居住者の3,000倍もの観光客が押し寄せる白川郷は課題が山積
合掌ホールディングス株式会社は、12月29日、観光公害、オーバーツーリズム問題に直面している「白川郷に関するアンケート調査」の結果を発表しました。
今回の調査対象となった白川郷の集落の居住者は600人弱ですが、年間観光客の推計は約180万人です。プロモーションよりもマネジメントが最優先課題となっている現状です。
なお、調査期間は、2019年8~9月、国籍は問わず、2020年の来村予定者、FITを対象として、オンラインにて実施。有効回答数は、2,752人にのぼりました。

オーバーツーリズム対策に完全予約制導入
今回の調査によると、国籍の回答者比率は、台湾が35.6%、日本が18.0%、タイが14.2%、香港が13.1%、中国が5.1%。インバウンドの来日回数は、5回以上と回答した人が、51%と半数以上で、来村予定のほとんどが来日経験があることがわかりました。
また、白川郷に期待することとして、「美しい景色」と回答した人は39%。一方、「文化体験」と答えた人も25%にのぼり、体験プログラムを実施することが必須であることが判明。
お土産に関しては、中華圏からのインバウンドニーズが多かったのが日本のお菓子や和菓子で、合掌造りならではの商品が好まれることが明らかになりました。
さらに、「冬季ライトアップ」に関して尋ねたところ、2019年に「完全予約制」となったことを知っている人が、90%。この取り組みは、地域住民への理解、世界遺産保持、観光品質の向上のために「必要」といった意見が多数寄せられました。
イベント入場料を徴収することについては、89%が入場料を支払うことに賛成している一方、現在の1日券は1台当たり4,000円となっており、FITのような少人数の場合には、不公平感が否めず、入場料は1人当たりの料金が妥当であることが、今回の調査で明らかになりました。
(画像はプレスリリースより)
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▼外部リンク
合掌ホールディングス株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000047734.html
合掌トラベル ホームページ
https://gassho-travel.com/jp/
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