グアム政府は、グアム島の成人の80%が新型コロナワクチン接種を完了させたと発表しました。これに伴い、感染症拡大防止のために島内で敷かれていたほとんどの制限が解除されました。
韓国との定期航空便が再開し、一部地域ではグアム観光局によって島民や観光客が利用できる無料のバス走行が始まるなど、観光業の回復に向けた動きも進んでいます。
関連記事:韓国でワクチン接種条件にトラベルバブル導入へ、まずはサイパンから
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グアムが集団免疫獲得を宣言、観光再開へ前進
グアム政府は、7月29日に島内の成人人口におけるワクチン接種完了率が目標の80%に達し、集団免疫を獲得したと発表しました。
これに伴い、島内の制限緩和や観光再開への動きが進んでいます。
目標の「ワクチン接種完了率80%」を達成、島内の制限緩和
グアム政府は、島内のワクチン接種完了率が目標を達成したことを受け、感染症対策として設けていた制限を7月30日より緩和しました。
経済活動に対して課されていた、社会的な集まり、社会的距離の確保、予約制による運営などの制限はすべて解除されます。これまで制限が求められていた主なビジネス、サービスは以下の通りです。
- 飲食施設(フードコート、ダイニ-レストラン、バー、居酒屋
- 体育館、フィットネスセンター
- ウォーターパーク、スイミングプール
- セラピーマッサージ施設
- 組織化されていない集まりの身体活動/スポーツ
- 化粧品店
- 通夜・葬儀
- 礼拝所
なお、島民や観光客の安全確保のため、マスク着用義務は今後も継続していくとのことです。
進む観光回復への動き 無料のバスサービスや韓国とのフライト再開も
制限解除の同日より、グアム政府観光局(GVB)は島内のタモン地域内で無料のトロリーバス運行を開始しています。
これはGPO(グアム・プレミアム・アウトレット)からマイクロネシアモールまでの間を走行するサービスで、島民や観光客は無料で利用可能です。
GVB局長兼CEOのカール・T・C・グティエレス氏は、トロリーバス運行サービスについて「私たちの地元のビジネスコミュニティをサポートする機会を提供します。」としており、経済活動再開への前向きな意向を示しています。
また、7月31日には韓国からの定期便も再開しました。グアムに到着したのは韓国の格安航空、ティーウェイ航空で、週1回の定期便だということです。GVBによると、今後も大韓航空、ジンエアーなどの航空会社を迎え入れるとしています。
なお、韓国はワクチン接種完了者を対象に海外旅行を許可するとしており、6月30日にはサイパンとの間でトラベルバブルを結んでいます。
関連記事:韓国でワクチン接種条件にトラベルバブル導入へ、まずはサイパンから
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<参照>
GUAM HOMELAND SECURITY OFFICE OF CIVIL DEFENCE:JIC Release No. 737 - DPHSS Issues Guidance Memo 2021-18
The Guam Visitors Bureau:Flights from Korea Resume to Guam
The Guam Visitors Bureau:GVB provides free Guåhan Trolley Service in Tumon
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
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