は2,500万人の外国人旅行者が訪れた日本のインバウンド市場。コロナ前の2019年に迫る勢いの回復をみせており、2024年の訪日外国人数は3,000万人を上回るとの予想もあります。

日本を訪れる外国人旅行者の間で、特に人気が高いアクティビティが「桜の鑑賞」です。桜の開花時期に合わせて日本を訪れる外国人も多く、日本の重要な観光資源の一つとなっています。

そこで訪日ラボでは、「『桜シーズン』に向けたインバウンド施策のポイント」と題したセミナーを開催しました。
登壇者としては、インバウンドの動向に詳しい訪日ラボ インバウンド事業部長 川西哲平に加え、台湾に本社を置くビッグデータカンパニーVpon JAPAN株式会社営業本部 会田健介氏をお呼びし、「桜」に関するインバウンドデータをもとに、訪日外国人旅行者の最新動向と、「桜のシーズン」に集客を向上させるためのポイントを解説しました。

本セミナーは大好評につきアーカイブ配信を行っておりますので、ぜひご覧ください。

詳しくはこちらをご覧ください。

「桜シーズン」に向けたインバウンド施策のポイント【セミナーレポート】


【インバウンド情報まとめ 2024年3月】2023年年間宿泊者数 1位は韓国 他

訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。

この記事では、2024年3月版レポートから、2月〜3月のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。

最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!

インバウンド情報まとめ 2024年3月

本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。
 訪日客向け“相撲エンタメショーホール” 大阪にオープン / 2023年年間宿泊者数 1位は韓国【インバウンド情報まとめ 2024年3月】


今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」


スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに