日本政府観光局(JNTO)は、2021年6月の訪日外客数推計値を7月21日に発表しました。訪日外客数は9,300人で前年同月比262.6%増となりました。
ただし、世界では国境を超えた往来を再開する動きがあるものの、日本では観光目的の⼊国はいまだ認められていません。
本記事では、2021年6月の訪日外客数について、各市場のデータと動向をふまえて解説します。
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6月の訪日外客数は9,300人
2021年6月の訪日外客数は2019年同月比99.7%減の約9,300⼈でした。ただし厳しい自粛が続いていた2020年同月と比べると262.6%増加しました。しかし、変異株の感染拡大を受け2021年3月より訪日外客数は減少傾向が続いています。一方、7月23日から東京オリンピックが開催されているため、7月の訪日外客数は大きく増えることが予想されます。

東アジア
2021年6月の東アジア各国の訪日客(2019年同月比)は、韓国が800人(99.9%減)、中国が2,000人(99.8%減)、台湾が300人(99.9%減)、香港が50人(100.0%減)となりました。
国際的な人の往来再開に向けた段階的措置として、2020年10月8日からレジデンストラックおよびビジネストラックが運用されていたものの、2021年1月14日から運用が停止されています。
韓国
韓国では、海外旅行の中止や延期を国民に要請する、韓国政府による特別旅行注意報が、2021年8月14日まで再度延長されました。韓国人が日本から入国する場合は、韓国内で2回ワクチンを接種した場合に限り、計3回のPCR検査のみで隔離は免除されます。
なお韓国国内では感染が収束しておらず、7月25日時点の新規感染者数は1,422人でした。ワクチン接種も全体に行きわたっているとはいいがたく、接種完了者は国民の13.4%にとどまっています。
中国
中国では2020年4月21日以降、中国政府外交部から海外旅行自粛が指示されており、実質的に観光客の渡航が不可能な状況が続いています。
中国人が日本から入国する場合は、原則としてフライト搭乗前2日以内に実施したPCR検査と血清IgM抗体検査の陰性証明の取得、及び搭乗時の陰性証明書の提示、14日間の施設での隔離などが求められます。
なお中国国家衛生健康委員会によると7月25日現在1日当たりの感染者が668人であり、先月からは感染者数が大きく増えていますが、コロナによる死亡者はでていません。
台湾
台湾では国際線パイロットが変異株を持ち込んでから、感染拡大が続いています。
台湾衛生福利部疾病管制署によると、7月25日現在1日当たり13人の感染が確認されました。
感染者数は徐々に減少しており、7月27日から警戒レベルが引き下げられますが、レジャー施設や娯楽施設については引き続き閉鎖措置が続いています。
東南アジア
2021年6月の東南アジア各国の訪日客(2019年同月比)は、タイが100人(99.8%減)、シンガポールが40人(99.9%減)、マレーシアが100人(99.7%減)、インドネシアが500人(99.0%減)、フィリピンが400人(99.1%減)、ベトナムが400人(98.9%減)、インドで70人(99t.5%減)となりました。
タイでは7月15日から「サムイ島プラスプログラム」が始動しており、サムイ(Samui)島、パンガン(Phangan)島、タオ(Tao)島へワクチン接種者は検疫や隔離なしで訪問できます。
3日間はホテル敷地内での隔離が必要ですが、2週間後であればタイ国内の他の地域へも移動できるようになります。
一方シンガポールでは感染拡大を受け、3人以上の外出が禁止されています。
マレーシアでは日本への出国禁止、インドネシアでは上陸拒否など厳しい検疫体制がひかれている国々が多くなっています。
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豪州、北米
2021年6月の豪州の訪日客(2019年同月比)は、100人(99.7%減)となりました。なお豪州政府による日本に対する海外渡航禁止は継続されています。
2021年6月の米国の訪日客(2019年同月比)は、1,200人(99.3%減)となっています。アメリカではワクチン接種完了者は隔離不要で渡航可能な措置が続いています。
2021年6月のカナダの訪日客(2019年同月比)は、100人(99.6%減)でした。日本はカナダ政府によりレベル3の「不要な渡航の自粛」に指定されています。
2021年6月のメキシコ訪日客(2019年同月比)は、80人(98.6%減)となりました。
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