渋谷駅はなぜ人気?”ダンジョン”に対する反応まとめ/世界一難しい路線図の東京でできるインバウンド対策

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近年、個人旅行者の割合がますます増加し、自分たちで公共機関を利用しながら自由に旅行するインバウンド客が増えています。

日本の電車、駅構内の「複雑さ」は世界的に有名で、「日本旅行中の困まること」として常に上位ランクインし続けています。特に大都市のターミナル駅では、駅構内から外に出られずに困っている外国人旅行者を目にしたことのある人も多いのではないでしょうか。

2019年11月1日より、渋谷駅の利便性向上とまちの回遊性の向上を目的に、地下出入口番号の変更と駅構内の誘導案内サインの改善が開始されます。

東急の発表によれば、出入口番号の変更は1977年以降初めてであり、新たな商業施設のオープンや東京メトロ銀座線渋谷駅のホーム移設に伴う対応としています。

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渋谷駅の出口番号が振り直し

東京のハブ駅として、JR線、東京メトロ線、京王線、東急線、東横線が乗り入れる渋谷駅は、日本人でさえも歩行ルートの把握が困難で、非常に分かりにくい駅として知られています。

特に2008年以降は渋谷駅の再開発が進み、歩行ルートが次々に変更されていき、東京で最も複雑な構造のターミナルと言われるようになりました。

出入口番号の変更は1977年の開業以降初めての取り組みであり、2019年度に予定されている「渋谷スクランブルスクエア第Ⅰ期(東棟)」と「渋谷フクラス」の開業、東京メトロ銀座線渋谷駅のホーム移設、渋谷駅東口地下広場の一部供用開始などの再開発に合わせたものです。

ネット上ではこの変更に対して、「出入口番号の覚え直し」「ダンジョンマップ更新」「感覚で覚えるしかない」といった困惑する声が挙がっています。

実は改定でわかりやすくなる?アルファベット=方面で覚える

今回の変更は、渋谷駅の利便性向上とまちの回遊性の向上を目的に、背景色やフォントや配置の考え方が統一され、初めて渋谷を訪れる人にも分かりやすいような案内誘導の実現に向けて取り組むとしています。

また地下出入口番号の変更とともに、駅構内の案内誘導サインの改善も実施される予定で、渋谷周辺の歩行者ルートがさらに分かりやすくなると期待されています。

現在の出入口番号は数字のみとなっていますが、変更後は地下をAからDまでのアルファベットで4エリアに分けて、数字の組み合わせで表記されます。
  • 道玄坂方面(ハチ公やスクランブル交差点、109など)は「A」
  • 宮益坂方面(渋谷ヒカリエや東急・副都心線など)は「B」
  • 渋谷警察署方面(JR新南口や渋谷ストリームなど)は「C」
  • 桜丘方面(JR西口や新開発エリアなど)は「D」

このように、エリアを示すアルファベットから大まかな行き先から出入口が連想しやすく再編されます。時間がかかる運用ではありますが、将来を見据えた新しい取り組みに期待の声も見られます。

実際に鉄道利用するインバウンドの感想は?

海外の人たちの反応を見てみると、今回の出入口番号の変更に困惑する人やこれまでの渋谷駅の複雑さを改善する取り組みであると期待する人などさまざまな意見があります。以前から訪日外国人の悩みとして、渋谷駅に到着してから、地上に出られないという声が数多くありました。

11月1日に変更がスタートされたばかりであるため、困惑に直面しているかどうかの声は確認できていませんが、「どうしてこんな(番号振り直しの)変更を!?」という抵抗感を示す言葉も見られます。そのほかには、工事中の不便さから渋谷駅の改装完了を待つ声や、その後のデザインに期待する意見が見られ、番号の振り直しに対してはそこまで大きな注目は集まってはいないようです。

渋谷駅周辺のお店については、情報のアップデートが必要になるでしょう。

これまで渋谷駅からお店のルート案内を駅の出入口番号を利用して紹介していた場合は、利用者の理解できる言語を念頭に、今回の変更に伴い最新情報に更新することが大切です。

Twitterに英語で書かれた投稿
▲[Twitterに投稿された、渋谷駅の出口番号振り直しに戸惑う声]:編集部スクリーンショット

Twitter:渋谷駅の出口番号振り直しに戸惑う声の投稿(https://twitter.com/bonaneh/status/1190009088878379008)


Twitterに投稿された、新しい渋谷駅を歓迎する声
▲[Twitterに投稿された、新しい渋谷駅を歓迎する声]:編集部スクリーンショット

Twitter:新しい渋谷駅を歓迎する意見の投稿(https://twitter.com/JakeRockCity/status/1189459536907624448)


Twitterに投稿された、東急の駅と比較した場合に評価できるとの声
▲[Twitterに投稿された、東急の駅と比較した場合に評価できるとの声]:編集部スクリーンショット

Twitter:東急の駅と比較した場合、デザインが良いという意見の投稿(https://twitter.com/robotopia/status/1189439798856966145)

困っている外国人に出くわしたら?

渋谷駅周辺では、今後もさらに再開発が進められていきます。これまでの知見を活かし、「初めて訪れる人にも分かりやすく」を目指した案内誘導の改善も期待できるでしょう。

しかし、現在抱える課題が即座に解決されるわけではなく、しばらく時間を要する運用と思われます。これからも外国人旅行者は、渋谷駅をはじめとする複雑な駅構内に四苦八苦することでしょう。

もし見かけた際には、駅員さんのいる場所に誘導してあげたり、スマホアプリの翻訳機能を駆使して案内したりすることで問題解決に協力できると考えられます。こうした日本人との交流は、旅行中の良い体験として思い出に残ると考えられます。場合によっては、再訪意欲の向上にもつながるでしょう。

まとめ

渋谷駅周辺の開発によって、駅はさらに複雑化するかもしれませんが、インバウンド客の集客効果が期待できるような新しい施設も増えるというメリットもあります。

今回開始したエリア別の誘導表示のように、今後も改善を積み重ねていくことで、地図を見ながら歩いていけば、雨に濡れずに目的地までたどり着けるようになり、利便性も高まります。

今回の開発によって新設される各ビルには、地下から地上へ、地上からデッキへのアクセスがスムーズになる「アーバン・コア」が整備される予定で、縦移動の円滑化が図られます。これまでの課題であった駅中心部から周辺に向かっての高低差が解消され、歩き回りやすくなると期待されています。

渋谷は東京を代表する繁華街として、駅を中心に周辺開発が進められています。インバウンド客を含めた渋谷を訪れる人々の利便性を高める取り組みには、地方でも取り入れられる視点があるはずです。今後も注目していくべきでしょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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