ワクチン接種進展で、国際線再開や増便の動き広がる【世界の航空便増減まとめ 6月】

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

新型コロナウイルスの影響で、世界各国の航空会社では運休や減便が続いてきましたが、ワクチン接種の進展などを背景に、運航再開や増便、新規路線就航の動きが目立ち始めています。

IATA国際航空運送協会)による2021年3月世界旅客輸送実績によれば、国際線と国内線の合計で、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)はコロナ禍以前の2019年同月と比較して67.2%減に、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は56.8%減となり、ロードファクター(座席利用率、L/F)は19.7ポイント低下の62.3%でした。

またIATAとTourism Economicsは、世界の旅客数は2021年に、コロナ禍以前の水準である2019年の52%まで回復し、2022年には88%、2023年にはコロナ以前の水準を上回って105%になると予測しています。

さらにIATAは、航空のスムーズな再開に向けて、検査やワクチン接種の証明などの健康管理に対応するため、デジタル化が欠かせないと強調しています。

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

【アジア】日本や香港で国際線再開、台湾でも新規路線就航

日本では、2020年の利用実績は前年比大幅減となったものの、国際線の再開や増便の動きも出てきているほか、トラベルパスの導入など新たな取り組みも進められています。

香港台湾などでも、国際線の再開や新規路線の就航などの動きがみられています。

日本国内

2020年実績は前年比大幅減

5月10日にANAが発表した2020年度通期の利用実績によると、国際線の旅客数は前年度比95.5%減の42万7,392人で、L/Fは53.3ポイント低下し19.6%に、国内線は旅客数が72.5%減の1,055万282人で、L/Fは24.2ポイント低下し43.1%となりました。

また、日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)と琉球エアーコミューター(RAC)、日本航空(JAL/JL、9201)沖縄支店による、2020年度の輸送実績速報値によれば、JTAの旅客数は前年同期比58.9%減となる127万5,194人で、L/Fは29.3ポイント低下し46.6%となりました。

またJALが5月7日に発表した、2021年3月期通期連結決算は、最終損益が2,866億9,300万円の赤字となり、スターフライヤーの同決算も、純損益が100億6,700万円の赤字となりました。

JALANA、スカイマークなど航空10社が5月6日に発表したゴールデンウィークの利用実績によれば、10社の発表値の合計で、旅客数は国際線が前年同期比2.63倍の2万757人、国内線は10.37倍の108万5,752人となりました。

コロナ禍以前の2019年同期と比較すると、旅客数は国際線が97.3%減、国内線は72.8%減となっています。

JALの2021年3月利用実績は、国際線の旅客数が前年同月と比べ81.8%減の4万662人で、L/Fは21.7ポイント低下し14.8%になるなど大幅な前年割れが続いています。

国内線は旅客数が21.0%減の117万4,457人で、L/Fは25.4ポイント上昇し63.7%となりました。

国際線の再開や増便の動きも

JALは成田発着の釜山と高雄の2路線を当面運休し、成田~シカゴ線などの開設を延期すると発表しました。

一方でANAは、成田発着のサンフランシスコ線とジャカルタ線を7月から再開するほか、ロサンゼルス線とシンガポール線を増便する予定で、5月から6月には、帰国需要向けの関西行き臨時便を、シカゴとサンフランシスコから運航します。

またZIPAIRは5月27日、運休中の成田~ホノルル線を7月21日から週1往復で再開すると発表しました。

ANAで新たな取り組み続々

5月7日、ANA羽田空港の国内線保安検査場入り口に、フラッパー付き自動ゲートを導入し、11日から順次導入すると発表しました。

5月11日には、IATA国際航空運送協会)が開発しているスマートフォン用デジタル証明書アプリ、「IATAトラベルパス」の実証実験を、5月24日から6月6日まで実施することも発表しました。

さらに5月20日には、ANAを傘下に持つANAホールディングスが、スマートフォンを使ってバーチャル空間での旅行や買い物などが楽しめるプラットフォーム「SKY WHALE(スカイホエール)」を開発し、2022年からサービスを始めると発表しました。

この続きから読める内容

  • 韓国
  • 香港
  • 台湾
  • 【東南アジア】7月からタイ・プーケットで観光客受入れ開始、国際線の再開や増便相次ぐ
  • タイ
このページの続きを読むには会員登録が必要です
\無料・1分で登録完了/

訪日ラボ無料会員
登録すると…

50,000ページ以上の
会員限定コンテンツが
読み放題

400時間以上の
セミナー動画が
見放題

200レッスン以上の
インバウンド対策の
教科書が学び放題

\無料・1分で登録完了/

今すぐ会員登録する
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに