英ヒースロー空港、旅客数74%増加 2020年3月以来の高水準に 旅行規制の緩和で

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イギリスのヒースロー空港の8月11日付のプレスリリースによると、同空港の2021年7月の旅客数が前年同月と比較して74%の増加に転じたことを発表しました。

ヒースロー空港COOのEmma Gilthorpe氏は、以下のように述べています。

「旅行や貿易のルートが徐々に再開され、ようやく青空が見えてきました。しかし、仕事は少しも達成していません。政府は、ワクチンの配当を見積り、高価なPCR検査をより入手可能なラテラルフロー検査に取って代わる機会をつかまなければなりません。」

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前年同月と比較し大幅に増加した一方で、コロナ禍が大きな打撃に

ロンドン西部に位置するイギリス最大のヒースロー空港は、イギリス国内で新型コロナウイルス感染拡大のために敷かれていた規制の緩和で、2021年7月の旅客数が前年同月と比較して74%の増加に転じたことを発表しました。

イギリスでは今年7月に国内の新型コロナウイルス規制を最終段階(ステップ4)に移行し、ソーシャルディスタンスの確保や店舗、公共交通機関などでのマスク着用など、法的義務の多くを撤廃したばかりです。

2021年7月の旅行者数は、1,510,845人で2020年3月以来の月間最高旅客数を記録しています。

さらに、北米からの旅客数は前年同期比約230%増加したことで、ニューヨークJFK空港はヒースロー空港で最も人気のある路線に返り咲いたということです。

今週末にはアメリカの航空会社「ジェットブルー」を迎え、大西洋横断路線をさらに充実させる予定ということです。

プレスリリース内では、イギリスは指定のワクチンを接種したアメリカ人渡航者に対しては、検疫なしで渡航可能としています。一方、アメリカでは入国3日前以内に受けた陰性証明書を必要としている点から、ワクチンを接種したイギリス人旅行者と相互協定を結ぶ必要があるという見方を示しました。

観光業回復への兆しはあるものの各国からの渡航規制が残るため、旅客数はコロナ禍前の2019年7月と比べて80%以上減少しています。

新型コロナウイルスのワクチン接種が世界的にも普及していることを受け、一部の国では入国規制の緩和が段階的に行われていますが、旅客数がコロナ禍前の水準に戻るのはまだまだ時間がかかりそうです。

なおヒースロー空港は、SKYTRAX社の世界の空港を対象とした2021年版顧客満足度調査の旅客数規模別部門(2,000万人~2,500万人)において、1位となっています。

関連記事:イギリス、7月19日からコロナ規制を撤廃 今後もワクチン接種を進める姿勢

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<参照>
Heathrow Media Centre:プレスリリース
Heathrow Airport:Traffic statistics
GOV.UK:UK travel update: government waives quarantine for arrivals fully vaccinated from Europe and USA while also confirming international cruise restart
SKYTRAX:World’s Best Airports by Passenger Numbers 2021

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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