美団点評(Meituan Dianping)とは?中国最大口コミサービスの強さの秘訣・登録方法・事例3選

公開日:2019年07月31日

美団点評(Meituan Dianping)とは、中国最大と言われるO2Oサービス(オンライントゥオフライン、ネットサービスとリアル店舗などのサービスを結び付けたサービス)である「大衆点評」を展開している中国のIT企業です。

大衆点評は中国で最も有名な口コミサービスであり、これをマーケティングに用いることで訪日中国人観光客の集客を効率的に行うことができるでしょう。

この記事では、美団点評の概要、また大衆点評の登録方法、使い方や、大衆点評を利用した訪日中国人観光客の集客事例について解説します。


美団点評とは?

美団点評」は、中国で2010年に設立された企業です。「美団」と「大衆点評」の2社が合併して誕生しました。

中国最大のO2Oプラットフォーム「大衆点評」

美団点評」の運営する口コミサービス大衆点評は、中国で最大のシェアを誇る口コミサービスです。飲食店などの口コミだけではなく、生活に関わる様々な情報を総合的に提供するO2Oプラットフォームとして機能しています。

大衆点評」は2003年のサービス開始以来16年の歴史を持ち、現在では100を超える国と地域をカバーしながら、6億人のユーザーを抱えています。なお、この「大衆点評」は「みんなの口コミ」という意味です。

【事例アリ】大衆点評とは

2018年、訪日外国人観光客が史上初の3,000万人を突破しました。そのうち約3割が中国からの観光客です。2019年1月には訪日中国人に対するビザ発給要件の緩和が行われ、今年はさらに加速して中国人観光客が増加するとも見られています。中国では年初の新EC法の施行や、「理性的な消費」といったスローガンの広まり、富裕層におけるオリジナルな旅行体験への需要の高まりなど、様々な環境とトレンドの変化が現れています。特に新EC法による転売目的の商品購入が減少することも考えられ、今後ますます「コト消費」で...

生活情報サイトとしてお出かけ時にチェック、「美団」はフードデリバリーも展開

大衆点評」は中国最大のグルメナビサイトと謳われることも多いですが、実際には生活情報サイトとしても活用されています。ショッピングやホテル、サロンなど、3,300万件以上の店舗とその口コミが登録されています。「美団」はもともと「大衆点評」のような口コミの集積と実店舗への送客を目的としたプラットフォームを運営していましたが、最近ではもっぱら「デリバリーサービス」が有名です。

大衆点評」はWeChatPayの基本メニューに組み込まれています。外食はじめ外出先や旅先での訪問先を検討する際に「大衆点評」の口コミをチェックするのは日常の一部と言えるでしょう。

▲LocalBusinessが大衆点評のサービス。WeChatアプリからアクセスできる。
▲LocalBusinessが大衆点評のサービス。WeChatアプリからアクセスできる。

特にグルメ業界、サービス業界、デリバリー業界において「大衆点評」は堂々の第1位のシェアを獲得しているのが特長です。

すでに様々な日本企業が掲載済

大衆点評」には中国国内の企業だけではなく、日本国内のスポットの掲載も少なくありません。「一蘭」「横浜家系ラーメン」「かに道楽」などの飲食店をはじめ、「マツモトキヨシ」「ビックカメラ」「伊勢丹」「東急ハンズ」「UNIQLO」「TOHOシネマズ」など、ショッピング、娯楽施設が掲載されています。

▲WeChatミニプログラムの大衆点評。東京のレコメンドが表示されている。
▲WeChatミニプログラムの大衆点評。東京のレコメンドが表示されている。

「大衆点評」に登録しよう

このように、訪日中国人に対する抜群のアピール力を誇る「大衆点評」にはどのようにして登録すれば良いのでしょうか。最も簡単な方法として、「大衆点評」の日本代理店を経由し登録申請を行う方法があります。ここでは3つの掲載プランと費用、申請方法について紹介します。

VIPプラン

VIPプランの持つ機能は以下の通りです。
料金は月額50,000円です。

  1. 店舗写真設置(5枚)
  2. 公式アルバム設置(各カテゴリ毎50枚)
  3. 特色設置(最大5行)
  4. キャッチコピー設置
  5. クーポン設置
  6. おすすめメニュー設置
  7. ブランドストーリー設置
  8. コメント対応
  9. 店舗情報編集

