東京ディズニーランド・東京ディズニーシーの新エリア&アトラクション | 年間入場者数3,000万人超え・なぜ混雑?チケット値上げの理由とは?

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

※2020年9月28日に新エリア「東京ディズニーランド⼤規模開発エリア」がオープンしました。

東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーは、日本を代表するテーマパークです。年間の来場者数は3,000万人を超えます。

かねてより話題となっていた東京ディズニーランド史上最大規模となる新エリア「ニューファンタジーワールド」が2020年9月28日にオープンしました。

この記事では、新エリアや新アトラクションについての最新情報、新テーマポートオープンの背景にある事情について解説します。

関連記事
実は”足を運んで後悔”!?東京ディズニーリゾート

インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)

東京ディズニーシーに2022年新エリア誕生!テーマは”魔法”

東京ディズニーシーでは、2022年度に大規模な拡張を予定しています。この計画の一部として「ファンタジースプリングス」と呼ばれる魔法をテーマとした新エリアが新たに開発中です。

東京ディズニーシーは「テーマポート」と呼ばれるテーマ別の区画を有しており、ファンタジースプリングスは8番目のテーマポートとして追加されます。ポート内には『アナと雪の女王』、『塔の上のラプンツェル』、『ピーター・パン』の3作品をもとにした4つのアトラクションと3つのレストランが造られる予定です。

さらに詳しく新エリアをみてみる!

3作品にもとづいてアトラクションやレストランが完成されるディズニーシーの新エリアですが、どのような特徴を持っているのでしょうか。

以下では、作品ごとに新アトラクションの特徴について紹介します。

  • アナと雪の女王
    アナとエルサにとってのメインステージであるアレンデール王国を舞台としたエリアとなる予定です。
    アトラクションはボート型の乗り物で、アトラクションの中では有名な主題歌や挿入歌が流れると考えられます。
    お城をデザインしたレストランもオープンするようです。
  • 塔の上のラプンツェル
    塔の上のラプンツェルについてのアトラクションは、ゴンドラ型で作品に登場するランタンフェスティバルを楽しむものとなる予定です。
    ランタンの灯りに照らされ幻想的な雰囲気を楽しめるアトラクションとなりそうです。
    レストランは作品に登場する「荒くれ者たち」の隠れ家をモチーフとしたレストランがオープン予定です。
  • ピーター・パン
    ピーター・パンのアトラクションは2つ計画されているそうで、1つはボート型の大型アトラクション、もう1つは小さな子どもも楽しめるアトラクションとなると言われています。
    前者はネバーランドの上空で海賊たちとの戦いを繰り広げる3Dアトラクション、後者はティンカーベルをモチーフとしているそうです。
    レストランはネバーランドをモチーフとしています。

海外のディズニーファンにも話題!東京ディズニーランドの”美女と野獣エリア”

現在、新エリアの構想が進んでいるのは東京ディズニーシーの大規模拡張プロジェクトだけではありません。東京ディズニーランドも同じく『美女と野獣』をテーマとした新エリアを開発中です

同エリアは東京ディズニーランドのエリア区分の一つである「ファンタジーランド」内にニューオープンする予定で、国内外のディズニーファンから期待を集めています。

以下では、美女と野獣エリアについての概要をまとめます。

美女と野獣エリアとは?

美女と野獣エリアは、ファンタジーランド内の一角にヒロインのベルが暮らしていた家や酒場を再現した村の形で開発されています。中でも約30メートルもある野獣の城は一際目を引くランドマークとなると考えられます。

具体的な建設エリアは「スタージェット」や「グランドサーキット・レースウェイ」の跡地です。周辺にはトゥーンタウンの新グリーティング施設やトゥモローランドの新アトラクションも建設される予定です。

  • 新ショップ&新レストランについて
    美女と野獣エリアには「ビレッジショップス」と呼ばれるショップエリアと「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」と呼ばれるレストランが建設されます。
    ショップエリアは劇中に登場したベル行きつけの本屋を含む3つのショップによって構成されます。レストランではガストンが登場する酒場をモチーフとした空間でさまざまな食事が楽しめるとなる予定です。
  • エリアの外観、城について
    フロリダ州のウォルトディズニーワールドでは日本よりも一足先に美女と野獣エリアが既設されています。
    また、30メートルもある野獣の城はシンデレラ城と同じく、パークを象徴する存在となりそうです。
  • 新アトラクションについて
    新設される美女と野獣エリアには「美女と野獣 魔法のものがたり」という新アトラクションが設けられます。
    同アトラクションはティーカップ型のライドに乗り作中の名シーンを巡るコンテンツとなっています。
    また、美女と野獣の登場人物をオーディオ・アニマトロニクスで世界で初めて再現します。オーディオアニマトロニクスは、世界のディズニーパークのアトラクションなどで使用されているロボットの名称で、新アトラクションは世界中のディズニーファンからの注目を集めています。

