【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
訪日の目的や動機は国や地域によって違う傾向に
JTBは、10月2日、「JTB訪日旅行重点15カ国調査」に基づいて、インバウンド市場の「期待と満足感」を分析した結果を発表しました。
中国人の関心は爆買いから体験へ
15カ国調査の、東アジア地域でみてみると、例えば、台湾では「気分をリフレッシュする」が16.3%。中国は「日本の伝統文化を体験する」が13.5%、韓国と香港では「日本ならではの食事を楽しむ」が期待の上位となりました。
では、実際に訪日旅行で、満足したことをみると、台湾は「新緑、紅葉、雪などの自然を楽しむ」が13.8%、中国は「温泉に入る」が12.8%と、最も多いことが判明しました。
次に、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、フィリピンを含む東南アジア地域でみてみると、「桜や新緑、紅葉、雪等の自然を楽しむ」ことへの期待感が高かったことがわかりました。
一方、インドネシアでは旅マエの期待と旅ナカでの満足に相違があることも判明。旅ナカで最も満足したことは「日本ならではの食事」であり、訪日後の食事に大変な関心を示したことがわかりました。
欧米豪地域でみた場合、イギリスは「都市に滞在して楽しむ」が13.5%、フランスは「『世界遺産』などの訪問を通して歴史に触れる」が11.8%、ドイツは「日本人の生活を体験する」が14.3%であった一方、アメリカやオーストラリアでは「日本ならではの食事を楽しむ」への期待が高いことも判明しました。
なお、15カ国全体のトレンドとして、特徴的なのは、「アジアでは欧米豪よりも期待が高めであり、その分満足が期待を下回る傾向も強い」こと。また、アジア地域、欧米豪地域のなかでも、各国の文化や国柄を反映する結果となったことが、今回の調査で明らかになりました。
(画像はプレスリリースより)
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▼外部リンク
JTB プレスリリース
https://www.jtb.co.jp/
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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