Viator(ビアター)とは?オーストラリア発のOTA・海外オプショナルツアー・165カ国、4,000以上の目的地・トリップアドバイザー傘下・事例を紹介

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Viator(ビアター)は海外旅行において現地ツアーを事前にオンライン予約できるOTA(Online Travel Agent)で、2016年に日本語対応してからは日本人ユーザーも多く利用しています。 

また、日本国内におけるツアーの手配も行なっており、インバウンド誘致のツールとしてのポテンシャルの高さに注目が集まっています。

この記事では、ViatorOTAの概要、インバウンドにおけるViatorの活用事例について解説します。


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Viatorとは

Viatorとは、海外旅行において現地ツアーを事前にオンライン予約できるオーストラリア発のOTA(Online Travel Agent)です。英語フランス語、ドイツ語をはじめとする11言語に対応しており、インバウンド誘致のツールとしても注目のサービスです。

オーストラリア発祥のOTA

Viatorはオーストラリアでサービスを開始したOTAの1つで、ユーザーはViatorを利用してツアー旅行の予約手配を行うことができます

近年、OTAは徐々にシェアを伸ばしており、実店舗に足を運ぶ手間がない点や、夜間や早朝など時間を問わず旅行の手配ができる点が画期的であると人気を集めています。

Viatorではトリップアドバイザーと連携しており、それぞれの旅行先やツアーについての口コミを確認することも可能です。 

ホテルのコンシェルジェサービスのオンライン化

慣れない国で勝手がわからないことが多いため、海外旅行ではガイド付きの短期ツアーや現地のパッケージツアーに申し込む旅行者が多くいます。

しかし、現地の旅行代理店を利用するにも電話による手続きや支払い方法など、旅行に慣れていない人にとってはハードルが高いことも事実です。

そこで生まれたサービスが現地ツアーOTAであり、Viatorもそのうちの1つです。

Viatorを利用すれば、これまで現地でしか申し込めなかったツアーにオンラインで申し込めます。手続きの利便性の高さだけでなく、こうして先に処理しておけるので現地で過ごす時間を有効活用できるという点も大きなメリットです。 

165カ国、4,000以上の目的地をカバー

現地ツアーOTAの一種であるViatorですが、Viatorを介して手配可能なツアーや観光は現地のみに限らず世界各国のツアーを手配することができ、またパッケージツアーだけでなくVIPツアーや博物館や美術館、ミュージカルやショーのチケットを手配することも可能です。

VIPツアーでは通常の現地ツアーとは異なり、普段のツアーでは公開していない部分を特別に見学することができたり、特別なパスにより人気観光施設に待ち時間なしで入場できたりすることがあります。 

日本語でも利用できる!

Viatorは2016年3月より日本語への対応を開始したため、現在ではツアーの検索や詳細情報の閲覧、予約や手配までを日本語サイトにて行うことが可能です。

現地ツアーを手軽に手配可能なOTAは日本国内でも徐々にその人気を高めており、今回のViatorの日本語対応の背景にも日本におけるOTA人気の高まりが一因としてあると考えられています。

今後はさらに多くの旅行者がOTAを利用して個人旅行の予約や手配を行っていくと考えられています。 

インバウンドでもViatorが活躍!

Viatorでは日本における観光ツアーの掲載や予約手配も行っており、日本国内で訪日外国人向けの観光関連サービスを提供している場合にはインバウンド誘致のためにViatorを活用することも可能です。

以下では、Viatorの特徴や実際に掲載されているツアーの内容について解説します。 

インバウンドにおいてのViatorの特徴

Viatorは米国発のアクティビティ特化型プラットフォームで、特に日本や欧米諸国において多くのユーザーがViatorを利用しています。Viatorは欧米諸国からのインバウンド観光客をターゲット層とする観光やツアーのプロモーションとして効果的であるといえるでしょう。

