大阪万博のロゴマークに反応さまざま グッズ化する人も コンセプトは?

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

来たる2025年、日本では大阪・関西万博(以下大阪万博)が開催される予定です。

大阪万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に基づき、数多くの応募の中から決定したロゴマークが話題を呼んでいます。

本記事では、大阪万博のロゴマークのコンセプトや、ロゴマークに対してどのような反響があったのかについて紹介します。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

大阪万博のロゴマーク | コンセプトは「いのちの輝き」

大阪万博のロゴマークのコンセプトについて説明します。

5,000件を超える応募の中から決定

2020年8月、日本国際博覧会協会は、大阪万博のシンボルとなるロゴマークが決定したことを発表しました。

ロゴマークは、全国から集まった5,894作品の中から、一般からの意見を参考にしながら、建築家の安藤忠雄氏が座長を務める選考委員会によって最終決定されました。

アートディレクターのシマダタモツ氏を代表とする「TEAM INARI」がデザインを手がけたもので、万博プロモーションなどで広く使われます。

「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマを表現したロゴマーク

決定したロゴマークは、2025年の大阪万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に合うとして選ばれました。

細胞をイメージした赤い楕円が輪状に連なって、ひとつの生命体が表現され、1970年の大阪万博のデザインも要素に取り込まれています。

デザインコンセプトでは、サイエンスやテクノロジーの発見や、エンターテイメントの興奮、アートやクリエイティブの感動が、人の細胞にも元気を与えるとされています。

一人ひとりの個性が躍動して集まり、つながり、いのちの輝きがあふれるというイメージが表現されています。

安藤忠雄氏は「左右対称ではない大阪らしい楽しさがあり、良い『違和感』もある」として評価しました。

ロゴマークに対する反響、賛否について

大阪万博のロゴマークは、その独創性からSNSなどを通じて反響が広がりました。

ロゴマークに寄せられた意見や反響を紹介します。

ロゴマーク発表時は賛否両論「気持ち悪い」、「かわいい」など様々な意見

大阪万博のロゴマークに対し、市民からは「気持ち悪い」「ホラー」との感想も聞かれました。

また大阪府大阪市にも、電話やメールで否定的な内容の意見が寄せられました。

一方で「かわいい」「まさに生命の輝き。奇抜ではあるが忘れられない」といった肯定的な意見も多くあって賛否両論の様相を呈し、大きな反響を呼びました。

SNSで話題:二次創作も

特にTwitter上ではロゴマークが話題を呼んでおり、人気漫画や商品のキャラクターに似ているという声も上がりました。

ロゴマークをもとにしてブレスレットやラテアートが制作されたり、加工画像などの二次創作も見受けられました。

SNSの拡散力により、ロゴマークと万博への認知度が高まりました。


▲Twitter画面のキャプチャ:訪日ラボ編集部
▲Twitter画面のキャプチャ:訪日ラボ編集部

引用元:@livercityjp氏のツイート


▲Twitter画面のキャプチャ:訪日ラボ編集部
▲Twitter画面のキャプチャ:訪日ラボ編集部

引用元:@isopresso氏の投稿

大阪万博のロゴマーク | イベントの認知度向上への貢献

ここでは、大阪万博のロゴマークがどのように万博に貢献したのか、大阪府の吉村知事のコメントを合わせて紹介します。

大阪万博の認知度を高めた

賛否両論あった大阪万博のロゴマークですが、その話題性やSNSで反響があったこともあって、大阪万博の認知度を高めることにつながりました。

大阪府の吉村知事も「ありきたりで批判も意見もなくすぐ忘れられてしまうロゴより、奇抜だけど忘れられないロゴのほうが良い」とロゴに対する好印象を述べました。

話題性があり知名度も上がったため、ロゴマークに関連した商品開発などマーケティング戦略の側面からは、滑り出しは好調といえそうです。

選出過程は非公開

応募があったロゴマークに対して寄せられた意見の一部は、万博の協会のサイトに公開されました。

しかしこれらの意見が選考にあたりどのように参考にされたのか、またロゴマーク選考の過程はどのようなものであったのかは、一般市民側に明らかにされていません。

一部では、具体的な選考過程を明らかにするよう求める声もあがりました。

人々の関心を集めて集客・イベント成功へ

大阪万博のロゴマークは、結果的に多くの人々の関心を集め、万博の認知向上に貢献したといえます。

独創性のあるロゴマークやコンセプトを通して、人々の関心を集めたりSNSでの拡散を図ることでイベントの認知度を上げ、イベントへの関心の高まりや集客につなげることができます。

外部の意見を取り入れつつイベントを周知したり、内容について透明性を確保しながら決めていくことが、イベントを成功させる上で重要となるでしょう。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる

<参照>

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会:万博について

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会:ロゴマークについて

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに