香港で「水上タクシー」試験運航 当面は観光向け、170人収容可能で3エリアを結ぶ

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

7月3日、香港「水上タクシーの運航が始まりました。

香港では、2001年から、ラッシュ時のフェリー混雑などの問題から水上航路の可能性が模索されていたということです。その後20年を経て、新たな水上移動手段が本格的に導入されました。

当面はトライアル期間となっており、観光船として運航していく予定です。

新たな水上移動手段として、また観光コンテンツとして、フェリーやクルーズ船とは一味違った楽しみ方ができるようです。


【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】

カンファレンスについて詳しく見てみる

香港で「水上タクシー」試験的にスタート

香港でフェリーを運航している富裕小輪(Fortune Ferry)が、7月1日に水上的士(Water Taxi、以下:水上タクシー)の運航を始めました。構想から20年以上を経て実現し、まずは観光向けの試験運航から始めていくということです。

20年以上を経て実現、チケットは初日に完売

水上タクシーの誕生については、2001年に香港内でのフェリー航路の研究の提言が始まりとなっています。

香港では、特にラッシュアワー時に推定トンネルの混雑が深刻であることが問題視されていました。この問題を解消するため、新たな水上航路の可能性が模索されてきたということです。

提言から20年を経て、7月3日に水上タクシーの運航が始まりました。当初は2020年末に運航開始が予定されていましたが、一度延期されていました。

水上タクシーを運行するFortune Ferryは、北角(North Point)から観塘(Kwun Tong)や中環(Central)から紅カン(Humg Hom)などを結ぶルートを設けています。

実際には、現在はまだトライアル運航期間とされていますが、初日には乗船チケットは完売し、収容可能人数170人でタクシーが埋まったとのことです。

観光向けの運航からスタート

水上タクシーは、当面の間観光向けに運航していくとされています。

路線間であれば自由に乗船、下船できる場所が設けられていることからクルーズ船とは異なりますが、水上タクシーに設けられているコンテンツはクルーズ船に引けを取りません。

Fortune Ferryによる水上タクシーには甲板部があり、そこから音楽ショー「シンフォニー・オブ・ライツ」を鑑賞できます。

また、パノラマビューで香港の究極の夜景を体験できるほか、公式サイトでは「東洋の真珠のユニークな魅力を感じることができます」といった魅力も押し出されています。

本格運航はまだ始まっていませんが、香港経済新聞によると、今後は乗客数や新型コロナの状況などを踏まえた上で評価を行い、便数や運航日、ルートの拡大についてを決める見込みであるということです。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる

<参照>
香港経済新聞:香港で「水上タクシー」がトライアル運航スタート 3エリアを結び当面は観光向けに
富裕小轮(Fortune Ferry):公式サイト
NNA ASIA:水上タクシー、就航を来年1~3月に延期
香港ポスト:水上タクシー、運航初日は満席

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに