2021年5月のゴールデンウィークでは、1回目の緊急事態宣言が発令されていた昨年の同時期と比べ、各地で人流が大きく増加しました。
特に、緊急事態宣言対象地域以外で人流が増加しています。
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ゴールデンウィーク、各地で人流増加
内閣官房は2021年5月6日、2021年5月5日15時台の増減率を図っている、「全国主要観光地における人の流れの推移」を発表しました。また、人流を測定している株式会社Agoopでも、ゴールデンウィーク期間の人流推移が発表されました。
軽井沢では251.0%、伊勢神宮では106.1%前年比増、宣言対象地域外の周辺観光地で増加
内閣官房の同資料によると、緊急事態宣言が派出されている東京都、大阪府、京都府、兵庫県の周辺観光地で人流が増加しています。
軽井沢駅周辺では251.0%、また伊勢神宮周辺でも106.1%、前年より増加しました。
東日本では、箱根湯本周辺では57.9%、日光東照宮周辺では、26.1%、江の島周辺では15.0%、浜名湖舘山寺温泉周辺前年同月比5.8%、前年より増加しました。
また、AGoopの調査「<東日本エリア>新型コロナウイルス拡散における人流変化の解析 2020/01/01〜 2021/05/05」によると、ふなばしアンデルセン公園で1672.1%、東京ディズニーリゾートで1483.2%、前年より増加しました。
千葉県のテーマパーク2施設においては、昨年は緊急事態宣言発令地域だったものの、今年は宣言対象外で開園していたことから、人流が増加したものと考えられます。
西日本では、内閣官房の同資料によると、淡路島・明石海峡大橋周辺で前年同月比32.9%、前年より増加しました。
新千歳空港駅で265.1%前年比増、飛行機で遠方への旅行も
また、AGoopの調査でも、緊急事態宣言以外の地域で人流が増加していることが分かりました。
東日本では、同社の前述の資料によると、新千歳空港駅で265.1%、羽田空港国内線ターミナル駅で215.2%、前年より増加しました。
西日本でも、同社の「<西日本エリア>新型コロナウイルス拡散における人流変化の解析 2020/01/01〜 2021/05/05」によると、那覇空港駅で219.7%、福岡空港駅で199.5%、ナガシマスパーランドで172.7%、名古屋駅で160.7%、前年より増加しました。
東日本、西日本共に空港駅での人流が増加しており、また羽田空港国内線ターミナル駅で人流が特に増加していることから、東京在住の人が飛行機で遠方の観光地に訪問したことが予測できます。
神戸市メリケンパーク周辺では70.6%前年比減、緊急事態宣言地域では人流減少
一方、緊急事態宣言対象地域については、内閣官房の同資料によると、東京都浅草雷門周辺では22.7%、京都円山公園では37.7%、神戸市メリケンパーク周辺で70.6%、前年より減少しました。
上記の傾向から、緊急事態宣言対象地域に居住している人が、宣言対象外の地域に移動したことが考えられます。
長引く自粛、緊急事態宣言に伴い、多くの人の中で旅行熱が高まりつつあるようです。
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<参照>
株式会社Agoop:<東日本エリア>新型コロナウイルス拡散における人流変化の解析 2020/01/01〜 2021/05/05
株式会社Agoop:<西日本エリア>新型コロナウイルス拡散における人流変化の解析 2020/01/01〜 2021/05/05
内閣官房:全国主要観光地における人の流れの推移(令和3年5月5日(水)15時台の増減率)
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