中国で空前の「猫ブーム」到来:中国トレンドニュース5選【2019年9月第2週号】

訪日ラボ編集部が中国現地ニュースから注目のトピックを紹介します。


1. 中国ファッションニュース

キーワード:復古感・复古感(クラシック・ファッションスタイル)

▲[复古女装受关注 女性のクラシック・スタイルファッションに注目]出典:2019年 8月19日 浙江新闻 浙江日报报业集团より
▲[复古女装受关注 女性のクラシック・スタイルファッションに注目]出典:2019年 8月19日 浙江新闻 浙江日报报业集团より


8月、中国の浙江省紹興市にてファッションショーが開かれました。ショーではクラシック・スタイルファッションに注目が集まったことが報じられています。

昨今、中国では伝統的な漢民族の民族衣装の「漢服」が日常的に好んで着られるようになっています。他にも伝統的な中国風デザインを現代風にアレンジしたようなファッションも好まれています

これからの中国市場では「復古感」(クラシック)はトレンドの一つとして重要なコンセプトの一つでしょう。

2. 旅行トレンド

キーワード:遊学・游学(修学旅行・体験学習ツアー)

▲[高价游学值不值?首个游学点评大数据公布 (スタディーツアーのコスパやいかに?C-Tripスタデイーツーリズム、ビックデータ分析)]出典:2019年8月30日 环球网
▲[高价游学值不值?首个游学点评大数据公布 (スタディーツアーのコスパやいかに?C-Tripスタデイーツーリズム、ビックデータ分析)]出典:2019年8月30日 环球网

7月から8月にかけては中国でも夏休みシーズンです。

昨今、その夏休みを狙って、文化体験や自然学習をコンセプトに旅行ツアーを販売するサービスが急成長しています。

C-Trip(携程旅遊網)は、夏休みの体験学習ツアーに関するビックデータを公表しており、ネットを通じて販売されている中国国内や国外のツアーについての動向を報じています。

日本も人気の旅行先ですが、欧米など競合相手は多く、今後は「日本」のブランドだけでは成長が難しくなってくることも予想されます。

3. 中国出版事情

キーワード:猫・歴史コンテンツ

▲[如果历史是一群喵,它们已经从夏朝“进化”到汉朝 (もしも歴史が猫まみれなら。新刊の出版イベント開催)]出典:2019年8月18日 信息时报
▲[如果历史是一群喵,它们已经从夏朝“进化”到汉朝 (もしも歴史が猫まみれなら。新刊の出版イベント開催)]出典:2019年8月18日 信息时报

昨今、中国でも猫ブームの波が広まりつつあります。ペット市場の成長、動画サイトやアプリなどでも猫はキラーコンテンツと化しています。

こうしたトレンドに「中国の歴史」や「伝統文化の現代的アレンジ」を掛け合わせた書籍が出版されました。『如果历史是一群喵』(もしも歴史が猫まみれなら)という名前の漫画作品です。

この書籍をテーマに、今年8月には広州でイベントが開かれています。同書籍は中国の歴史を全て猫(擬人化ならぬ擬ネコ化)にして描いた漫画のシリーズで、出版直後からヒットし中国で栄誉ある漫画の賞も獲得しています。

日本独特のペット文化の輸出や、ペットコスプレなどは現在大きな商機を前にしていると言えるでしょう。

4. 中国ガジェット

キーワード:タブレット端末、SIMフリーガジェット

▲[这台笔记本仅680g,插sim卡联网,支持华为share  (脅威の軽さ!ファーウェイMate Book E)]出典:2019年8月23日 极客业界
▲[这台笔记本仅680g,插sim卡联网,支持华为share (脅威の軽さ!ファーウェイMate Book E)]出典:2019年8月23日 极客业界

米中貿易戦争の発端にもなったファーウェイですが、その技術力の高さや発展スピードには目を見張るものがあります。

新商品のMate Book Eはそのデザインや性能もさる事ながら、スマホと同様にSIMカードを挿入する事で4G通信対応の高速インターネットが使用できます。

今や中国人旅行者は、SIMフリーのスマホなどを活用し、現地対応のSIMカードでアプリを駆使して旅行を楽しんでいます。

今回ファーウェイが販売開始する本機種がどのようなSIMカードに対応するのかはまだ発表されていませんが、中国人旅行者の行動様式を考えれば、今後SIMカード技術周辺のニュースは要チェックといえるでしょう。

5. 中国の環境問題

キーワード:ゴミ分別

▲[垃圾分类很遥远?不存在的,更多城市垃圾分类来了! (ゴミ分別の本格化。全国で本格実施へ)]出典:2019年8月19日 凤凰网科技
▲[垃圾分类很遥远?不存在的,更多城市垃圾分类来了! (ゴミ分別の本格化。全国で本格実施へ)]出典:2019年8月19日 凤凰网科技
8月、上海で日本と同様にゴミの分別収集が開始しました。

中国や日本でも話題となったこの新制度ですが、中国では実は上海のような大都市以外でも、ゴミ分別重点地域として、2020年までの都市的ゴミ処理システムの完成を目指すことが報道されています。重点地域は中国国内の46の地域とされています。

この46地域での試みの後、2025年までに同様の仕組みを全国へ普及させる計画が掲げられています。中国の都市区分で上から三番目に区分される「二級都市」の浙江省金華市でも、ゴミ分別の宣伝と専用の公共ゴミ捨て場の整理が開始されています。

今後はゴミ分別を楽にするサービスや、家事道具などの需要が様々な地域で高まっていきそうです。


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訪日ラボ編集部

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