人口たったの6800人、静岡の秘境「川根本町」COOL JAPAN AWARD 2019受賞でインバウンド需要を獲得できるか!?株式会社Arinosの取り組み

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はじめまして、Arinosです。

先日、世界各国の外国人の審査員による世界が共感する「COOL JAPAN AWARD」が発表され、「NationalPark部門」において、静岡県川根本町の「奥大井湖上駅」が受賞しました。

現状、この秘境を一目見ようと訪れる観光客のほとんどが日本人です。今回の「COOL JAPAN AWARD」を受賞によって、これからインバウンド需要を獲得できるか期待が高まります。


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川根本町の観光資源

静岡県の中心部分に位置する川根本町は、日本三大銘茶の川根茶の産地でお茶の町として知られています。また、本州で唯一の原生自然環境保全地域を保有する自然豊かな町です。

町の中心には南アルプスを源にする大井川が流れ、茶畑や山々に囲まれた大井川沿線には「SL」が走っています。最近では「機関車トーマス」を再現したSLが話題になったりと、多くのメディアで取り上げられています。

人口たったの6800人、存続の危機:株式会社Arinosがサテライトオフィスを

そんな川根本町ですが、人口はたったの約6800人。毎年、200人以上のペースで人口が減少し、数十年後には存続が危ぶまれます。

この町でサテライトオフィスを構える東京のベンチャー企業があります。それがわれわれ株式会社Arinosです。

なぜ川根本町にサテライトオフィスを?

Arinosは、事業創出を通して全国の地域課題を解決させたいと様々な場所を訪れ、川根本町にやってきました。

「地域を活性化させるためには、魅力的な事業を創ること」と考えるArinosは、

  1. 地域の方々が本当に困っている課題を解決するもの
  2. 収益を生むこと

を前提とし、現地に根差しながら地域住民と一丸となって事業を進めるため、川根本町にサテライトオフィスを開所しました。

Arinosは、まずお茶に次ぐ特産物の柚子に注目し、柚子を使った商品開発を開始しました。湖上駅にほどなく近い奥泉地区にて、自社でも柚子の栽培も開始しており、地域の住民と一丸になって現在30aの栽培面積を数年後には、20haまで拡大する予定など6次産業化に向けて事業を推し進めています。

インバウンド向けに湖上駅でのカフェ運営や電子決済端末導入を

そんなArinosがいま新たにインバウンド向けの事業創出として、現地の方と一緒になり湖上駅でのカフェ運営や電子決済端末の導入に乗り出しています。

山奥にある湖上駅ですが、GWには1日1,000人が訪れます。ただ、この駅には、自動販売機もカフェもなく、あるのは使われていないコテージだけ。一度降りてしまうと最短でも1時間近く何もすることがなく、満足度を下げてしまう要因の一つになっていると考えられます。そのため、使われていないコテージを活用して、訪れた方が待っている時間をより楽しめる、場所提供を行うこととなりました。

カフェは、病気にならない食事を提案している姫路農家レストランのシャンカンカンをモデルとしながら、地域の特産物の販売や、電子端末決済ができる形を予定しております。

今後Arinosでは、川根本町での取り組みを生かす形で、全国47都道府県でもインバウンド向けの事業創出を目指していきます。COOL JAPAN AWARD受賞とArinosの取り組みから、インバウンド需要を獲得し、川根本町に活気を取り戻せるか是非ご注目ください!

Arinosでは、インバウンドの事業のほかにも川根本町での6次産業化事業、秋田県大仙市での事業創出プログラムを実施しております。

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

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宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

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この記事の筆者

株式会社Arinos

株式会社Arinos

株式会社Arinos 事業創出事業部 広報担当 須田一貴が執筆中。地域に魅力的な事業を創出することをビジョンに、静岡県川根本町を中心に秋田県大仙市でもインバウンド支援を行っています。今後、静岡県川根本町、秋田県大仙市のみならず他地域でもインバウンド、事業創出支援していきます。

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