新型コロナウィルスの感染拡大の防止に対して、1月23日から武漢が封鎖されて約一か月が経ちました。
依然として人々の移動などは制限されています。それでも人々は引きこもり生活を少しでも楽しもうと様々な工夫を行っています。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
1. 引きこもり生活のお供「バリカン」「ハンドミキサー」「家庭用卓球台」「コンドーム」
![▲[拼多多による、売れたものランキング]:2020 2-24 11:34 亿邦动力网 联商网 ▲[拼多多による、売れたものランキング]:2020 2-24 11:34 亿邦动力网 联商网](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/5837/main_625665689ede7357cc1bf77dad9a990d.jpg?auto=format)
中国大手ECサイト拼多多が2月19日「引きこもり生活十大必須アイテムランキング」を発表しました。
新型コロナウイルスの感染拡大予防のために、「引きこもり生活」を余儀なくされている中国で、どんな商品が売れているか集計してランキングにしたものです。なおこのランキングは事前にマスク・アルコール消毒液などを除外しています。
ランキングによると、上からバリカンなどの散髪用具、口紅、ヨガマット、ハンドミキサー、パジャマなどの生活用品が並びます。
バリカンは不要不急の外出が原則禁止になったことで、理髪店に行けなくなり売上げがアップしたようです。自宅で自分や家族に散髪してもらい、その後の姿をSNSにアップロードすることが一つの気晴らしになっています。
ハンドミキサーについては、食材は通常通り購入できるとあり、自宅での料理に精を出していることが考えられます。
スマホスタンドやスマホゲーム用のガジェットセットなどのスマホ用具も良く売れているとのことで、スマホに引きこもり生活の大半を注ぐ中国人の姿も見えてきます。
その他、学習用品、家庭用卓球台、コンドームなどの売れ行きが好調と伝えられています。
2. ほうきが立った!暇の極みでSNSにあふれる「自立するほうき」
![▲[「直立するほうき」を報じる現地ウェブメディア]:杭州网 2020 2-11 21:33 ▲[「直立するほうき」を報じる現地ウェブメディア]:杭州网 2020 2-11 21:33](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/5838/main_2404dcd599ea9657b68afcd078c41254.jpg?auto=format)
中国のSNSで突如、「掃除用のほうき」が自立する様子を写した画像が急増しました。引きこもり生活が続く中国で、暇を持て余した人々がほうきを立て、SNSにこぞってアップしています。
ほうきを立てるだけではまだまだ時間が余ったようで、さらには「なぜ掃除ほうきが自立するのか」を真剣に議論し始めます。
ネットユーザーの中には「ほうきが自立した日は月と地球の位置の関係で地球の引力が強い日」だと都市伝説を唱える人もいたそうです。
事の真相は、ほうきの素材と床の素材、ほうきを立てようとする根気さえあれば普通に立てるということのようです。こうした普通に身の回りのことに注意を払う暇もない日常が見えてくるエピソードといえるでしょう。
3. オンライン授業に習い事、親もちゃっかり?参加
![▲[自宅でオンライン授業]:青岛青年网 齐鲁晚报 2020-2-18 ·19:49 ▲[自宅でオンライン授業]:青岛青年网 齐鲁晚报 2020-2-18 ·19:49](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/5839/main_d12800c5de68c735746c46c7eec12bbb.jpg?auto=format)
中国では、新型コロナウィルスの影響で幼稚園や学校が閉鎖されています。授業を行うこともできません。
こうした状況を受け、教育関係のスタートアップや大手アプリ会社などは早々に、スマホアプリを用いて授業のサポートを開始しました。
オンライン授業のためのアプリは、チャットアプリやテレビ電話を組み合わせたような形式です。生徒や学生は授業を聞くだけでなく、教師に質問もできます。
学校だけでなく、ヨガやスポーツ系の習い事も、在宅でレッスンが受けられるようなサービスを開始しているそうです。この際、子供だけではなく親も一緒に参加するケースもあるとのことです。
中国社会では、日本よりも家族を大事にする価値観が強く存在しています。新型コロナウイルスの災禍には当然不安を覚える人も多いですが、外出の抑制により、結果として家族との時間が増えていることについてはポジティブに捉えようとする向きもあるそうです。
4. 新型コロナウイルスが招くのは離婚?それともベビーブーム?
新型コロナウイルス感染の拡大予防を目的に、中国の各地では婚姻届けの受理を一時停止していました。「2020年2月2日」は複数「2」が並ぶことにより婚姻の手続きをすることを楽しみにしている人もいたようですが、こうした楽しみの機会も失われてしまいました。
結婚といえば、近年中国では近年離婚率の上昇について広く報道されています。ネットユーザーの間では、新型コロナウィルスの後に「離婚率が上がるのか?」それとも「ベビーブーム」が到来するのかについて話題とする人も少なくありません。
新型コロナウイルスの流行という未知の非常事態に直面し、パートナーが真に頼りになる人物なのか、それとも口先でうまいことを言っているだけなのかが見えてくるということのようです。顔を合わせる時間が長いことも、これまで良好だった関係性に変化を与える要因となってしまっているかもしれません。
同時に、冗談か本当かわかりませんが、春節の延長と外出の自粛でやることがなくなってしまった人の中には一日における性行為の「回数」に挑戦するカップルもいるそうです。
事態が収束した際に、中国では離婚がさらに増えるのか、それともベビーブームが起こるのか、こうした点に注目してみるのも面白いかもしれません。
(編集:訪日ラボ編集部)
<参照>
www.ebrun.com/20200224/374705.shtml
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1658247481326506117
http://news.qingdaonews.com/qingdao/2020-02/18/content_21279953.htm
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1659773701654206715
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
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