広告プロモーション(検索で優先表示が可能、バナーの掲載)の利用可能金額は最大18,000元(約306,000円)です。

ベーシックプラン

VIPプランと同じ機能を持ちますが、広告プロモーションの利用可能金額が最大8,000元(約136,000円)となります。料金は月額30,000円です。

ライトプラン

VIPプランから6〜9の機能を省いたプランです。広告プロモーションの利用可能金額は最大3,000元(約51,000円)となります。料金は月額16,000円です。

なお、ライトプランは飲食店事業を展開している場合のみ申し込めます。

中国最大の口コミサービス「大衆点評」のEコマースサービス取扱い開始/JC Connect株式会社

目次「大衆点評」の公式サービスを提供Eコマースサービスの概要「大衆点評」の公式サービスを提供2018年10月16日、JC Connect株式会社(以下、JCC)は、中国生活情報プラットフォームサービス最大手の「美団点評」(以下、美団点評社)が提供する生活サービスプラットフォーム「大衆点評」(以下、同プラットフォーム)において、Eコマースサービス(以下、同サービス)の取り扱いを開始すると発表しました。同プラットフォームは、月間アクティブユーザー数が2.89億人で、訪日中国人の45%が利用して...

申込みは書類準備から

まずは「大衆点評」の日本代理店公式サイト(http://dianping-jcc.jp)から申込書類をダウンロードし、必要事項を記入の上で申請フォームから申込書類をアップロードします。申込書類はアップロードと併せて日本代理店宛に郵送する必要があります。

日本代理店側で確認が終わり次第、掲載費用の請求書が送付されますので入金を行います。

入金の確認が取れると日本代理店側で認証作業が行われ、認証を通過すると「大衆点評」への店舗登録が行われ掲載手続き完了となります。

登録事例とそのメリットは?

中国で一位の知名度を誇る「大衆点評」ですが、実際に登録するとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは登録後の客足にどのような変化があったのか、実際の事例をいくつか紹介した上でそのメリットについて考察します。

事例1:中国客売り上げがゼロから月60万に(居酒屋いろり)

居酒屋いろり新宿店は、オープン後すぐより「ぐるなび」等を活用することで国内集客力を伸ばしていましたが、訪日中国人へのアピールは伸び悩んでいました。

歌舞伎町に多くいる中国人観光客に目をつけ「大衆点評」を導入したところ、現在では集客のうち10%程が中国人となり、それまでゼロだった中国人客からの売り上げが月60万円程まで増加しました。

事例2:売り上げが前年比115%に(うなぎ料理専門店 鰻将本店)

元々「大衆点評」に掲載されていた口コミがきっかけで、2013年頃から中国人客の来店が増えるようになりました。そこで公式に「大衆点評」に登録したところ、中国人客からの売り上げが前年比1.5倍にも増加しました。

これに併せて支払い方法の多様化など中国人客にとって来店しやすい環境を整えた結果、店内の来客のうち30%が中国人客という日もある程になりました。「大衆点評」で配信した公式クーポンが3か月で258人にダウンロードされるなど、今では中国人観光客に大人気の店となっています。

中国での知名度アップに繋がる

FIT(海外個人旅行)で日本を訪れる中国人のうち実に約45%が「大衆点評」を使用しており、「大衆点評」は既に日本旅行において欠かせないツールのひとつとなっています。

紹介した2店の事例のように、「大衆点評」に登録することで中国人に対するお店の知名度を向上させ、中国人観光客へのアピール力を強め、集客率も上げられる期待ができます。

美団点評の運営する「大衆点評」に登録してインバウンド来客を促進

飲食店や各種サービスへの口コミを共有するウェブサイトとして、中国国内で最大級のシェアを誇る「大衆点評」は中国国内の企業だけでなく、日本の企業やお店も情報を掲載することで中国人に対するアピール力を強めることができます。

日本代理店を経由するため、中国語ができなくても登録することができます。年々増え続けている訪日中国人を集客できれば、店舗の継続的な売上げ拡大も望めるでしょう。


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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