【京都】インバウンドに人気の寺社仏閣ランキング!上位に”多言語+夜観光+インスタ映え”の三拍子

【京都】インバウンドに人気の寺社仏閣ランキング!上位に”多言語+夜観光+インスタ映え”の三拍子

日本の古都として知られる京都は、日本人にも外国人にも人気の観光地となっています。京都を訪れる観光客は清水寺をはじめとした寺社仏閣を目的地とする場合も多く、限られた滞在時間で効率よく回れるプランニングが欠かせません。

今回はそんな京都の神社の中でも一押しの神社について紹介します。


京都で人気の神社巡り

京都観光の醍醐味といえば歴史ある建築物の数々を見学することと、そこに刻まれた歴史を感じることです。「古都」と言われるだけあって、京都に各年代の、様々な背景を持った神社仏閣が立ち並んでいます。京都盆地のコンパクトな面積に多くの建築物があり手軽に神社仏閣めぐりが楽しめるのは京都の大きな魅力の一つです。

京都にはいくつ神社がある?

文部科学省が2018年度に行った宗教統計調査によると、平成29年現在で京都府に存在する神社は1762社、寺院は3068山です。

京都に多くの寺院が建て始められたのは平城京から平安京に遷都したころだとされています。当時の桓武天皇は平城京周辺の寺院の影響力を恐れ平安京へ遷都すること決意し実行に移します。

同時に、共に遷都した多くの公家は、信仰心の象徴と自らの権力を示威するために次々と寺社を建立します。

また、平安時代末期に広く信じられた「末法思想」も京都の寺院建立に大きくかかわってきます。末法思想とは仏教の開祖である釈迦の死後、教えだけが世に残り、多くの者は修行しても悟れない状態が来ることを予言した思想です。

平安時代末期は摂関政治から院政へと移行し武士が台頭するなど、治安が悪化し社会情勢が不安定なっていました。当時の世情と末法思想が結び付き多くの民衆が浄土真宗へと傾倒していきます。またそれに続く鎌倉時代に入ると禅宗や法華経が広まり始め、時の権力者である足利将軍家によって多くの寺院が建立されます。金閣寺や銀閣寺がその代表例です。

御朱印帳ブームに乗って歴史も学ぼう

神社やお寺に行くと御朱印帳を持った方をよく見かけるようになりました。今まで神社や寺院といったものに興味がなかった若い世代や女性などにもそのブームは広まりつつあります。

御朱印はもともとお寺に自分で書いた写経をおさめたときの証として始まり、今では多くの神社や寺院で参拝した証として御朱印を書いてもらえます。

それぞれの神社やお寺を参拝し御朱印を頂く前に、その神社や寺院の歴史などを調べてから参拝してみると、見える景色も変わってくるかもしれません。

人気は「伏見稲荷大社」や「金閣寺」

Trip Adviserの「外国人に人気の日本の観光スポット ランキング 2019」によると、伏見稲荷大社は京都だけでなく、日本の人気観光スポットとして6年連続の1位を獲得しています。外国人観光客からの根強い支持がうかがえます。

そのほかにも7位の三十三間堂、10位の金閣寺などの著名なスポットから永観堂禅林寺愛宕念仏寺といった少しマイナーなところまでランクインしています。

毎年多くの外国人が日本、そして京都を訪れていますが、中にはメジャーなところを避けて、新しい観光地に行ってみようという人も少なくないようです。また近年、京都を訪れる観光客が急速に増加しメジャーな観光地が観光客でひしめき合っていることも影響しているのかもしれません。

京都の”パワースポット神社”3選

2000年代初等から始まったパワースポットブームは今なお強い人気を誇り、多くの人がご利益を求めてパワースポットへと足を運んでいます。パワースポットとは、特に大きなご利益にあずかれると信じられている場所を意味し、京都にもこうしたパワースポットとして認知されている神社が存在します。

今回は3か所の神社をピックアップしてご紹介します。

1. 鞍馬寺 : 財運アップ

京都盆地の北に位置する鞍馬寺は、若き日の源義経が修業したお寺としても有名です。山中に本堂などが点在しており、最寄り駅の叡山電車「鞍馬駅」から山道を登っていくルートは、参拝者に当時の修業を疑似体験させてくれるようです。

ケーブルカーもあり、体力に自信がない観光客でも気軽に訪れることのできるスポットとなっています。

鞍馬寺は毘沙門天を祀るお寺で、財運アップ以外にも厄除けや戦勝といったご利益もあります。本堂の手前の石畳に描かれた「六芒星」と奥の院にある「魔王殿」が鞍馬寺随一のパワースポットとして知られています。

2. 貴船神社 : 運気上昇

貴船神社は水を司る「龍神」を祀った神社で、京都最強とも言われるパワースポットです。運気上昇縁結びのご利益があるといわれ、日本第三大龍穴と日本三大縁結びの一社にも数えられます。

貴船神社の中でも注目のスポットは奥の院にある龍穴です。とても神聖視されており誰もその龍穴を直視することは許されていません。

また、本殿のすぐそばから湧き出る御神水もパワースポットの一つです。この御神水は持ち帰ることができ、パワースポットのご利益により多くあずかりたいという観光客のニーズを満たすこともできます。

3. 上賀茂神社 : 厄払いや恋愛成就

1,200年以上前からこの地に鎮座する上賀茂神社は、世界遺産にも登録されてる京都でも随一の有名度を誇る神社です。

鴨川沿いにあるこの神社は賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)という雷を司る神様を祀っており、厄払い恋愛成就のご利益があります。上賀茂神社の中にある「片岡御子神社」は特に恋愛のパワースポットして有名であの紫式部が参拝したとも言われています。

先に紹介した二つの神社よりも京都の中心部に近く、観光時間に制限のある観光客にとって参拝しやすい神社です。

外国人に人気の神社ではやはりインバウンド対策が進んでいた

訪日外国人が増えていく中でインバウンド対策に積極的に取り組む観光地も増えてきました。京都にもインバウンド対策が進み、多くの外国人が訪れる人気のスポットになっているところがあります。

1. 伏見稲荷大社

先ほどご紹介したとおり、伏見稲荷神社はTrip Adviserの「外国人に人気の日本の観光スポット ランキング 2019」で一位を獲得しており、その一つの要因としてインバウンド対策があります。

伏見稲荷大社のホームページは「日本語」「英語」「韓国語」「簡体字」「繁体字」の五言語に対応しており、訪日外国人に対して積極的な情報発信をしています。

また、地元の商店街と協力してフリーWi-Fiのルーターを商店街各所に設置したり、インバウンド向けの観光案内所や多言語観光案内マップを整備するなどしており、伏見稲荷大社単体だけではなく、地域一体でインバウンドへの対応を進めています。

2. 清水寺

京都市の2018年の京都観光総合調査によると外国人観光客の訪問先ランキング第1位は清水寺でした。清水寺の公式サイトも「日本語」と「英語」の二言語に対応しており、ホームページを通して清水寺までのアクセス情報やイベント情報を外国人観光客に提供しています。

また、桜と効用が見ごろの秋と春には夜間のライトアップを行っており、夜まで予定を詰める傾向が強い訪日観光客のニーズをとらえた施策を打ち出しています。

清水寺は公式のInstagramアカウントを開設しています。日本語と英語の両方で「インスタ映え」する投稿をしており、注目を集めています。 

一方で不満も…全部見切れない!?

平成30年の京都観光総合調査によると、外国人観光客の満足度は97.6%となっており、直近三年で最も高い結果となっています。また、8割近い外国人韓国客が「京都観光に感動があったか」という質問に「あった」と回答しています。

多くの外国人から高い人気と満足度を得ている京都ですが、その一方外国人観光客から不満点も挙がっています。

個別残念度の要因として割合が最も高かったのは「時間が足りなかった」という理由でした。

コンパクトな街に多くの観光名所を抱える京都ならではの課題ですが、「一度の訪問で京都を堪能しきれない」「どこかやり残した感が残ってしまう」のは頻繁に日本を訪れることができない外国人観光客からすると、国内旅行で済む日本人よりも残念度が高くなってしまうのかもしれません。

インバウンドのニーズに合った「京都滞在プラン」への需要

外国人観光客からすると、京都の公共交通機関は事業者が多いこともあってとても複雑に感じるそうです。また、近年のインバウンド需要増加に伴って、京都は常に観光客で溢れかえっており、移動時間が今まで以上にかかることも少なくありません。

今後も「京都を回り切れなかった」と感じる外国人観光客はますます増えることが予想されます。今後も、外国人観光客が魅力を感じるスポットを確実に押さえ、満足感と充実感を得たまま京都を後にできるような滞在プランへのニーズが高まっていくでしょう。


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!