また、2014年にトリップアドバイザーの傘下となってからは、Viatorトリップアドバイザーが互いに連携を行うことによってコンテンツ力を向上させています。Viatorでは観光やツアー全般を取り扱っていますが、中でも比較的単価の高い1dayツアーを多く取り扱っているようです。

富士急ハイランド訪日外国人向けデジタル前売券を販売開始

山梨県富士吉田市にある、絶叫系アトラクションをウリにしたレジャーパーク富士急ハイランドではViatorで訪日外国人旅行客限定の「アフタヌーンパス」を販売しています。

アフタヌーンパスは、訪日外国人旅行客の1日でさまざまな観光地を巡りたいというニーズに応じて販売されている、正午以降の時間帯のみ入場可能なチケットです。

1日券に比べて安価に購入できることに加えて、現地でチケット購入列に並ぶ必要もないため時間とお金を有効に活用できると人気を集めています。

また、お昼や夕食のタイミングに合わせて利用する訪日外国人旅行客向けにアフタヌーンパスと食事券のセット販売も行われています。 

日本国内の観光地も多数

Viatorでは旅行先の国名からツアーを検索することができ「日本」において楽しめるツアーは約3,700件以上も掲載されています。

以下では、特に人気の高いツアーについて解説します。

▲「日本」のツアー検索結果:Viator HPより引用
▲「日本」のツアー検索結果:Viator HPより引用

1. 京都料理教室、利き酒、錦市場のウォーキングツアー

京都では錦市場や街中の食材店で京料理に用いる食材についての説明を受けた上で料理教室に参加できるウォーキングツアーが催されています。

7人限定の少人数制ツアーで伝統的な和食の文化や食材についての知識を身につけ、調理工程も体験できるため、多くの訪日外国人から人気を集めています。

また、ウォーキングツアーでは日本酒の酒造所を訪ねて利き酒を楽しむこともできるため、日本文化や和食などに興味のある外国人に特に人気です。

▲京都料理教室、利き酒、錦市場のウォーキングツアー:Viator HPより引用
▲京都料理教室、利き酒、錦市場のウォーキングツアー:Viator HPより引用

2. プライベート・カスタム・ツアー: 東京での終日観光

プライベート・カスタム・ツアーはいわば観光ツアーのオーダーメイドであり、訪れる観光地や食事処を自ら決定することができます。

個人旅行と変わらないようにも思われますが、ガイドが付くため移動手段やチケット購入、各施設の入場手続きにおけるサポートは万全です。

また、普段からさまざまなツアーを企画しているエキスパートが日程作成の面でもアドバイスやおすすめスポットを教えてくれるため、充実したツアーを組むことができます。▲プライベート・カスタム・ツアー:Viator HPより引用

▲プライベート・カスタム・ツアー:Viator HPより引用

3. 大阪ウォーキング・ツアー

大阪ウォーキング・ツアーは東京、京都と並んで訪日外国人からの人気が高い西の大都市大阪を巡るツアーです。

法善寺をはじめとした有名観光地を訪れることはもちろん、道頓堀や新世界で食事やショッピングを楽しむことができます。

また、3時間ほどの短期ツアーのため、ツアーの前後の時間を活用することで個人的に興味のある施設や観光地を訪ねることも可能です。

滞在期間が短い訪日外国人からは数時間で有名観光地や人気スポットを効率よく回れる短期ツアーも高い評価を得ています。

▲大阪ウォーキング・ツアー:Viator HPより引用
▲大阪ウォーキング・ツアー:Viator HPより引用

Viator掲載で見込み旅行客の集客

Viatorでは日本を含む世界各国のツアーを取り扱っており、ユーザーは現地ツアーの予約や手配をオンラインで行うことができます

訪日外国人の中には、Viatorを利用して訪日旅行中に利用するツアーを予約している人々もいます。観光ツアーを企画している企業や店舗では、インバウンド誘致施策の一環としてViatorは。

日本国内における外国人向けツアーをViatorに掲載することで、より多くの訪日外国人に認知を促すことができるでしょう。 


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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか


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この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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