分散型旅行とは | 今注目される新しい旅のかたち、アフターコロナの訪日旅行の鍵となるか?

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新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、日本でも国内旅行を自粛したり、訪日観光客の入国拒否をしたりと、人の動きを制限する動きが見られています。

旅行業界に大きな影響を与える中、今、これからのwithコロナの時代にあった新しい旅行スタイルに注目が集まっています。

本記事では、新型コロナウイルスの感染予防対策を行いながら旅行を楽しむ分散型旅行という旅のスタイルについて解説します。

国内で実施されている取り組みや、今後インバウンド業界において分散型旅行がどのようなメリットをもたらすのか紹介します。

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分散型旅行とは:withコロナの新しい旅のスタイル

新型コロナウイルスの流行は2021年になっても変わらず、世界に猛威をふるっています。

日本でも各業界へ経済的に大きな打撃を与えており、特に旅行業界は感染を恐れて旅行を自粛する人々が増えているなど、厳しい状況に置かれています。

そんな中、今後私たちがwithコロナ時代を歩んでいく上で、新型コロナウイルスの感染対策も行いつつ旅行を楽しめる新しい旅のスタイル「分散型旅行」が注目されています。

分散型旅行とは

分散型旅行とは、混雑を避けるために時間や場所を分散する旅行のことを指します。

土曜、日曜、ゴールデンウイークやお盆などといった長期休みなど、多くの人が旅行を計画するタイミングや、人が集まる人気の観光地を避けて旅行先を選び、人との接触を極力減らす旅行スタイルです。

7月22日から政府のGo Toトラベル事業が開始され、人の移動が活発になり始めた9月以降、感染症対策の分科会では今後の新しい生活様式に基づいた旅行スタイルとして、「小規模分散型旅行」の推進が提言されてきました。

この提言を受け、観光庁は「小規模分散型旅行」推進の一環として、Go Toトラベル事業公式ページで、この旅行を推進する動画配信や記事の公開を行ってきました。

このように、今後新型コロナウイルスの感染予防対策を行いながら旅行を楽しむためにも、私たちの生活に分散型旅行を当たり前の旅行スタイルとして根付かせていく必要があります。

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分散型旅行で期待される効果

休日や長期休みを避けたタイミングに実施したり、人気の観光地を避けて旅行先を選んだりする新しい旅行スタイルの分散型旅行は、以下の3つのメリットが期待できます。

一つ目は、新型コロナウイルスの感染リスクを下げられるという点です。

分散型旅行では人々が旅行を計画する休日・長期休みなどを避け、平日などに実施することが推奨されています。

このように、旅行者の少ない平日に少人数で移動・観光することで、「3密」のリスクを避けられます。

二つ目は、新型コロナウイルスの感染リスクを軽減するために人気の観光地を避けて旅行先を選定することで、これまで知らなかった土地の新たな魅力を発見できるという点が挙げられます。

分散型旅行では、東京や京都、大阪といった人気の都道府県はもちろん、各都道府県の定番旅行エリアは人の行き交いが多いため多くの場合旅行先から除外されます。

人気の少ない自然あふれるスポットや、なかなか旅行雑誌などでは取り上げられないエリアへ訪れることで、新しい出会いや魅力の発見が期待できます。

三つ目は、旅行需要の平準化にともなう新たな収益源の創出という点です。

旅行業界の事業者は、新型コロナウイルスの流行により大きな打撃を受けています。

分散型旅行によって休日でなくても旅行を楽しめる、新型コロナウイルスの感染リスクも減らせるという認知が広がれば、旅行の需要の平準化が期待でき、事業者にとって新たな収益源としての価値を創出します。

