国内最大級、1,000件以上の相談会が実現!「オンライン関西観光セミナー・個別相談会」開催レポート

コロナ禍によって対面でのセールスコールが難しい中、訪日ラボでは海外の旅行会社と日本の企業・団体をオンライン上でつなぐ施策を自治体やDMOの協力を得ながら開催しています。

今回、近畿運輸局と関西観光本部は1月28日~2月5日にかけて「東アジア・マレーシア市場におけるメディア等を活用した関西広域PR及び教育旅行誘致事業」として、「オンライン関西観光セミナー・個別相談会」を開催しました。

株式会社mov(訪日ラボ運営企業)は、本事業の全体運営に携わりました。

本記事では、日本側、台湾側合わせて総勢140以上の企業・団体が参加した、「オンライン関西観光セミナー・個別相談会」の様子を紹介します。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる

1,000件以上の日・台相談会が実現「オンライン関西観光セミナー・個別相談会」

1月28日~2月5日にかけて、近畿運輸局と関西観光本部が主催する「オンライン関西観光セミナー・個別相談会」(以下、本相談会)が開催されました。

本相談会は、訪日最大ボリューム層を占める東アジアの中で、台湾の主要3都市(台北、台中、高雄)の旅行会社および教育旅行関係者向けのセミナー・個別相談会をオンラインで開催するというものです。

本相談会によって、台湾市場に新型コロナウイルス感染症対策等の情報を伝え、入国制限解除後の関西に向けた旅行の商品化、積極的な販売促進及び関西の教育旅行誘致を目指しています。

開催期間中には日本側71、台湾側75、計146の企業・団体が参加し、1,000件以上の相談会が実現しました。

本相談会の運営にあたっては、株式会社mov(訪日ラボ運営企業)が全体運営を担いました。

なお、パートナー企業として、台湾側の企画運営を媒迪亞維博有限公司(CAKEHASHI corporation.)、台湾の旅行会社調整に誠亞國際有限公司の協力のもと、開催の実現に至っています。

1月28日〜2月4日・観光関係者向け相談会

1月28日〜2月4日の期間では、観光関係者向けの相談会が開催されました。ここでは、その様子の一部をご紹介します。

大歩危・祖谷温泉郷の魅力をスライドで紹介:徳島県三好市様×飛鳥國際旅行社有限公司様

徳島県三好市様と飛鳥國際旅行社有限公司様との個別相談会では、スライドを用いて日本三大秘境温泉である大歩危・祖谷温泉郷や、徳島県のグルメ、徳島線を運行する「藍よしのがわトロッコ」、そして伝統芸能である阿波踊りを紹介していました。

様々な写真や資料を画面共有しながら、オンライン上でも問題なく魅力をプレゼンテーションしていました。

個別相談会の様子 徳島県三好市様 飛鳥國際旅行社有限公司様
▲個別相談会の様子:徳島県三好市様×飛鳥國際旅行社有限公司様

ホテルのこだわりと、安全・安心な受け入れ環境体制を訴求:Zentis Osaka様×可樂旅遊様

2020年7月にオープンした大阪・堂島浜に位置するホテル、Zentis Osaka様と可樂旅遊様との相談会では、ホテルの立地や周辺環境、外観やインテリアへのこだわり、レストラン、バー、ラウンジなどのホテルに併設された施設を詳しく紹介していました。

また、新型コロナウイルス対策として食事はビュッフェ形式ではなく小鉢で提供していることなど、安全・安心な受け入れ環境づくりについても伝えています。

「カップルやご家族で楽しんでいただきたい」というZentis Osaka様のプレゼンテーションに対して、可樂旅遊様もFIT向けに紹介したいとコメントされており、コロナ後の需要を先取りしたホテルのプレゼンテーションに関心を示していました。

個別相談会の様子 Zentis Osaka様 可樂旅遊様
▲個別相談会の様子:Zentis Osaka様×可樂旅遊様

2月3日〜2月5日・教育旅行関係者向け相談会

2月3日(水)〜2月5日(金)の期間では、教育旅行関係者向けのセミナー・相談会が開催されました。

開催期間中、2月3日(水)〜2月4日(木)は関西5府県と台湾の中学校・高校計12校との合同セミナー、2月5日(金)には個別相談会が開催されました。ここでは、合同セミナーの様子をご紹介します。

関西5府県と台湾の中学校・高校12校との合同セミナーの様子

合同セミナーでは、大阪、京都、奈良、和歌山、兵庫の5府県のコーディネーターが、台湾の中学校・高校計12校に向けてプレゼンテーションを行いました。

なお、5府県それぞれのコーディネーターはいずれの方も元校長先生という経歴をお持ちです。この経歴を存分に活かし、教育現場について精通したコーディネーターが最適な旅程を提案できると伝えていました。

合同セミナーは各府県とも美しい自然の風景や観光地の写真を交えながら紹介しており、時には「せんとくん」や紀州犬をモチーフにした「きいちゃん」などのご当地キャラクターも説明に用いながら、終始和やかな雰囲気で行われました。

