訪日の目的や動機は国や地域によって違う傾向に
JTBは、10月2日、「JTB訪日旅行重点15カ国調査」に基づいて、インバウンド市場の「期待と満足感」を分析した結果を発表しました。
中国人の関心は爆買いから体験へ
15カ国調査の、東アジア地域でみてみると、例えば、台湾では「気分をリフレッシュする」が16.3%。中国は「日本の伝統文化を体験する」が13.5%、韓国と香港では「日本ならではの食事を楽しむ」が期待の上位となりました。
では、実際に訪日旅行で、満足したことをみると、台湾は「新緑、紅葉、雪などの自然を楽しむ」が13.8%、中国は「温泉に入る」が12.8%と、最も多いことが判明しました。
次に、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、フィリピンを含む東南アジア地域でみてみると、「桜や新緑、紅葉、雪等の自然を楽しむ」ことへの期待感が高かったことがわかりました。
一方、インドネシアでは旅マエの期待と旅ナカでの満足に相違があることも判明。旅ナカで最も満足したことは「日本ならではの食事」であり、訪日後の食事に大変な関心を示したことがわかりました。
欧米豪地域でみた場合、イギリスは「都市に滞在して楽しむ」が13.5%、フランスは「『世界遺産』などの訪問を通して歴史に触れる」が11.8%、ドイツは「日本人の生活を体験する」が14.3%であった一方、アメリカやオーストラリアでは「日本ならではの食事を楽しむ」への期待が高いことも判明しました。
なお、15カ国全体のトレンドとして、特徴的なのは、「アジアでは欧米豪よりも期待が高めであり、その分満足が期待を下回る傾向も強い」こと。また、アジア地域、欧米豪地域のなかでも、各国の文化や国柄を反映する結果となったことが、今回の調査で明らかになりました。
(画像はプレスリリースより)
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▼外部リンク
JTB プレスリリース
https://www.jtb.co.jp/
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