【海外の反応】JR原宿駅新駅舎は「刑務所みたい」!?賛否両論 スペイン人「もう少し…美しい建物にはできませんでしたか?」

公開日:2020年06月10日

2020年3月にJR原宿駅の旧駅舎が閉鎖され、ほぼ同じ場所にJR原宿駅の新駅舎が開業しました。

旧駅舎は三角屋根で有名な約100年近くの歴史を持つ歴史的な建物であり、日本国内だけでなく海外から来る観光客にとっても、「東京」を代表する一つのシンボルでした。

新駅舎の開業について、日本はもちろん海外にも、好意的・否定的な意見の両方が存在しています。

今回の記事では、SNSを通じて発信されたJR原宿駅の新駅舎についての海外からの反応をレポートします。


海外での新しい原宿駅の評判は?

原宿駅の旧駅舎の閉鎖と新駅舎の開業ニュースは、海外にもSNSなどを通じて報道されることになりました。

海外の日本好きの人にとって、あるいは日本を旅行した経験がある海外の人にとって、原宿駅は「特別な駅」です。

原宿駅は明治神宮や竹下通りなど、日本に来る外国人観光客が必ず訪れる場所の最寄り駅であるため、外国人にとっても有名でかつ馴染み深い駅です。そうした背景から、原宿駅の旧駅舎の閉鎖と新駅舎開業のニュースは、英語だけでなくスペイン語やフランス語でも報道されました。

メディアの公式アカウントではなく、個人のユーザーによるSNSでの外国語での発信を見ると、原宿駅の新駅舎について好意的な意見と否定的な意見が混在しています。

以下のTwitterへの投稿では、原宿駅の新駅舎が絶賛されています。

一方で、新駅舎に批判的な人の意見は、「新駅舎のどこが嫌いか」という点を明らかにしていることが多く、その意味では賛成派の意見よりもかなり具体的です。

あるスペイン人ユーザーは「自分は現代建築のファンだけど、これはひどい」といった意味の発言をしています。

また同じくスペインの日本に関連した仕事を手掛けていると思しきユーザーは、泣き顔の絵文字とともに「もう少し…美しい建物には、できませんでしたか?」とコメントしています。


この他にも、「無機質の四角い建物で、まるで刑務所のようだ」という形で批評している人もいれば、「(アパレルブランドの)ZARAの店舗みたい(で味気ない)」という意見も見られました。


新駅舎の建物が全く旧駅舎と異なる非常に近代的なデザインであることに、違和感を持っている人が多いことがわかります。

そのため、当面は旧駅舎の建物が保存されることを喜んでいる海外の人も多いようです。

こちらのツイートでは、スペイン語で「昔ながらの原宿駅舎がそのまま残っているようです。幸いにも。」と発言しています。

原宿駅近隣の環境に対しては好意的な意見も

新駅舎の建築デザインには否定的な意見が多いものの、駅自体そして駅の周辺の利便性や環境に関しては、好意的な意見が多いのが特徴です。

以下のツイートは東京在住のユーザーのようですが、新駅舎の中にある猿田彦コーヒーのカフェに注目していること、飲み物を評価していることがわかります。

外国人にとっての日本の駅:新たな魅力が伝わるまでしばらく時間が必要?

原宿駅の旧駅舎は、非常に古い建物であるために、耐震・耐火設備に対応していないという問題点があることや、乗降客数に対して駅自体が非常に小さく通勤ラッシュ時などに乗客の安全確保に問題があるという点は海外の人も認識するところのようです。

その一方で、原宿の新駅舎が旧駅舎と大きくデザインを変更し、現代的な建築という印象の強いものになってしまったことを残念に思い、昔の日本らしさを残していた旧駅舎を懐かしく思う人の声が多いのも事実です。

Instagramでは、東京在住のイギリス人が古い建物がなくなってしまうことを残念に思う気持ちを投稿していますが、地方在住のスペイン人と思しきユーザーから「旧駅舎は人の多さを受け止められないのだから仕方ないよ」といった意味の返信がつけられています。

以下のツイートでも、旧駅舎の外観の良さをほめながら、「利用者数のわりに小さな駅だった(ので仕方ない)」といった発言がされています。

ヨーロッパの鉄道駅の建物には、歴史のある建物が使われていることが少なくありません。今回の新しい原宿駅は、ヨーロッパの人々からすると、あまりセンスの良いリニューアルとは受け止められないのかもしれません。

その一方で、駅舎内や近隣の飲食店、小売店に対する好奇心から、足を運ぶ訪日客も少なくはないことが期待できます。

新駅舎の向かいにできるIKEAは、インバウンドの主要市場である各国・地域でも有名なブランドであり、親近感から新しい人気スポットになるもしれません。

新駅舎の魅力が伝えられるにつれ、新しい原宿駅に対する海外からの印象も、良いものに転換していくのではないでしょうか。

<参照>

LA VANGUARDIA:Pena y resignación ante el derribo de la icónica estación tokiota de Harajuku

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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