教育旅行関係者向け・合同セミナーの様子 編集部キャプチャ
▲教育旅行関係者向け・合同セミナーは終始和やかな空気の中行われた:編集部キャプチャ

関西ならではの教育旅行の魅力を訴求:各府県の周遊しやすさ、アクセスの良さをPR

関西エリアの教育旅行のアピールポイントとして、関西国際空港から100キロ以内で5府県を周遊できることをPRしていました。

車であれば1時間半で5府県を回れてしまうことを伝えながら、「東京よりも旅費が安いですよ」と、台湾の学校側の方々の笑いを誘っていました。

合同セミナーの最後では、コロナ禍の今はオンライン上での学校交流を続けていき、交流の輪を閉ざさないようにしましょうと呼びかけていました。

▲東京よりも旅費が安く、一度に多くの場所を回れますよとアピール 編集部キャプチャ
▲東京よりも旅費が安く、一度に多くの場所を回れますよとアピール:編集部キャプチャ 

開催を終えて。近畿運輸局様・関西観光本部様へインタビュー

「オンライン関西観光セミナー・個別相談会」を無事に終えたあと、主催者である近畿運輸局 観光部 国際観光課の谷本 真弓様、関西観光本部 プロモーション部 主任調査役の中井 孝一様、小森 由香様にお話を伺いました。

▲主催者へのインタビューの様子:上段左から近畿運輸局・谷本様、関西観光本部・小森様、訪日ラボ・岡安、下段左から訪日ラボ・川西、関西観光本部・中井様
▲主催者へのインタビューの様子:上段左から近畿運輸局・谷本様、関西観光本部・小森様、訪日ラボ・岡安、下段左から訪日ラボ・川西、関西観光本部・中井様

開催に至った経緯・意図について

_今回の「オンライン関西観光セミナー・個別相談会」は、オンライン形式としては国内最大級の規模となりました。そもそもこのような規模の商談会の開催に至った経緯を教えてください。

谷本様

毎年台湾の旅行会社と行っていた「台湾大商談会」は今年で7回目となる、歴史ある商談会です。

昨年までは日本の企業・団体が実際に台湾の高雄、台中、台北の各都市に足を運んで商談していたのですが、コロナ禍によってそれが難しい状況になってしまいました。諦めてしまうことは簡単ですが、歴史ある「台湾大商談会」を続けていきたいという想いがありました。

そこで関西観光本部さんと話し合いながら開催の形を模索していった結果、今回の「オンライン関西観光セミナー・個別相談会」の開催実現につながりました。

中井様

昨年の10月ごろまで、オフラインの場でなんとか開催できないかという想いはありました。

オンライン上で繋ぐ場合の、予期せぬトラブルに対する不安はやはりありましたから。

小森様

昨年の夏場までは、オフライン・オンライン両軸で開催の可能性を検討していました。

そうした中、訪日ラボさんがオンライン商談会開催の実績があると知り一度話を聞いてみようと思ったのが、今回の商談会開催実現の糸口をつかむことになりました。

実際に話を聞いたことで「本当にオンラインで開催できるかもしれない」と本部内でも機運が持ち上がり、一度トライしてみようとなりました。

開催を終えて

_実際に開催を終えて、いかがでしたでしょうか。参加された方からのご感想も教えてください。

谷本様

「台湾大商談会」をなんとか開催したかったものの、商談後すぐにツアーを造成して、日本に旅行に来てもらうことは難しいのもまた事実です。

その一方で、今回のオンライン商談会は「相談会」という位置付けでもあると思っています。

コロナ禍の現在、日本側・台湾側が情報交換をすることで、今後のヒントが生まれ、観光需要回復に向けた足掛かりとなればという想いがありました。

実際に参加された台湾の旅行会社の方からは、「日本の観光事業者の状況がわかってよかった」という声もいただいています。

中井様

開催終了後のアンケートで、参加者の満足度が当初の予想より大幅に高かったことがわかりました。

参加した事業者の方々からいただいた生の声には、「とにかくコロナ禍でも商談会に参加できて良かった」という声や、「場所を選ばないことで様々な部門の担当者を一緒に参加させることができた」という声がありました。

また、「運営のきめ細やかなフォローがとても良かった」というものがありました。

訪日ラボさんには開催前に入念に通信環境や接続の確認をしていただり、開催期間中も細やかなフォローをしていただいたことで、ほとんど遅滞なく相談会を進めることができました。 それがこういった声につながったのだと思います。

小森様

今後もオンライン形式の商談会を開催する必要は出てくると思います。

その一方で、今回のオンライン商談会の運営をデジタルだけで完結させることは不可能でした。

デジタルを活用することも大切ですが、それと同時に人の手によるあたたかなフォローがあってこそ、参加者の満足度向上に繋がるのだと思います。

大成功に終わった「オンライン関西観光セミナー・個別相談会」

今回の「オンライン関西観光セミナー・個別相談会」は、日本側、台湾側を合わせて140以上の企業・団体が参加し、それぞれをオンライン上でつなぐという、非常に大規模なイベントとなりました。

国境を超えて多くの関係者が関わる本相談会でしたが、開催期間中には1,000件を超える多くの相談会が無事に行われ、日本側・台湾側双方から手応えを感じたという感想が得られています。

海外の旅行会社をオンラインでつなぐ本相談会は、出張費用や宿泊費用といった多額のコストをかけることなく、訪日旅行の誘致に向けた取り組みを行うことができます。この点においては、オンライン形式での相談会はウィズコロナ時代に限った営業の「代替手段」ではなく、コロナ収束後においても有効なセールス手法といえるでしょう。

訪日ラボは日本のインバウンド事業者の発展のため、今後も様々な施策を実行してまいります。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!