凸版印刷株式会社は、新型コロナウイルスのワクチン接種履歴をはじめとする、PCR検査の結果、抗原検査、抗体検査などの情報を一括管理できるアプリ「PASS-CODE」を開発したことを発表しました。
同社は、社内実証を踏まえることで「PASS-CODE」の開発をさらに進め、2021年12月の本格提供を目指すとしています。
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事業者向けの来場者管理アプリも開発
凸版印刷によると本アプリの開発は、コロナ禍において大きな影響を受けている医療機関をはじめ、飲食業、観光業などの事業者の課題解決を狙いとしています。
今回開発した「PASS-CODE」では、利用者はアプリ内で接種履歴やPCR検査の結果を一括管理できるとともに証明用QRコードを発行できます。
各種証明が飲食店やイベント会場で利用されることを想定し、事業者向けの来場者管理アプリも開発したということです。
これにより来店、来場者管理が必要な事業者は、専用アプリをインストールした端末で認証用QRコードを読み取ることで、感染症に関する情報を即座に確認することが可能となりました。
今後は光学的文字認識(OCR)による、紙のワクチン接種済み証明書のデジタル化機能も追加予定です。
本アプリの機能性や有用性の検証を目的として、職域接種会場でのワクチン接種者を対象に9月30日まで社内実証実験が実施されます。
実証実験では、証明用QRコードを活用した社内のカフェテラスでコーヒーなどと交換できる、接種済み証明の二次活用の有用性やアプリの機能性が検証され、検査結果管理機能やワクチン接種履歴の管理機能の拡充を図るということです。
凸版印刷株式会社によると、ワクチン接種済み証明と抗原検査結果の併用を可能にするため、本アプリと連動する抗原検査キットが開発途中で、今後新型コロナウイルス関連の様々な機能が実装されるでしょう。
現在、世界各国でIATAのトラベルパスをはじめとしたデジタル証明書の導入が進んでいますが、国際線の往来再開に向け、渡航手続きのデジタル化がさらに進んでいくと考えられます。
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<参照>
凸版印刷株式会社:凸版印刷、感染症情報管理アプリ「PASS-CODE™」を開発
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
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- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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