新エリア開発の目的は?増加するゲストの混雑緩和

今回の新エリア構想は、ゲストの増加による混雑を緩和するための対策としての、園内スペースの拡張に伴って生まれたものと言われています。

東京ディズニーランドは1983年の開業以降、着々と来園ゲスト数を増加させておりその混雑率は国内テーマパークにおいては圧倒的です。

2001年以降は隣接する東京ディズニーシーが開業し、2園体制でエンターテインメントの提供をしていますがいずれのパークも平日、休日を問わず混雑しておりこれはディズニーリゾートの人気の表れともいえるでしょう。

しかし、ゲストの満足度という観点では過剰な混雑は一人一人に対するサービスの質の低下やゲストが十分にアトラクションやグリーティングを楽しめないことにもつながるリスクがあるため、ディズニーリゾートではさまざまな混雑対策に取り組んでいます。

以下では、ディズニーリゾートの混雑について解説します。

東京ディズニーリゾートのインバウンド収益は2016年度で推定200億超え!?

訪日外国人観光客に人気の訪問ルートである「ゴールデンルート」にも入っている東京ディズニーリゾート。今回はオリエンタルランドが発表するゲストプロフィールから、東京ディズニーリゾートのインバウンド収益を見てみます。 目次訪日外国人の来場者比率は近年増加傾向訪日外国人来園ゲスト数は、たった4年で倍の160万人弱まで急増インバウンド収益も4年で倍の172億円(推定)順調に伸びていけば2016年のインバウンド収益200億超えも可能まとめ:インバウンドにおける「定番化」することの重要性訪日外国人の来場...

ディズニーが750億円の大改装開始!外国人の割合を高め、打倒USJ? インバウンド視点から分析

インバウンドでも大人気のテーマパーク 東京ディズニーランド、東京ディズニーシーからなる東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドが東京ディズニーランドの大規模改装に乗り出しました。先日2017年4月5日に東京ディズニーランドにて今回の大規模改装のの起工式を開催。その投資額は2パーク開園以来最大規模の750億円にのぼり、2020年春のオープンに向けて大規模改装プロジェクトを始動しました。目次オリエンタルランド 750億円を投じて東京ディズニーランドを大規模改装開始オリエンタル...

増加する入場者数、2018年には過去最高の3,255万人

年度別来園ゲスト数のグラフからはディズニーリゾートが開業以降、着々と来園者数を伸ばしていることがわかります。

来園者数が過去最高となった2018年には年間で3,255万人以上のゲストが来園しています。2016年度は1,460万人の入場者数を記録したUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)がこれに次ぐと見られますが、同テーマパークは入場者数を以降非公開にしています。東京ディズニーリゾートは国内でも圧倒的人数が訪れるテーマパークであることは間違いないでしょう。

東京ディズニーシーには海を模した人工池があり、東京ディズニーランドに比べて入園者が動ける面積が狭くなっています。隣接する敷地に立体駐車場を建設し、それまで平面駐車場として利用されていた土地の一部を新エリアにする計画です。

「値上げ」も混雑緩和対策

ディズニーリゾートでは混雑緩和対策として2010年代に4度にわたって入園パスポートの値上げをしています。

2011年にそれまで5,800円だった入園料を400円アップし6,200円に、2014年にはさらに200円値上げで6,400円、2015年には500円値上げし6,900円、続く2016年にも500円値上げを実施し、現在の入園料は7,400円です

これまでの値上げのペースを考慮すると、2022年の新エリア公開までには再度の値上げが実施される可能性もあるでしょう。

▲年度別来園ゲスト数:OLC GROUP HPより引用
▲年度別来園ゲスト数:OLC GROUP HPより引用

ディズニー新エリア開業で混雑緩和なるか

ディズニーリゾートは世界トップクラスのエンターテインメントを提供するテーマパークとして、チケットの値上げがありながらも来園者3,000万人台を保持しています。

同時に混雑度も上昇しており、ディズニーリゾートでは来園者のためにさまざまな混雑対策を講じています。そうした中で計画された2022年の大幅拡張が、どれほどの効果を発揮するのかに注目が集まります。

<参照>

https://www.tokyodisneyresort.jp/blog/pr190521/

http://www.olc.co.jp/ja/tdr/guest/profile.html

https://digital.asahi.com/articles/ASL6G5WN8L6GULFA02L.html

https://www.excite.co.jp/news/article/Cyzowoman_201808_post_199106/

【インバウンド情報まとめ 2024年11月後編】中国、タイの2025年祝日発表 ほか

訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。

この記事では、主に11月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

中国、タイの2025年祝日発表 ほか:インバウンド情報まとめ【2024年11月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに