韓国国土交通部は6月29日、ソウル市内のホテルで北マリアナ諸島(米自治領)のサイパンと「トラベルバブル」合意文の署名式を行ったと発表しました。
今回の合意は、6月6日に韓国政府がトラベルバブルの推進策を発表してから初の合意地域となりました。
両国間の合意内容によると、旅行できるのは両国の国籍を持つ人やその外国人の家族で、自国の保健当局が承認したワクチンの接種を完了してから14日以上経過していることが条件となります。
インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)
韓国トラベルバブルへ、まずはサイパンから
韓国国土交通部は7月1日、写真付きでサイパンとのトラベルバブル調印の様子を発表しました。
なお現地メディアによると、トラベルバブルで利用される両国の保健当局が承認したワクチンは米ファイザー、米モデルナ、米ヤンセンファーマ、英アストラゼネカの4種です。
トラベルバブルを利用した旅行には、保健当局が発行した接種証明書と出発前72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書が必要です。
現地に到着した当日に再度検査を受けて指定されたホテルの客室で待機し、陰性が確認されれば自由に旅行できます。
なお、今回の合意によって実際に旅行が可能になる時期は、現地の防疫措置の事前点検と旅行会社の集客のための準備期間を考えると早くても7月末~8月初めと予想されています。
今回の合意締結に当たり金弘洛(キム・ホンラク)国土交通部国際航空課長は「今回の協定締結が航空や観光産業の回復につながることを願う」とし、「今後も防疫優秀国とのトラベルバブル締結のために努力する」と述べました。
なお韓国疾病管理庁によると、韓国のワクチン接種率は7月1日現在全人口の約30%でした。日本では同日首相官邸が発表したデータによると、ワクチン接種率が18%程度と韓国よりも10%程度遅れています。
ただし日本においては、残り10%程度ほどワクチン接種率があがればトラベルバブルが導入される一つの目安になるとも考えられます。
日本においても同様に、安全を担保しつつトラベルバブルを導入を検討することが求められると考えられます。
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる
<参照>
韓国国土交通部:황성규 2차관 한-북마리아나제도 여행안전권역 합의문 서명식
韓国疾病管理庁:코로나19 국내 발생 및 예방접종 현황(7.1., 0시 기준)
首相官邸:新型コロナワクチンについて
聯合ニュース:韓国がサイパンと「トラベルバブル」導入合意 7月中にも開始へ
訪日ラボ セミナー紹介&最新版インバウンド情報まとめ
「稼ぐ観光・地域活性化」のヒントがわかるセミナーが目白押し!
RX Japan株式会社は、2024年5月8日〜10日に東京ビックサイトにて、「観光業/宿泊業」「ツーリズム」に関わるBtoB商談展「国際ツーリズムトレードショー」(iTT)を開催します。
この構成展である「観光DX・マーケティングEXPO」と「国際ウェルネスツーリズムEXPO」内では、セミナーが開催されます。
訪日ラボを運営する株式会社movも、「インバウンド×観光DX戦略」のテーマで登壇します!ご興味のある方はぜひご参加ください。
※訪日ラボは、「観光DX・マーケティングEXPO」「国際ウェルネスツーリズムEXPO」の公式メディアパートナーです。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「稼ぐ観光・地域活性化」のヒントがわかるセミナーが目白押し!観光DX・マーケティングEXPO / 国際ウェルネスツーリズムEXPOセミナーのご紹介
日本のインバウンド事業者が知らない「中国現地の最新旅行トレンド」
コロナ禍の収束後、インバウンド需要が順調に回復を続ける中、唯一回復が大きく遅れていた中国市場。
一方、ここ数か月の間は訪日中国人客数が順調に回復してきており、訪日旅行消費額も2024年1〜3月期では台湾を抜き、1位となったことがわかっています。
今、中国市場がどのような動向になっていて、今後どうなっていくのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は訪日ラボから、複数の中国SNSで在日中国人インフルエンサーとしても活動中の熊 孟華(ユウ モウカ)と、中国最大級の店舗・施設検索プラットフォーム「大衆点評」などを活用した中国向けプロモーションのコンサルティングを行う金子 泰士が登壇。
中国SNSや訪日プロモーションの「プロ」である2人が、気になる中国市場の最新トレンドについて語り尽くすセミナーをお届けします。
中国向けのインバウンドプロモーションに取り組んでいる方や、これから取り組もうとしている方は必見です!
詳しくはこちらをご覧ください。
→日本のインバウンド事業者が知らない「中国現地の最新旅行トレンド」
【インバウンド情報まとめ 2024年4月】3月訪日外国人数「300万人」突破 他
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、2024年4月版レポートから、3月〜4月のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。
最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!
本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→3月訪日外国人数「300万人」突破 / 2月の世界航空需要、コロナ前から完全回復【インバウンド情報まとめ 2024年4月】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!
→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる4月から観光・インバウンドに関わる仕事に就いたり、関連部署へ異動となり、知識のインプットに追われていませんか? また、より一層事業を推進するために必要な学び直しの機会を設ける担当者も増えてきております。
このセミナーでは、
新担当になって、インバウンドの何から始めたらいいか分からない
インバウンド推進が本格化し、改めて情報やノウハウを学び直したい
そもそもインバウンドに興味があるが、情報を収集できていない
方にとって必要な基礎情報と、知っておきたい新情報をお届けする機会となっております!
詳しくはこちらをご覧ください。
→4月までに学んでおきたい!【基礎から始めるインバウンド対策】 〜ラーチーゴー & ジャパンガイドが教える市場別最新データ〜