明日から値上げ!でも、東京ディズニーリゾートは「世界最安」のディズニーパーク!?圧倒的入場者数&外国人に選ばれるワケ

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※2020年9月28日に新エリア「東京ディズニーランド⼤規模開発エリア」がオープンしました。

コロナウイルスの世界的拡大の影響で、アメリカのカリフォルニアとフロリダ、フランスのパリにあるパークも休園となり、世界にある全てのパークが閉園となっているディズニーですが、4月1日から、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーでは共にパークチケットが値上げされます。

昨年の増税に伴う値上げに引き続き、2020年4月の値上げでは大人の1デーパスポートが8,200円になることが発表されています。

これまで何度も値上げを行っている東京ディズニーリゾートですが、世界のディズニーファンにとっては、実は日本のディズニーパークのチケットは「安い」ことで知られています。

※東京ディズニーランド・ディズニーシーは、2020年7月1日(水)からを再開しました。

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4月1日から、東京ディズニーリゾートでパークチケットが値上げ

日本にある東京ディズニーランド、東京ディズニーシーは共に、4月1日から、これまで大人7,500円だった1デーパスポート(東京ディズニーランド、東京ディズニーシーどちらかのパークを1日楽しめる通常のパークチケット)の料金を、8,200円に引き上げることを発表しています。

小学生以下を対象とする小人のパークチケットの料金は据え置きとなっています。

1デーパスポートの値上げと同時に、15時以降に入場できるスターライトパスポート、18時以降に入場できるアフター6パスポート、年間パスポートも値上げとなります。

今回の値上げは、5月中旬にオープンとなる「ニューファンタジーランド」の開発、エンターテイメントプログラムのリニューアルなどに伴って行われます。

東京ディズニーランド・東京ディズニーシーの新エリア&アトラクション

※2020年9月28日に新エリア「東京ディズニーランド⼤規模開発エリア」がオープンしました。東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーは、日本を代表するテーマパークです。年間の来場者数は3,000万人を超えます。かねてより話題となっていた東京ディズニーランド史上最大規模となる新エリア「ニューファンタジーワールド」が2020年9月28日にオープンしました。この記事では、新エリアや新アトラクションについての最新情報、新テーマポートオープンの背景にある事情について解説します。関連記事実は”足を...

  大人:18歳以上

中人(中学・高校生):12~17才

小人(幼児・小学生):4~11才

1デーパスポート

7,500円→8,200円 6,500円→6,900円 4,900円→4,900円
ギフトパスポート

7,500円→8,200円

6,500円→6,900円

4,900円→4,900円

スターライトパスポート
(土日祝日の午後3時から入場可能)

5,500円→6,000円

4,800円→5,100円

3,600円→3,600円

アフター6パスポート
(平日午後6時から入場可能)

4,300円→4,700円

4,300円→4,700円

4,300円→4,700円

参考:パークチケット一覧:【公式】東京ディズニーランド

日本のパークチケットの値段改定は、これまでにも何回も行われてきました。

東京ディズニーランドの「ミッキーのフィルハー マジック」「シンデレラのフェアリーテイル・ホール」、東京ディズニーシーの代表的エンターテイメント「ファンタズミック!」が始まった2011年4月に行われた値段改定では、1デーパスポートの大人チケットは6,200円でした。

2011年から9年で3割ほど値段が高くなっていることになりますが、実は世界のディズニーパークと比べた場合、このチケットの値付けはまだまだ「低価格」です。

実は世界一安い!日本のディズニーパーク

実際に、東京ディズニーリゾートと、他国のディズニーパークのチケットの値段を比べてみました。大人1デーパスポートの休日の値段で比較します。

フロリダのディズニーワールドは4つのパークがあり、一日ですべてのパークに入ることができるオプション「Park Hopper」をつけることができるため、1デーパスポートでも金額が異なります。今回は1つのパークしか入れないチケットの値段で比較します。(価格は3月29日のレートで換算)

パーク 値段

カリフォルニア ディズニーランド・リゾート

約17,000円(US$154)

フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート

約14,000円(US$130)

ディズニーランド・パリ

約13,000円(€109.00)

香港ディズニーランド

約8,900円(HK$639)

上海ディズニーランド

約8,700円(575元)
東京ディズニーリゾート

7,500円(→4/1から8,200円)

参考:パーク&リゾート:ディズニー公式

今回の改定によりアジア圏の香港ディズニーランド、上海ディズニーランドの価格には近づきますが、それでも日本のパークのパークチケットの値段は世界のディズニーパークでもかなり安い部類だということがわかります。

大人一人で約17,000円の料金設定をしているカリフォルニアのパークと比べると、約1万円もの差があります

東京ディズニーリゾートの圧倒的人気!なぜ?

