東日観光(東日観光)はT-LIFEホールディングスが運営する旅行代理店で、数々の国内旅行や国内ツアー、訪日外国人向けの訪日ツアーを販売しています。
特に外国人のニーズを反映したツアーで高い評価を獲得しています。東日観光のパッケージツアーは、日本へのインバウンド旅行客の誘致に貢献していると言えます。
この記事では、東日観光の会社概要、提供しているツアーや訪日外国人向けプランの内容について解説します。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
東日観光とは
東日観光は太平グループ傘下の旅行代理店で、特に教育旅行や訪日旅行に力を入れており、訪日外国人の中には東日観光を利用して訪日旅行の予約手配を行っている人々も少なくありません。
東日旅行では訪日外国人向けにさまざまなツアーを企画販売しており、観光庁が発表した「主要旅行業者の旅行取扱状況」によればタイヘイグループを運営するT-LIFEホールディングスは、訪日旅行取扱額においてJTB、東武トップツアーズ、阪急交通社などの大手旅行会社に続いて国内6位という実績を残しています。
日本人旅行者向けの国内旅行では修学旅行や部活動・クラブ活動における合宿旅行、海外旅行では語学研修など、学校や企業といった法人による利用が多くを占めています。
東日観光の訪日外国人向けツアー
東日観光では訪日外国人向けツアーの取り扱いが充実しており、東京や大阪など、訪日外国人から人気の観光地についてさまざまなツアーを企画販売しています。
東日観光の提供する訪日ツアーは行先が豊富なことはもちろん、所要日数や内容も多岐にわたっています。
以下では、東日観光が企画している訪日ツアーの内容に追いて解説します。
インバウンドで人気の体験ツアーランキング【ベスト3】/インバウンドの新たな旅行スタイル「ニューツーリズム」って?
2015年の「ユーキャン新語・流行語大賞」に「爆買い」が選ばれてから丸3年、インバウンドのトレンドは「爆買い」に象徴される「モノ消費」からアクティビティや体験に価値を見い出す「コト消費」へと変化しつつあります。「コト消費」は、以前は主に欧米豪の訪日客から支持されていました。しかし現在は、日本のインバウンド全体の傾向となっています。ここでは「モノ消費」「コト消費」について今一度確認しながら、どのような体験・ツアーが訪日外国人の人気を集めているのか見ていきましょう。インバウンド対策なにから始め...
1. 東京ツアー:3日間~最大8日間
東日観光が提供する東京ツアーでは所要日数3日から8日のプランが用意されています。
3日間のプランでは初日と3日目は空港とホテルの往来のみで、2日目に東京タワーや明治神宮といった有名建造物を巡り銀座でショッピングを楽しむことができます。
4日間のプランでは1日予定が空くため自由に過ごすか、オプションプランで日光を訪れることもできます。
5日間のプランでは上記に加えて富士山や箱根を観光することができます。
6日間のプランではさらに奈良、京都を訪れることができ、7日間のプランでは2日間に渡り京都を楽しむことができます。
最も長い8日間のプランでは箱根から名古屋を経由して京都に向かい、京都で3日間を過ごすことができます。
大阪、京都、奈良などの関西エリアは観光地や商業施設が多いため、3日間あっても足りないと感じる人もいるようです。
東日観光が提供するツアープランの特徴として滞在日数が増えても単純に自由行動日が増えるだけでなく、さまざまなエリアを観光できるようプランが組んであるため、訪日旅行者が自らプランを立てる必要がありません。
全てのプランは、旅のエキスパートがツアープランを組んでおり、無理なくスムーズに各エリアを観光できるようになっています。ツアー参加者は、滞在日数に合わせて、効率的に多くの観光地を巡ることができるでしょう。
2. 大阪ツアー:3日間と5日間
東日観光が提供する大阪ツアーでは3日間、5日間のツアープランがあります。
東京ツアーと同様に3日間のプランでは初日と3日目は空港、ホテル間の移動にあてられるため、2日目に大坂城や中之島をめぐるボートに乗ることができます。
また、5日間のプランでは2日目から4日目の3日間を利用して京都、広島、岡山、大阪の4都市を観光することができます。
大阪や京都では伝統的な文化や歴史的建造物を観光できるため、東京ツアーと並んで訪日外国人から人気のあるツアープランです。
3. その他
東日観光では上記以外にもさまざまな訪日ツアーを企画しています。
以下では、その中でも特に人気の3つのツアーについて解説します。
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Japan Rapid Experience Tour 7 Days(急ぎの日本体験ツアー7日間)
Japan Rapid Experience Tour 7 Daysでは7日間で日本の有名観光地をいくつも巡ることができる人気のプランです。▲[Japan Rapid Experience Tour 7Days]:東日観光より引用
1日目は成田空港から東京の宿泊先へと向かい、2日目は東京タワーや明治神宮の観光と、銀座、お台場、秋葉原といった外国人から人気の高い街でショッピングを楽しむことができます。 3日目には日帰りで日光へと足を運び、4日目には富士や箱根を経由して京都へと向かいます。 5日目、6日目に京都、奈良を堪能して7日目には関西国際空港を発つというプランです。
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Meet The Japanese Culture 11 Days(日本文化に触れる11日間)
Meet The Japanese Culture 11 Daysは11日間をかけて日本文化に触れることができるツアープランです。▲[Meet The Japanese Culture 11Days]:東日観光より引用
1日目には関西国際空港から京都へ、2日目には奈良、3日目には1日京都を観光します。
日本文化をコンセプトとしたツアープランということもあり、行程表には東大寺や興福寺、清水寺、高台寺などの歴史的建造物が多く組み込まれています。
その後は4日目に京都から岐阜県高山へ、5日目には金沢へ、6日目には東京へと向かいます。
そして7日目、8日目に富士や箱根を訪れてからはまた東京へと戻り、最終日には成田空港から帰路につくこととなります。
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Japan Heritage Tour 9 Days(日本の文化遺産ツアー9日間)
Japan Heritage Tour 9 Daysは東京から大阪へとかけて文化遺産を巡る9日間のツアープランです。▲[ Japan Heritage Tour 9 Days]:東日観光より引用
1日目、2日目には東京観光、3日目、4日目には岐阜県高山と、金沢で合掌造りの白川郷の見学や和紙作り体験などを楽しめます。
5日目、6日目は京都と奈良、7日目と8日目は姫路や広島を訪れ、9日目に大阪へと戻り関西国際空港から帰国の途につきます。
京都の茶屋街や兵庫の姫路城、広島の宮島など、伝統文化を色濃く残す街や史跡、神社仏閣を巡ることで日本文化に触れられるツアーとなっています。
訪日外国人向けページがある
東日観光では訪日外国人観光客をメインターゲットとしたツアーを多数企画販売しており、インバウンド対策にも注力しています。
日本語をはじめ、英語やフランス語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語と7言語に対応するWebサイトを運営していますが、このWebサイトの訪日外国人向けのページでは、日本の伝統的な魅力を伝える音楽や映像が用意されています。
訪日外国人誘致のための積極的な姿勢が見て取れます。
東日観光の施策を自社に応用
東日観光では訪日外国人向けのツアーを多く取り扱っておりニーズに合わせたツアーの企画販売だけでなく、Webサイトの多言語対応や外国人向けプロモーションなどのインバウンド対策に力を入れています。
東日観光が取り組んでいる施策を参考に、自社や自店の業態を踏まえ応用することで、インバウンド対策の実効性が高まることが期待できます。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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