ドイツ、8/31までイベント禁止!長期戦覚悟か…海外から200万人が訪れるビールの祭典「オクトーバーフェスト」も中止に

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新型コロナウイルスの感染拡大は、中国韓国などでピークを過ぎたといわれ、街を出歩く人が増えてきています。一方で、ドイツやオランダなどでは未だ強く警戒されており、大規模なイベントの開催を長期にわたり禁止しています。

日本でも多くのイベントが中止や延期に追い込まれており、5月末までで153,000本にものぼるとみられています。

この記事では、ドイツの「オクトーバーフェスト」をはじめ、各国で相次ぐイベントの中止・延期と、日本のイベント開催の現状についてお伝えします。

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ドイツ「オクトーバーフェスト」が中止に

現在、ドイツ全土で8月31日まで大規模なイベントの開催が禁止されています。

バイエルン州では、国の決定に倣い8月31日まで大規模なイベント・祭の開催を禁じるとともに、毎年9月末から10月にかけて開催される世界最大のビールの祭典「オクトーバーフェスト」の開催を中止することを発表しました。オクトーバーフェストが中止となるのは第二次世界大戦時以来のことです。

このイベントは毎年海外から200万人訪れることが見込まれている大規模な祭典ですが、州首相は、ワクチンがない限り開催は危険であるとの見解を示しました。

各国大規模イベントの中止・延期

その他、世界各国で大規模なイベントや試合が中止、延期に追い込まれています。

ドイツ:ベルリンマラソン延期

ベルリン・マラソンの主催者は今月21日に、新型コロナウイルスの影響で、9月27日に開催予定であった大会の延期を発表しました。

ベルリン市内では8月31日まで1,000人以上、10月24日まで5,000人以上のイベントの実施が禁止されているため、それに則った形となります。

オランダ:サッカーリーグ打ち切り

オランダ政府が9月1日まで大規模集会の禁止を延期したことにより、オランダ・サッカー協会は1部、2部リーグの打ち切りを正式に発表しました。

アメリカ:全米陸上、来年6月に

米国陸上競技連盟は今月21日に、今年6月に行われる予定だった全米選手権を来年6月開催に変更しました。この大会は東京オリンピックの代表選考会も兼ねる大会であるため、東京オリンピックの1年延期を受けて延期されました。

日本のイベントの現状は

日本でもすでに多くのイベントが中止・延期となっています。

3月23日時点でのぴあ総研の調査では、中止延期等により売上がゼロもしくは減少した公演・試合の総数は81,000本で、5月まで現状維持の場合は推計値は72,000本となっており、合計153,000本の中止や延期が見込まれていました。

中止延期等により売上がゼロもしくは減少した公演・試合の入場料金の総数は確定数は1,750億円、5月末までの推計値で1,550億円となり、合計で3,300億円にまでのぼります。

東京オリンピック延期により来年は会場不足の懸念も

今年開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックも1年延期となりました。それに伴って、会場として使用する予定の東京ビッグサイトの施設の半分が来年秋まで使用できないことを、東京ビッグサイトの運営会社が明らかにしました。

東京ビッグサイトといえば「東京モーターショー」「コミックマーケット」など大規模なイベントが行われる国内でも有数のイベント会場でありため、その会場が使用できないということはイベント業界としても致命的です。

まとめ:通常通りのイベント開催まで長期戦覚悟か

ドイツなどで大規模イベントの開催禁止が8~9月までとなっていることからも、今回の新型コロナウイルスがイベント業界に影響を及ぼす期間は長期的になることが予想されます。

日本でも以前のようにイベントを開催することがまだ難しい状況であり、その状況がいつまで続くのか明らかではありません。

これからも続くイベントの中止や延期による売り上げ減少に対しての支援、そして東京オリンピック延期に伴う会場不足への対応が必要でしょう。

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<参照>

ドイツ全土、バイエルン、ベルリンにおけるイベント禁止状況>

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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