毎年、アメリカの TEA(テーマエンターテイメント協会) が発表している「テーマパーク入場者・ランキング」によれば、2018年の各国のテーマパークへの入場者数ランキングは以下のとおりです。

  1. マジック・キングダム(ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート):20,859,000人
  2. ディズニーランド(ディズニーランド・リゾート):18,666,000人
  3. 東京ディズニーランド(東京ディズニーリゾート):17,907,000人
  4. 東京ディズニーシー(東京ディズニーリゾート):14,651,000人
  5. ユニバーサル・スタジオ・ジャパン:14,300,000人

1位には本場のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのマジック・キングダムが2,000万人超、2位には同じくアメリカのカリフォルニアに位置するディズニーランドが1,866万人でランクインしています。

続く3、4位に東京ディズニーリゾートの東京ディズニーランドと東京ディズニーシーがランクインしており、それぞれの人数を合算すると、1位のマジック・キングダムを優に超える3,000万人超です。

ディズニーパークはこのほかフランスやハワイ、上海や香港にも存在しますが、こうした施設に差をつけて、そろって上位にランクインしている点に、日本におけるディズニー人気、また日本のディズニーパークへのディズニーファンの圧倒的支持がうかがえます。

5位にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンがランクインしており、日本のテーマパークはかなり集客に成功していることがわかります。

1. 値段が安い

アメリカのパークと比べて、およそ半分ほどの料金で遊べるディズニーパークは、海外から訪れる人にとって大きな魅力に映ります。

日本で生活していると、「ディズニーパークはアメリカが本場、わざわざ日本に来て東京ディズニーリゾートに行く動機はそこまで大きくない」と思うかもしれませんが、それを補ってあまりある価格的優位性があると考えられるでしょう。

2. ポップコーンの種類が豊富

日本のパークは世界のほかのパークと比べ、フレーバーの種類が豊富で、ポップコーンバケットの種類も日本が豊富です。

海外の人から日本のポップコーンバケットが欲しいなどの声が聞かれます。

東京ディズニーランドのポップコーンバケットに関する海外からのTwitter投稿
▲東京ディズニーランドのポップコーンバケットに関する海外からの投稿:Twitterより訪日ラボ編集部スクリーンショット

Twitter:東京ディズニーランドのポップコーンバケットに関する海外からの投稿(https://twitter.com/LouMongello/status/1188597781247623168)

フレーバーの中では、ストロベリーミルク味やハニー味が外国人に人気のようです。

東京ディズニーランドのポップコーンに関する海外からのTwitter投稿
▲東京ディズニーランドのポップコーンに関する海外からの投稿:Twitterより訪日ラボ編集部スクリーンショット

Twitter:東京ディズニーランドのポップコーンに関する海外からの投稿(https://twitter.com/TheMomentMom/status/1182172882849296384)

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日本のディズニーパークの人気、外国人が日本旅行に求めるもの

4月1日より、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーではパークチケットが値上げになります。

しかし、ディズニーランドの新エリアのオープンといった、ファンだけでなく新規顧客の創出にもつながるイベントも控えており、これまでの値上げ後の動向からいっても、入場者数の減少はなさそうです。

加えて、世界のディズニーパークと比較すると、日本のパークチケットは値上げを経てなお、安い部類にはいります。航空券代や、旅程を確保して来る訪日外国人にとっては、魅力的なスポットであり続けるでしょう。

さらには、ポップコーンのように日本のパークならではの商品が、今後海外からの訪問を加速させそうです。

ディズニーパークといえば本場のアメリカが人気と思われがちですが、日本のディズニーパークもそれと肩を並べるほどの人気です。

どういったポイントがファンを引き付けているのか、また外国人にとっては魅力なのか、ディズニーパークを例に考えてみることで、外国人が日本旅行に求めているものを理解できるだけでなく、さらなる収益化のアイデアにつながるかもしれません。

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<参照>

「東京ディズニーランド®」「東京ディズニーシー®」チケット料金改定について

msnライフスタイル:世界のテーマパーク人気ランキング・トップ25

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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