新型コロナウイルスが追い打ち
株式会社帝国データバンク(TDB)は3月11日、「新型コロナウイルス関連倒産」動向調査(3月11日13時現在判明分)を発表。法的整理が5件、事業停止が3件、全国で関連倒産が合計8件あることが判明しました。

インバウンド利用が新型コロナウイルスの影響で急減
同社によると、8件のなかで、旅館を経営する「冨士見荘」(愛知県蒲郡市)は、2005年12月期、年収入高が約5億円ありましたが、以降、経営が悪化。近年は、訪日中国人観光客を受け入れることで改善を図っていましたが、新型コロナウイルスの影響で予約がキャンセル、事業継続が困難となりました。
老舗旅館の「田村屋旅館」(福島県耶麻郡猪苗代町)は、沼尻温泉内では最大規模を誇っており、年間5,000人ほどのインバウンドが訪れていました。
しかし、2011年3月に発生した東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響により、インバウンドは激減。今冬は、暖冬の影響でスキー客の利用も減少したところへ、新型コロナウイルス感染拡大による宿泊客のキャンセルが、追い打ちをかけました。
京洛和蒼(京都市下京区)は、近年、インバウンドなどを対象に、着物レンタル事業も手がけ、業容拡大基調にありました。
しかし、2019年6月以降、香港における反政府デモの影響で京都を訪れる訪日香港人観光客が減少。さらに、新型コロナウイルスの影響により、京都を訪れるインバウンドが急減したことで、事業継続が困難となってしまいました。
いずれのケースも、新型コロナウイルスに関する報道以前から、厳しい経営環境に置かれていたという共通点がありました。しかし、今後は、新型コロナウイルスが主な原因となる倒産や連鎖倒産が起きてしまう恐れも考えられます。
(画像はイメージです)
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TDB プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000000090.000043465.html
TDB ホームページ
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