群馬県大泉町「日本のブラジル」と呼ばれるほどブラジル人が多い理由/いきさつや街並み・課題

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群馬県は、居住者に占める外国人の割合が全国3番目に高くなっています。特に、群馬県で最も小さな町、大泉町は多くの外国人が生活しています。

大泉町には日系ブラジル人が多く、ブラジル雑貨店やブラジルの食品が手に入るスーパーが並ぶブラジリアンタウンとしても知られます。

大泉町の日系ブラジル人受け入れの歴史や、異文化との共生について考えます。

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群馬県とりわけ大泉町にはブラジル人が多い

群馬県は外国人の割合が高く、県人口の2.9%が外国人です。東京都愛知県に次ぐ、全国3位の割合の高さです。

群馬県内でも、大企業の工場が立ち並ぶ東毛地区において外国人人口が多い傾向にありますが、大泉町はとりわけ外国人が多く住む町として知られています。

群馬県大泉町のブラジル人比率

外国人人口の多い群馬県の中でも、大泉町は特に外国人比率が高い自治体です。バブル期に出稼ぎのために来日した外国人労働者の多くが定住し、現在に至るといわれています。

2018年時点では住民のおよそ5人に1人が外国人であり、なかでもブラジル人の比率は56.93%を占めます。

つまり、日本人も含めた大泉町の人口全体に対し、10人に1人はブラジル人ということになります。

ブラジル人の次に比率が高いのはペルー、ネパール、フィリピンからの移住者であり、南米やアジア出身者の割合が高い傾向にあります。

大泉町では、外国人住民向けにポルトガル語版広報紙の提供や日本の文化・習慣を伝える事業を展開し、多文化共生を目指しています。

群馬県大泉町に来た日系ブラジル人

群馬県大泉町に住む日系ブラジル人は1990年に入管法が改正された際に、在留資格制度に加わった「定住者」ビザを利用して来日した人が多いとされています。

これをきっかけに20世紀初頭に南米に渡った日本人の子孫である日系ブラジル人が特に多く来日し、現在の高いブラジル人比率につながっています。

群馬県大泉町にブラジル人が増えた背景

大泉町は北関東でも有数の製造品出荷額を誇る工業の町です。

第二次大戦後の高度経済成長期に多くの企業が北関東に工場を建設しました。大泉町はこうして形成された北関東工業地帯に属します。

バブル期になると、働き手の不足が顕在化しました。そこで企業は海外に住む日系外国人の採用に着目し、地元企業が協働し日系外国人の求人を展開する協議会を立ち上げました。

採用担当者のブラジル派遣や現地の新聞に求人広告を掲載するといった活動により、多くの日系ブラジル人が働き手として来日しました。

行政・地域の暮らしに関するサポートもあり、多くの人が定着し現在に至ります。

群馬県大泉町のブラジル色

ブラジル人割合の高い大泉町にはブラジルにまつわる店が集まり、駅や街中にはポルトガル語表記の表示案内や看板が掲出されています。

異国情緒あふれる街並みから、ブラジリアンタウンとも呼ばれています。

レストラン・食材

大泉町にはブラジル料理のレストランやブラジル食材を取りそろえるスーパーマーケットがあります。

ブラジルの食文化が息づいており、日本に移り住んだ人たちも慣れ親しんだ故郷の味を楽しむことが可能です。

今年で創業30年を迎える老舗レストラン「レストラン・ブラジル」は大泉町で最初のブラジル料理店です。

ポルトガル語が飛び交う店内で、ブラジル料理としてよく知られるシュラスコや各地の郷土料理、ブラジルのお酒やジュースなど本格的なメニューを味わえます。

「アソーゲタカラ太田店」はブラジル食材が豊富なスーパーとして有名です。ブラジルの調味料やお菓子が揃い、精肉コーナーが充実ぶりが好評です。店内の雰囲気も、日系ブラジル人からブラジルに来たようだと評されています。

西小泉駅

大泉町に位置する東武鉄道小泉線の終着駅である西小泉駅は、2017年に駅舎がリニューアルされました。

ブラジル料理店やブラジル雑貨店が並ぶブラジリアンタウンの玄関口として整備された新駅舎は、南米をイメージしたデザインで利用客に親しまれています。

ブラジルカラーの黄色と緑を配し、ブラジルを代表する鳥「トゥカーノ」をイメージしたシンボルも描かれています。

駅の表示案内にはポルトガル語やスペイン語も含まれ、大泉町に多数居住する南米系の住民に対する配慮がみられます。

外国語表記

大泉町の街中にはポルトガル語の看板を掲出する商店があります。

この続きから読める内容

  • ブラジル人は英語を話せる?ブラジルの英語教育|公用語はポルトガル語・インバウンド需要・ビザ
  • ブラジル人とつくる社会が直面する課題
  • 生活保護
  • 言語の壁
  • サンバパレード
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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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