分散型旅行に向けた国内の取り組み

政府が分散型旅行を推進する動きに合わせて、国内の事業者も分散型旅行に積極的になっています。

政府が運営する分散型旅行の特設ページによると、2021年1月17日の時点で国内34の企業が分散型旅行を応援しています。

その中でも特に、分散型旅行を促進するために実施している2つの旅行会社のキャンペーンを紹介します。

日本航空:平日の航空券の価格を割引し分散型旅行を推進

国内の航空会社である日本航空(JAL)では、分散型旅行の特設ページを開設し、シーン別の分散型旅行動画を配信するなど、新しい旅行スタイルの普及に力を入れています。

特設ページでは分散型旅行を促進する取り組みを行なっており、旅行日程を平日で選択し、航空券のみまたは宿泊施設予約と航空券の購入を行うと、通常価格よりも安価で購入できます。

さらに、旅行日程を平日にずらすと、抽選で航空券があたるキャンペーンに応募できるという特典もおこなっています。

東武トップツアーズ:平日・日曜出発の旅行プランをお得に販売

国内旅行を中心に取り扱う旅行会社「東武トップツアーズ」が、分散型旅行を推進するプランを販売しています。

東武トップツアーズのサイトには分散型旅行の特設ページが開設されており、日光・鬼怒川を目的地とした様々なプランが掲載されています。

同社が分散型旅行を推進する「平日・休日プラン」は月〜木曜または日曜の出発限定で、浅草発東武特急スペーシアと宿泊がセットになったプランです。

また、このプランを利用しスペーシアの個室席を予約した人への得点として、車内販売に使える2,000円の利用券を付与するなどの工夫も行っています。

インバウンドにおける分散型旅行の構想

世界的な新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、日本でも外国からの入国が制限されることとなりました。

インバウンド業界は大きな打撃を受けており、今後のwithコロナ時代の政府の対応に注目が集まっています。

分散型旅行インバウンド業界において、どのような可能性を秘めているのでしょうか。

観光庁:小規模分散型パッケージツアーを検討

取り組みの一つとして、観光庁2021年春よりインバウンドの段階的回復を目指すための「実証実験」として、パッケージツアー実施を検討しています。

パッケージツアーは小規模かつ分散型のもので、分散型旅行の考えに基づき企画されています。

ただし、2021年7月に開催予定である東京オリンピック、パラリンピックを前に、観光客を入国させたことで新型コロナウイルス感染拡大が起こらないよう、オリンピック開催前は実証実験のツアー以外の観光客は入国させないとしています。

現在政府が検討している小規模分散型パッケージツアーは、新型コロナウイルスの感染予防対策の観点から、様々な制限を設けています。

たとえば、ツアーの目的地は一か所に集中しないよう分散し、密を避けて実施できる観光プランを用意します。

さらにツアーに参加できる観光客は新型コロナウイルスの流行が落ち着いている国や地域からのみとし、ツアー中の移動はすべて貸切バスで行われる予定です。

いずれも、ツアー内容は感染症や旅行業に精通している専門家たちからの意見も踏まえて検討されます。

コロナ後の訪日旅行の皮切りとして期待される分散型旅行

新型コロナウイルス感染予防対策としてもっとも重要なことの一つは、人との接触を避けることです。

平日の旅行の実施、人数を制限した少人数での移動、人気の観光地を避けた目的地の設定といった分散型旅行は、withコロナの時代にとって、私たちの旅行スタイルの定番になると考えられます。

分散型旅行は日本国民の国内旅行だけでなく、訪日観光客の旅行スタイルとしても期待されています。

インバウンド事業者は、分散型旅行のスタイルに則ったプランの検討やキャンペーンを実施することで、観光客にとっても、観光客を受け入れる我々国民にとっても、安全かつ安心な旅を提供することが期待されます。

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【2023年インバウンド最新動向を予測】国・地域別デジタルマーケティング戦略


2022年10月からついに入国者数の上限撤廃、短期滞在者のビザ免除等が実施され、訪日観光が本格的に再開されました。

未だ"完全回復"には至っていないものの、観光地によってはすでに多くの訪日外国人観光客が訪れているところもあり、「インバウンド対策」への関心が急速に高まっています。

では、今やるべきインバウンド対策とはなんでしょうか。そしてそれを国・地域別に見ると、どういった違いがあるのでしょうか。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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