【海外の反応】「としまえん、大好きだったのに…」「ハリポタ楽しみ!」閉園の報せに悲喜こもごもの声

公開日:2020年08月25日

東京練馬区にある遊園地「としまえん」が、2020年8月31日を以って閉園することを明らかにしました。94年という長い歴史に幕を閉じるこの発表には、国内だけではなく海外からも大きく反響がありました。

そのことから「としまえん」は、意外にも外国人からの知名度が高かったことが伺えます。

しかし、その反響と同じくらいに、跡地に出来るハリーポッターのテーマパークについても賛否両論が挙がりました。

特に、台湾人からは、ハリーポッターのテーマパークができることに対して好意的な意見が多く寄せられています。

本記事では、「としまえん」閉園に対する外国人の意見や台湾人がもつハリーポッターのテーマパークへの期待、そして今後のインバウンド回復に向けた対策について解説します。


「としまえん」8月31日閉園に

2020年6月12日、西武鉄道は東京練馬区にある遊園地「としまえん」が同年8月31日を以って閉園することを発表しました。

「としまえん」は自然に囲まれたテーマパークで、夏にはプール、冬にはイルミネーションを楽しめるレジャー施設でした。そのため1年中、若者からファミリー層まで、幅広い年代層の客で賑わっていました。

その「としまえん」が閉園となってしまった理由は、同施設を中心とした一帯のエリアが都市計画公園「練馬城址公園」として整備区域に指定されていたことにあります。

その整備区域は、避難場所や防災拠点となる公園の整備促進のため、2011年から2020年の間で優先的に整備する「優先整備区域」とされていました。

2020年2月には、閉園に向けて協議が進んでいることなどが報じられていましたが、改めて8月末で94年という長い歴史に幕を閉じることを公表しました。

また、「としまえん」の跡地にはハリーポッターのテーマパークが開設予定であることも併せて公表し、こちらも大きく反響を呼びました。

ハリーポッターは、世界各国で映画化されたイギリス発祥のファンタジー小説シリーズで、日本では「ハリポタ」という愛称で人気を博しています。

海外からは名残りを惜しむ声が

「としまえん」が閉園するというニュースは多くのメディアが報じ、話題となりました。日本の英字新聞を発行する新聞社「The Japan Times」もそのひとつです。

The Japan Times」では、Facebookを通じて今回のニュースを発信しましたが、そのコメント欄には「としまえん」の名残りを惜しむ海外からの声が多く寄せられています。

実際に寄せられたコメントには、「やめて、としまえんは大好きなのに。 ディズニーや富士急のような混雑は全くないから。」「歴史的な場所を犠牲にするんだな。」「東京へ旅行するとき、子供たちと毎回としまえんへ行っていたのに...」(※編集部訳)などが見受けられました。

「としまえん」が閉園してしまうニュースの反響から、外国人からも愛されていたことがうかがえます。

台湾からは好意的な意見も

「としまえん」の閉園に関しては悲しむ声が多く寄せられたましたが、一方で、ハリーポッターのテーマパークが開設されることに対して喜びの声も上がっています。

特に台湾からは好意的な意見が多く、「哈利波特仙境」というFacebookページにて、日本にハリーポッターのテーマパークが開設されることに対するたくさんの声が寄せられています。

「哈利波特仙境」は、日本語で「ハリーポッターワンダーランド」という意味で、台湾のハリーポッターファンが運営しているFacebookページです。

同名のファンサイトは2000年に開設し、台湾・香港などの繁体字圏で最大級のハリーポッターファンコミュニティとされています。

「哈利波特仙境」には、「日本に行く理由が新しくできた!」「今から日本旅行のお金を貯めなきゃ!」「超楽しみ」などという多くの喜びの声が繁体字で寄せられました。

台湾の爆発的な「ハリポタ」人気

世界中で人気のハリーポッターですが、台湾でも非常に高い人気を誇ります。

ハリーポッターシリーズの小説は、80ヶ国以上の言語に翻訳されており、全世界販売部数が5億冊を超えるほど大ヒットしました。繁体字版のハリーポッターシリーズの販売部数は640万冊を超えており、台湾でも多く購入されていることが分かります。

また、台湾のファンサイト「哈利波特仙境」では、累計訪問者数が2億人、累計アカウント登録者数が10万人、累計コメント投稿数が500万件を超えています。

さらに、「哈利波特仙境」のFacebookページのフォロワー数も5万人を超えており、台湾には多くのハリーポッターファンがいることが伺えます。同ページ内に投稿されている今回の「としまえん」のニュースに対しては、1,500件を超えるいいね、190件を超えるコメント、さらに180件を超えるシェアを獲得しています。

収束後へ向けた旅マエのプロモーションは必須

「としまえん」は今年8月末をもって、その長い歴史に幕を閉じることになりました。閉園の報せは日本人だけでなく、外国人からも名残り惜しまれていることがわかりました。

一方で、「としまえん」の閉園後にオープンするとされているハリーポッターのテーマパークには、海外から期待の声も上がっています。

ハリーポッターファンが多い台湾では、訪日リピーターが多いことが分かっています。観光庁が行った訪日外国人消費動向調査によると2019年に訪日した台湾人は、初来日が13.22%、リピーターが86.78%でした。

台湾は、世界的に感染が拡大している新型コロナウイルスの封じ込めに成功しました。現在インバウンド需要が止まっている中で、今後の回復が最も早く期待できる国のひとつです。

その台湾人が日本のハリーポッターのテーマパーク開設に好意的であることは、今後の日本のインバウンド業界にとって良い傾向ともいえるかもしれません。

インバウンド担当者や観光事業者は台湾の渡航制限解除の時を見据え、今回のハリーポッターの件に限らず、今からSNSなどWEB上での情報発信を絶えず行うことが大切です。

<参考>

The Japan Times

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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