インバウンド旅行者向けのプライベートツアーサービスを運営する、otomo株式会社(以下、otomo)は6月5日より、海外エグゼクティブに対応した、法人向けのプライベートツアープログラムの提供を開始しました。
優良ガイドが専属で案内することで、日本滞在中の体験の満足度向上を実現するとともに、海外からエグゼクティブを受け入れる企業担当者の負荷軽減を図ることが狙いです。
今回は、otomoのこれまでの取り組みとサービス開始に至った背景をふまえ、今後のインバウンドのエグゼクティブ対応のあり方について見ていきましょう。
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インバウンド客向けのプライベートツアーサービスを展開する「otomo」
otomoでは、地域の観光資源を活用した独自のツアープラン造成をはじめ、地域のガイド人材の育成を通し、高品質なツアーサービスを訪日外国人観光客向けに提供しています。
英語・中国語・韓国語といった多言語対応も特徴の1つです。2019年4月時点で東京・大阪・京都・福岡・神奈川・千葉・埼玉・奈良・兵庫と、全国9都府県で500名以上のガイドが登録しており、計200種類以上のツアープランを展開しています。
ガイドブックに載っていない、地域の人だからこそ知っているその土地の魅力を訪日外国人観光客に発信することを目指し、訪日客とガイドのマッチングサービスを提供します。
専属ガイドによるプライベートツアーで、初めての訪日旅行の方はもちろん、よりディープな体験を求めるリピーター層の満足度向上も期待できるでしょう。ツアーは場所の名前だけでなく、伝統文化や歴史建築、ショッピング、リラクゼーションなど、多種多様なテーマから個人の嗜好に合わせて検索することができるのも大きな魅力です。
MICEの需要拡大から企業担当者の負担軽減が課題
otomoが海外エグゼクティブ向けのプライベートツアーサービスの提供を開始した背景として、近年の日本企業のグローバル化やMICE推進に伴う、ビジネス目的の訪日外国人観光客の増加が挙げられます。
2018年は3,100万人超の訪日外国人観光客が訪れており、うち約16%はビジネス目的の訪日でした。中でもアメリカやイギリス、ドイツといった欧米諸国においては、ビジネス目的の訪日客の割合が約30〜40%となっています。
現在は引き続き観光庁や全国の自治体が主体となり、MICEの開催や誘致を積極的に推進中です。2017年の日本での国際会議の開催件数は、過去最高の3,300件超、国際MICEの経済波及効果は約1兆円との見通しもあります。
日本滞在中の観光やアクティビティをサポートし、体験の満足度向上を実現するサービスが求められています。
一方で、海外エグゼクティブの対応をする、企業担当者の負担は増大しているのが課題です。具体的には、商談準備に加え観光スポットの下調べや手配に対する負担が大きい・社員が休日に観光のアテンド業務に携わるのは厳しいといった声が企業担当者から上がっています。
otomoは前述のような企業担当者の負担軽減を目指し、海外エグゼクティブ向けのプライベートツアーサービスの提供を開始しました。

海外エグゼクティブの対応から観光周遊プランの提案まで、包括的に対応
otomoが提供するプライベートツアーでは、商談等で訪日するパートナー企業やグループ会社のエグゼクティブ対応をはじめ、国際会議や展示会の開催地周辺の観光周遊プランの提案、スポーツイベントにおける選手団や出演者のレクリエーションなど、様々な場面で活用することができます。
基本サービスは以下の4点です。
- お客さまごとに最適なツアープランの提案
- 専属の優良ガイドによるツアー催行(3時間〜、1グループ最大6名まで)
- ガイドによる都心近郊の指定場所への送迎
- ツアー中の傷害保険と第三者賠償保険の無償附帯
オプションサービスとしては、送迎車の手配や食事と宿泊施設の手配、空港など遠方の指定場所への送迎等を用意しています。
会員プログラムも設定し、会員企業はツアー料金が30%引きとなるほか、ツアー直前の予約受付、請求書による後払いなど、各種特典を受けることが可能です。
ビジネス目的で訪れる訪日客の満足度向上&企業担当者の負担軽減へ
観光庁や自治体が、海外からのMICEの誘致と開催を積極的に推進している中、ビジネス目的の訪日客の増加が顕著です。
特に欧米圏からのインバウンド客に、ビジネス目的の割合が多い傾向にあることが明らかになりました。今後はotomoのプライベートツアーサービスの認知拡大による、海外エグゼクティブを受け入れる企業担当者の負担軽減と訪日客の満足度向上に期待が高まります。
<参考>
・otomo:訪日エグゼクティブに対応した法人向けのプライベートツアーサービスを開始
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