東京オリンピック競技・「スポーツクライミング」とは?| 新競技の開催概要・ルール・注目選手

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2021年東京オリンピックで新たに加わった競技の1つに、スポーツクライミングがあります。

近年、メディアでボルダリングが取り上げられるなど、注目が集まっています。スポーツクライミングは、1989年に初めてワールドカップが開催された、比較的新しい競技となっています。

この記事では東京オリンピックにおけるスポーツクライミングについて、日程や会場、競技概要、注目されている日本代表選手について詳しく紹介します。

※新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックは1年程度の延期が決定しました。詳細な日程、選考基準などは、公式情報が発表され次第、順次更新します。


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東京オリンピック2021での新競技「スポーツクライミング」について

スポーツクライミングはオリンピック競技に新たに追加されたスポーツであるため、注目が集まっています。

この項では、競技が開催される日程や会場などを紹介します。

日程

スポーツクライミングの日程は、8月4日から8月7日までの4日間で17時から開催される予定でした。

大会の延期に伴う競技の新日程はまだ発表されていません。

8月4日(火)17:00-22:40

8月5日(水)17:00-22:40

8月6日(木)17:30-22:20

8月7日(金)17:30-22:20

男子複合予選-スピード

女子複合予選-スピード

男子複合決勝-スピード

女子複合決勝-スピード

男子複合予選-ボルダリング

女子複合予選-ボルダリング

男子複合決勝-ボルダリング

女子複合決勝-ボルダリング

男子複合予選-リード

女子複合予選-リード

男子複合決勝-リード

女子複合決勝-リード

会場

スポーツクライミングが行われる会場は、東京都江東区青海一丁目1番にある、青海アーバンスポーツパークで、収容人数は、スポーツクライミングの場合8,400人となっています。

この青海アーバンスポーツパークは、3x3バスケットボールや、5人制サッカーの会場にもなっています。

大会時のアクセスは、東京臨海高速鉄道りんかい線「東京テレポート駅」で下車し、徒歩で会場まで行くルートがアクセシブルルートとして設定されています。

スポーツクライミングの競技概要

スポーツクライミングは全部で3種目に分かれており、それぞれルールが異なります。

それぞれの種目で必要とされる能力が違うので、同じ競技でも違う見方で楽しむことができます。

この項ではそれぞれの種目の違いについて紹介します。

ボルダリング

ボルダリングとは、約4メートルの高さがある壁に、極めて高い難易度で設定されたコースを、制限時間4分の間に、どれだけ登れるかを競う競技です。選手らは事前にコースでの練習ができないため、その場でどのホールドを掴み、また左右どちらの足をホールドにかけるかなどを考えて登っていきます。

そのため臨機応変に対応できる頭脳と、柔軟な身体が必要となります。ボルダリングの見どころとして、選手によって異なるムーブがあります。同じコースであっても各選手の発想の違いや、柔軟性などの身体的特徴によって、想いもよらないムーブが繰り出されることがあり必見です。

リード

リードとは、制限時間6分の間に、高さが15m以上もある壁の、どの地点まで到達できるかを競う競技となっています。非常に高さがあるため、ロープで安全が確保されています。リードはほかのスポーツクライミング競技と比較して、最も長い距離を登ることが特徴です。

そのため持久力が勝敗を大きく分ける重要なポイントとなります。しかし、15m以上もの高さは全力で最後まで登りきれる高さではありません。そこで見どころとなるのが選手の戦略性となります。

最小限の力でコースを攻略する技術力やコースの攻略法の糸口をつかむための洞察力が要求されるため、選手によって異なる戦略に注目してみるのも良いかもしれません。

スピード

スピードは、世界共通のルートで設定されたコースで競う競技となっています。高さ15m、傾斜が95度に前傾している2つの壁を登る速度を競います。優勝タイムは男子では5〜6秒、女子でも7〜8秒となっており、選手の瞬発力が試されます。

フライングは一発で失格となってしまうため、スタート合図前の緊張感はひとしおです。スピードのコースは選手にとっては難易度があまり高くありません。しかし早さを求めるあまり、ミスが生まれることもあります。

対戦する中でミスが少ないコースを選択するのか、それともミスを覚悟で自己ベストに挑戦するのか、こうした選手の選択が見どころとなっています。

日本代表の注目選手

東京オリンピック新種目ということもあり、初代メダル獲得者は誰になるのかも期待されています。

この項では日本代表選手のうち、特に注目されている選手を紹介します。

野口 啓代選手

スポーツクライミング界の第一人者である野口啓代選手は、日本代表選手を紹介するにあたって欠かせない存在です。ボルダリングとリードを得意としており、ホールドをつかむ保持力やゆっくりとした動作で非常に安定感があります。

これまでにボルダリングワールドカップで年間総合優勝の経験が4回あり、さらに2018年のアジア大会では複合で金メダルを獲得しています。そのため、初代五輪金メダルの有力候補として期待されています。

楢﨑 智亜選手

次に紹介するのは、同じく日本代表である楢﨑智亜選手です。楢﨑智亜選手は、2016年および2019年にワールドカップで総合優勝をしています。さらに2016年の世界選手権では日本勢初の優勝をしているため、非常に注目されています。

プレイとしてはダイナミックな動きを得意としており、他の選手では思いつかないような動きを繰り出します。その動きは「智亜スタイル」と呼ばれ、高く評価されています。

野中 生萌選手

野中生萌選手は、ボルダリングを得意としており、2016年の世界選手権では2位となっています。さらに、2018年ワールドカップでは総合優勝しており、東京オリンピックでもその活躍が期待されています。

素早い足の動きや瞬発力が持ち味であり、かつダイナミックな動きも得意としています。これらの身体的特徴を生かし、スピードでは日本記録保持者となっています。

オリンピック新競技「スポーツクライミング」は日本勢が金メダル候補

東京2021で新たに競技に加わった「スポーツクライミング」は、先程紹介した3人の選手を筆頭に日本人選手の金メダル獲得が期待できる競技としても注目されます。

スポーツクライミングにはボルダリング、リード、スピードと3つの種類に分かれています。ダイナミックなプレーやスピーディーなプレーなど、見どころがたくさんある競技です。

それぞれ競技の特徴について把握すると、スポーツクライミングをより楽しめるでしょう。

気になるクラスや選手が出場する試合をぜひ観戦してみてください。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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