デンマークが現地時間8月27日、「新型コロナウイルス感染症は、自国でこれ以上社会に重大な脅威ではない」と発表し、制限措置を9月10日に事実上すべて解除すると海外メディア各社が報じました。
デンマーク保健省は、制限の解除について新型コロナが統制されており、ワクチン接種率が高いため新型コロナの特別規定も解除できるようになったと説明しました。
またワクチン接種の有無や陰性証明記録などを含めた「コロナパス」についても、提示することがなくなると考えられます。
入国制限は維持されるものの、「コロナパス」について提示が必要だったナイトクラブや大型イベントについても規制が解除される見通しです。
デンマーク、行動制限解除へ
デンマーク国立血清研究所によると、8月27日時点で人口の71%がワクチン接種を完了しています。この高いワクチン接種率を受け、デンマークでは行動制限が解除される予定です。
また同国保健省の発表によると、「コロナパス」について、すべての場所で提示する必要がなくなるほか、集会への制限も持たれない方針です。
入国制限については、現在のところ解除される予定はありませんが、感染状況によって緑、黄色、オレンジ、赤によって区分されるリストのうち、最も厳しい規制であるレッドリストに載っている国はありません。
日本については8月14日から黄色に区分されており、EUおよびシェンゲン協定国以外では最も軽い規制となっています。
ワクチン接種者については隔離期間が完全に免除となり、PCR検査等も必要ありません。接種を受けていない人についても、入国後陰性が証明できれば隔離期間が免除となります。
また日本の海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)も使用可能となっています。
変異株が世界的に流行する中、どこまで感染拡大を抑えつつ、各国で行動制限が解除されるのかが注目されます。
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<参照>
外務省:海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧(8月27日現在)
デンマーク政府:Country categories
デンマーク国立血清研究所:Daglige opgørelser over vaccinationstilslutningen i Danmark
デンマーク保健省:Regeringen vil ikke forlænge kategorisering af covid-19 som en samfundskritisk sygdom i Danmark
The Guardian:Denmark to lift all remaining Covid restrictions on 10 September
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